父が隣県のインターハイ予選の決勝カードを見て、こことやって負けたなぁ、と朝から高校時代を振り返っていた。

父の代は2個上が強く1個上が弱く、父の代と一個下が強かったそう。
強 弱 強 強。

この弱い1個上のおかげか、父の代とその下は出場機会に恵まれメキメキ上達したのだった。父は高1の時からAチームに帯同し、チョイチョイ試合に出られた。



2年の終わり頃には、県内に敵なし!と言われるほど仕上がっていて、2軍にもゴロゴロ上手い後輩(←後のJリーガー達)がいて選手層も厚く、全国に行けるとみんなが思っていた。

その2年の終わりに茨城県で高校サッカー全国ベスト8クラスが集まる大会に参加した時、8試合あって、県内で無敵状態で優勝するつもりで行ったのに

最初の4試合に4連敗し、マジでびっくりしたそうだ。
驚いて言葉が出なかったらしい。ロッカールーム沈黙、監督も。

こんなに歯が立たないのか、俺らが?!
しかも0-8とか大量得点くらい、このままでは帰れない、ビビらず死ぬ気で戦おう!!となって、残りは4連勝。
父のよく言う『最後は気合い』は、この時に感じたことなのか。

その後、また全国強豪校に4連勝した勢いに乗って、冒頭に出てきた隣県の全国常連校と試合した時、父は初めて試合に負けて泣いたのだった。

それは、自分についた相手が、色々選ばれている有名センバで、振り返った時に抜ける気が全くせず、弱気になって股抜きをしようとして失敗した、

股抜きって決まらなければ最悪、その弱気になった自分が許せず悔しくて、涙が出てきたらしい。0-1で負けた。あの時自分が、自分を信じて仕掛けられたら、違った景色が見えたかも、と今でも悔やんだ感情が忘れられない。

だから父は息子に、高校サッカー決勝、お正月の全国のサッカー少年やサッカー親が見ている試合でも、全日本クラスのセンバを前に、抜きに行くという選択が自然に出来る選手に育ってほしくて、今、両足基礎の徹底と、1対1の究極の感覚を身につけて欲しいのだ。

そんな話を朝から熱く語ってきた、そして母は言ってしまった、まあ、息子はセンバなんだけどね、今のところ、、、!!!

父の視線が痛かった。やっちまった、水を差す一言!!

父は息子には自分と同じフォワード、点取りになって欲しいみたいだけと、息子はいつも遠藤航やセルヒオラモスばかり見ている。

仕方ないよね!!コレばっかりは!!

昨日のクーバーでも、最後のゲーム始まって2秒で最高の間合いで相手からボールを奪い、そこから15メートル位あった狭いコーンのゴール目がけて弾丸シュートし、決まっていた!!←クーバーはよくゴール2ヶ所でゲームする、しかもシュートはグラウンダーのみ、調べたらキーパーは浮き玉よりゴロのが取りにくいから。

コートロール(すごい)!!とコーチに言われ、キレキレだった。良かった!足はもう痛くなさそう。

ただ気になったのは、年中の時から2年間一緒にやってきたTくん(その後は息子が曜日を変えてしばしお別れ、今年からまた一緒)を、全然剥がせん息子。
もっと上手い年上の子は逆をついたり緩急で抜けるのに、Tくんは勝てない。

父に言うと、相性あるでな、おれもなぜか抜けん先輩おった、全然上手くないのにディフェンスつかれると何故か苦手だった、なんでだろーな!笑

と言うので、何でか大事じゃない!対処しんと!Tを抜けるように!と言うと、なぜかまた父が動画を見ながら息子にディフェンスのおさらいを始めた。

自分が行くって決めたら、絶対抜かれたらだめだ。ボールを奪えなくても、相手は止めなかん、

最悪なのは足出して簡単に抜かれる事。1番やっちゃいかんディフェンス、こんなん守りになってない、

目的は!ボールを奪う!!相手が上手かったら奪えん時もある、そういう時はせめて相手を止めろ!それなら出来るから!!

と、強い相手への守りのディフェンスレクチャーが始まった。

そして息子の動画を見て、母が思ったのは、めっちゃ声出しとる。
ヘイ!だけじゃなく、後ろから横フリー!とか、止めた味方にナイス!とか、Tくんにも俺を止めてみろー!!と言ったり、声が出る事によって、より、楽しそうである!!

『声を出す!考える!味方に伝える!!』

コレが出来ると、より主体的に楽しめる!

出来ないと、やっぱりどこか受け身な気がする、、、


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