昨日息子はクラブチームで同学年と一級下と練習だった。
息子、完全に浮いていた。
例えるなら羊の中に一匹の犬、、、
異質な存在。
そしてまた1対1で同級生が息子の対戦相手にならないように避けていたので、一級下のボールもまっすぐ蹴られない子が相手。
見とれん、、、
時間がもったいない、何の練習?
新入りの若いコーチもただメニューをこなすだけ、そして最後のミニゲームで息子、完全にやる気を無くしていた。15人くらいが全員ボールにくっついてくる。
それでも10分で10ゴール位一方的に決め続けた。
初の直接コーナーから入った。
母はいつもと違う場所で見とったけど、息子が狼狽えとるんが分かる。
最近まで一緒に練習しとった一級上でもキャプテン以外は相手にならない息子。一級上でも浮いとるのに、自分の学年でプレーする意味あるのか?
あるのなら知りたい。
広告塔?体験に来た子に、自分の子もここに通えば上手くなりそう!と思ってもらうという狙いがあるのか、、、
それにしてもこれじゃ練習にならん、、、
息子にどうだった?と聞くと
別に〜
楽しかった?
全然!N←キャプテン達とやる方がいい!
そりゃそうだよね、、、
学年の壁、、、
とりあえず4月は文句言わずここで耐えて、4月中に何も提案もらえなかったら、5月に言ってみようか。
夜練習の時にほんのりとU10コーチに上に混じりたい事は伝えてあるし、コーチも息子を見て、いけると思ってくれている。
出来るだけクラブの方針に従いたいけど、息子の上達の方が大事だ。
サンデーうぇぶりで無料で毎日読んどるマンガ、信長協奏曲で忍者のおゆきが、
殿の命(めい、命令)より、殿の命(いのち)の方が大事じゃ!と言っていたけど、これって日常でもよくある。
組織的には命令をきくべきだけど、本当に正しい選択は別の所にある。
常に自分の頭で考えて、選択していかないと。
もちろん自分さえ良ければ良いという独りよがりの選択ではなく、みんながWin-Winの道があるなら、それはより良い選択だと思う。
今回の場合、息子の学年にとっても、息子がいない方がみんながよりボールに触れる。
息子がいると、息子に奪われてシュート、これの繰り返し。みんながつまらん!
上学年にとっても下級生に追い上げられると火がつくはず。それが嫌ならサッカー出来ん、下級生に負けるんが嫌なら、もっと上手くなるしかない。そうすればレベルが上がる、レベルを上げられない子は淘汰される、これは自然の摂理だから仕方ない。そういう子は競技に向いとらんかも、切磋琢磨出来んといずれは脱落する。
選抜クラスのママ友に聞いたけど、ある強豪少年団に、Jクラブ選抜コースの子達が2人で体験に行ったそう。その2人は入会を希望したが、その2人の体験を見とった保護者達が、今までこのメンバーでやってきたので入らないで欲しいと、一致団結して言ってきたそう。
甥っ子のクラブチームでも同じような話を聞いた。上手い子が入会すると元々いるメンバーで試合に出られない子が出て、雰囲気悪くなるから嫌だと。
気持ちはわかる。めちゃくちゃわかる。
でも、それを乗り越えんと成長がない。
ぬるま湯に浸かって満足していては、得るものが無いのだ!
話は変わって、昨日中体連批判したクセママとまた言い合いになった話を書いた。
そのクセママ略してクマね、いつも上から目線で全て知ったような言い方で他のママ達に敬遠されとる、母も嫌だけど、そのクマの息子サッカーへの情熱とかは尊敬できるし、クマのトークも為になることがあるので、ムカつく時も多いけど話を聞いとるんだけど、
中学部活へ行った他の子をもうダメだね、と決めつけた途端、母は許せなくなった気持ちを昨日思い返しとった。なぜ、母はあのような不快感が爆発して、あの態度をとったのか?
それはきっと根底に、若い時に海外でくらった、アジア人差別を感じた時の悲しさ、怒りがあった。
母は若い頃アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ、カナダと英語圏に度々留学したり仕事で滞在したりしていた。
その際に学生時代は、アジア人は誘われない、普通に蔑まれている感じを受けた事があるし、自分が底辺で相手にされない疎外感を味わった。
逆に、自分はアジア人だからって平等に思ってるよ!という人気者の白人の子に誘われて、途中で本当に私を人間として見て一緒に過ごしとるんじゃなく、アジア人でも分け隔てなく接する自分に酔いしれる為に利用されている!!と感じて傷ついた事がある。
大人になっても、レストランで奥の席にされたり、白人、黒人、最後にアジア人という暗黙の序列に組み込まれている閉塞感が世界のあちこちにある事を経験した。
幸い日本は最近は移民も増えて来たけど、単一民族国家(アイヌや琉球等はひとまずおいといて)
のため、日頃こうした圧倒的差別意識とは無縁だし、被差別の苦しみを味わう事は少ない。
母は被差別の悲しさを知っているので、このクマの中体連差別に腹が立ったのだ。
そういった理由から、日頃から母は、自分の優越感のためのモノサシで勝手に優劣をつける人間には、ちょっと待った!!を欠かさない。
差別には断固として苦言を呈す。
すると無意識に差別発言をしていた人の中には、あ、そうだな、自分の偏見だなと気がついてくれる人もいる。
このクマも多分そうだ。今すぐ100%理解できなくても、何かしら気になる、引っかかる、自分にとって良い刺激を受けられるから、クマはまた気分を害したであろう翌日も、母に遠くからヤッホーの手を振ってくるし、
母もそんなクマを全然好きじゃないのに、こんにちはーと笑顔で隣に座ってしまうのであった。
でも、これこそが人間関係だ。
お互い100%じゃない。
みんな欠点がある。
それをやんわりと傷つかないように指摘したり、会話の中で色んな気付きを得られる。
もちろん母も、あんな事言わなきゃ良かった、と後悔することもあるし、様々な局面で自分可愛さという弱さを突きつけられて、凹んだり反省したりしながら、生き抜いて来た。
これからもそれぞれの価値観、優先順位は十人十色だと思うけど、みんなにとってより良い選択になるように、常にブラッシュアップは必要だよね!!と思う。
だからあとひと月様子を見て、与えられた環境で出来ることを探してみて、それでも不満が解消されんなら伝えよう。
この置かれた場所で一旦踏ん張るという忍耐は、大事だと思う。
『不満を伝える前に、その状況で出来ることをやってみる!!』
↓他の少年サッカーブログ読めます。
いつも応援クリック、ありがとうございます!
\(^o^)/
◆オススメ
↓とにかく止まる蹴るが大事。左右両足でボールを馴染ませるためのリバウンドネット。
↓イチオシの本。何回も自戒を込めて読んでます。