第10の使徒 予約開始② | 稲坂浩臣造形日記

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稲坂浩臣の造形活動を広く知ってもらう
べくブログを始めようと思います。


先週に引き続き第10の使徒について。

(12時まであと少し!やばい!)


CCP HP上でも受注が開始されました。


ザニンジャも偶然同じタイミングで受注が

始まったので書きたいですが

ニンジャについては来週書こうと思います。


http://www.ccp.jp



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今日書きたかったのは、絵の解釈について。


前回(見てない方はよければ見てやってください)

成形や生産上の都合で造形のアレンジをしたことは

書きました。


確かにアレンジした部分もありますが

ものすごく悩んで解釈した部分もあります。


それが今日の内容です。


まずこれを見ていただきたい。



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ほぼ、唯一ともいってもいい、第10の使徒の

設定資料です。


多分現状立体化されている造形物は

これを参考に作っているのではないかと思います。


ただ、問題はこのイラスト。


初号機の場合、アニメーターさんたちに

形を把握してもらうために、設定資料としての

模型を作ったことは有名な話ですが、

多分この第10の使徒は厳密なデザイン設定がない

のではないかと思うんです。


よくよく見てもらうとわかると思いますが

シーンごとに別物といっていいくらい

形状が変化していますし、カットとしての

かっこよさ重視で、立体としての整合性に

重きを置いていない気がして

当初は解釈をあきらめようとしました。


ただ、正直アニメーターさんたちは

天才です。


無意識なのかそうでないのか分かりませんが

どの絵のラインにも、影にも、きっちり

立体の解釈を入れてるんです。


だからフィギュアを作る上では

最大限の敬意をもって

絵を考察し、解釈しなければならないのです!


そこでこの稲坂は考える。(DIO風)


どこかにヒントはないのか?


その探したヒントがこれ。



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とこれ。


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実はこの2枚のカットは同じ場面。


分かりやすいのはこの場面しかないので

ここから考察するしかありません。



2枚目は真横からのアングルなので分かりやすいですが

騙されやすいのが1枚目。


一見、最初の設定資料と似てるので

通りすぎてしまいそうになりますが

この場面のカメラアングルは図で表すとこうです。



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零号機とビーストモードの弐号機の

足元、地面スレスレからのショット。


つまり、相当下から見上げているということです。


そこで、設定資料を忠実に再現している

よくできた使徒の模型があったので

検証してみます。



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そうそうそう。このアングル。

使徒も絵に近い感じに見えます。


これを横から、見るとどうなるか。



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あれ?


お分かりでしょうか?



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こうするとわかりやすいでしょうか?


設定資料通りに作るとこの場面の

整合性が合わなくなるんです!



なんて難しいんだ!第10の使徒!!



というわけで長々と説明しましたが

この問題を全身全霊で解決しようと

試みたのが今回の作品です。


是非!手にとって検証してみてください!


僕の意図が少しでも伝わって


「なるほど!こういう考え方もありだね!」


とか


「いや、稲坂違うな、お前はまったく分かってない。

 使徒の解釈はこうなんだ」


とか


「そもそも絵は実際どうなっているんだ?

 もう1回DVDを見直そう」


など、手にした後も議論が続くような

フィギュアになるといいなと思っています。


僕はそんな部分もフィギュアのよさだと

思うので、本来あまり説明するものではありませんが

長々と語らせてもらいました。

(ここまで我慢して読んだあなたは偉い!!)





くどいようですが、是非!


これが売れればまだ使徒を作れますので(笑)


是非よろしくお願いします!




↓下記HPで受注してます↓

http://www.ccp.jp