息子の選抜クラスで上に上がれた子のプレーを見ていて、大発見があった。
それは、上位セレクションに受かった子は、なんか激しい!!
動きが激しい!!
とにかく激しく動いている!!
母の見た限り、もっと上手い子とか早い子は他にもいる、けど、受かった子達の共通点として、スーパーサイヤ人っぽいのだ。
周りにシュンシュン!と、あの黄色い炎みたいなのが出てそうな。
がむしゃら、とも言える。
そのがむしゃらさ、自分の100%以上を出そうとするその姿勢。それだ!
うちの息子も、スーパーサイヤ人モードの日がある。そうなると無敵状態になれるんだけど、それがコンスタントに発動しんから、そこが息子の弱点。
気持ちが乗らない日のプレー、見ていてすぐ分かる。1年前は3割位スーパーサイヤ人の日があって、最近では6〜7割と言ったところ。
確率は上がってはきとる。
自分の100%の全てを出し切るプレーを見ていると、この子、上手くなるだろうなと思う。
さらに選抜されたクラスに受かった子のママと仲良しだけど
『うちの子はめっちゃ単純。だから力加減とか多分出来ん。試合でも、前半で走りすぎてバテたりしとった。最近は体力ついて、なんとかなってきた。』と。
これを聞いてある記事を思い出した。
世界的マラソンコーチのカノーバさんが、日本の公立中学生を教える、奇跡のレッスン。そごで、
これまでのヨーロッパとアフリカでの指導の様子について、
カノーバさんは次のように話します。
『「20キロを1時間以内で走れ」と指示したとする。1キロ3分のペース。
そのペースでは最後まで走れないため、ヨーロッパの選手は
少しペースを落として走ろうと考える。1キロ3分10~20秒で1時間走る。
しかし、アフリカの選手は1キロ3分を守り40分で止まるが、
気にしない。スピードの方が重要だと思うから。
驚いたことに、アフリカの選手のような練習を10回繰り返すと、
1キロ3分で1時間走れるようになる。
ペースを落として練習しても、できるようにはならない。』
ペース配分が出来ない、フルスロットルの方が、常に後半では自分の限界を突破して、←だってもう体力が残ってないから、それを積み重ねて少しずつ最大値を増やしているのか。
息子には無い激しさをもつその子は、失敗した時も清々しいほどに悔しがる。表情も悔しそう、うわー!とか、くっそー!とか言って、全力で悔しがっとる。時には力尽きてグラウンドに寝転んで、日本代表がワールドカップ負けた位の雰囲気を醸しだすことさえある。
そして、少しずつ、本当に少しずつ、失敗を成功に変えながら、悔しがりながら、激しく、猛スピードで成長してきた。
思えばクラブチームでも、一年生の途中から入ってきたUくんは、最初からスーパーサイヤ人だった。一学年下の息子のフェイントに気持ち良いぐりい全力で引っかかってくれ、砂埃を立てていたけど、
一年経つ頃にはスタメン固定され、得点力も高く成長した。
技術よりもまず、ハートなんだ。
がむしゃらには敵わない。
『息子や、今年のテーマはがむしゃらで行こう!』
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