何かサイクルなのかリズムなのか、全てが全然上手くいかない。

嫌な事が次々と立て続けに起こる。

父とも言い争い、義母に小言を言われ、昨日の息子のフットサルもメンバーがやる気無しでモヤモヤし、挙げ句の果てに母が足を捻挫した。



グギッ。
くるぶしパンパンに。
痛いよーーー。

父が、外側は治りやすいから大丈夫!と。
やだよーーー、不便だよーーー。

歩けん。車も運転出来ず。
サッカー送迎も出来ず。

神様が鬼ババァにバチ当てた?!
そんな気がしてならん、、、

今朝も、母が足痛いから無理すれば送迎出来るけど、もう今日練習辞めとく?と聞くと、すぐウン!と頷く息子。

それにもまた凹む。

不満が募り、心が荒廃、停滞してどんより。定期的にコレ来るの、嫌だなぁ。むしゃくしゃする。

そんな時は、全てに感謝の心が持てない。そうなるとこうして怪我をしたり、病気になる気がする。強制リセットのエネルギーを感じる。

こんな時母は、本を読む。本棚から目に入ったこちらを手に取る。

これでも読むか。



なぜ生きるか?

その問いに答えはあるのか、

なぜ生まれ、生き、死ぬのか。生きてる間、何をすれば良いのか!!

そう問いたくなる。不自由な足を引き摺り、本を持ちソファへ。

この塩沼亮潤さんは、千日回峰行という命懸けの修行を終え、大阿闍梨の称号を授かった生き仏。

本当に命懸けなのだ、修行を途中で投げ出せん、その時は自害しなければならない、常に懐に自分の命を絶つ短刀を持って、そういう覚悟で千日間ひたすら歩く。

時には荒天の中、歯痛で気を失いながら、下痢が止まらない中10日で11キロ痩せながら、野生動物に遭遇しても歩き続けた。

夜中の12時半に出て、極寒の中滝行で身を打たれ、千メートル以上の高低差をひたすら歩き続け午後3時半に帰ってくる。

本書より引用。63ページ

気温、湿度、気候、毎日違うんです。わかりやすく言うと、その日の波があると思うのです。その波に自分がうまく乗れるように、自分自身をもっていく。
今日は何か調子が悪い、波長が合わないなと思うときに、何とかしてやろうと力むと、どんどん肩に力が入ってくるんです。そうすると山の思うつぼで、ドツボにはまってしまう。
一生懸命歩いているつもりなんだけれども、いつもより5分遅い、10分遅い。絶対に早く歩いているんだけれど、気の焦り、精神の乱れ、身体の乱れ、呼吸の乱れがある。
そういう波に乗れないときには、どうにでもなれと一回座って、バーンと泰然自若としているんです。
仕切り直しをして、瞑想して、よしと気が乗ってきた頃合いに、また、ゆっくり、ゆっくり、呼吸を合わせて、リズムを合わせて歩き始めると、元のペースに戻ることができる。そういうことが長い間の中でできるようになって、あーそうか、後すればいいんだ、合わせればいいんだと思った頃に終わってしまいました。

普通の日の勤行でも、今日の勤行は調子が良い。もう2時間でも3時間でも拝んでいたいと言う日もあるんです。
でも、今日は調子が悪いな、喉の調子も良くないなと言う日もあるんです。
調子が悪いからといって、そこであきらめるのではなくて、調子が悪くても、昨日の勤行よりも今日の勤行、今日の勤行よりも明日の勤行という、日々向上する姿勢と言うのは、非常に大事だと思います。山も昨日より今日、今日より明日、何か自分自身を向上させようという、貪欲な向上心が大切です。
元はできなかったんです。でも、だんだん行を重ねていくごとに、今日はだめだから、、、と言うことがなくなりました。確かに、良い日、悪い日、必ずあります。良くても悪くても、最後は百点満点に、自分自身がまとめられるか、まとめられないかと言うのは、自分の精神の持って行き方、気持ちの持って行き方次第です。
どんな日でも今日はよかったなぁ、ということがだんだんできるように千日回峰行の中でなりました。それまでは、今日は駄目だなと思って、そこで後手後手に回って、今日は30点だ点40点だと言っていたんですけれども、それが500日位まで行ったときには、すでになくなっていたような気がします。
自分自身の問題です。体の調子、精神の調子が悪いからといって、この大切な今日一日を無駄にするわけにはいかない。最後は、なんとしても充実した一日に、百点満点にまとめることができるように、ということです。
引用終わり。
風間八宏監督の革命前夜にも書いてあった。相手が激しく奪いに来るなら、こっちは動かず待てば良い、相手が引いて守るならこちらから相手を揺さぶって動いていく、と。

山もサッカーも同じなのかな。

母にとっての山は、いつだって自分自身なのかも知れない。

『毎日百点満点にまとめる事ができる。』



これ聞いてあったかいハチミツカフェオレ飲んで、自分を労わろう。


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