昨日の選抜練習、ボールに絡めず。味方に強い子が3人いてガンガン前出るので、息子はディフェンスに下がる。上手い子3人が責めるので息子には中々ボール来ず。すごーくガッカリ、こんな日もあるんか、、、

気を取り直して、昨日の続き。

以前テレビに出ていて私は何度もその試合を見ている強豪チームのエースくんママ(現在中学生)さんからメッセージを頂き、そのチームに辿り着くまでの事をたくさん質問したら、ご丁寧に教えてもらえた。その話がすごく良かったので、許可を得てをシェアしたいと思います!



まず、

男の子だから運動が好きになってくれたらいいなー程度の軽い気持ちでサッカーをはじめて、全く本気でやらせたいとか考えていたわけではなく

と聞いて、愕然としてしまった。

このエースママの傍観かつ無欲こそ、見習うべき親の姿勢。期待していない、本気でやらせたいと考えていない。ここに子供がやる気になる余白があるのだよ、、、

(でもうちの子の場合、傍観すれば何一つやらなそう。やる気がないので技術が報われない。だから期待しないと純粋なモブになって終わる可能性大。ムム、、、)

そして年中から4年間、めちゃくちゃユルイサッカーを月に3回続けたそう。

正直、技術の向上という場所ではないですが
何しても褒めてもらえてみんなでサッカーができてとにかくサッカーが大好き!っていう子に育てていただきました。

サッカーをある程度のレベルでやると厳しくもあるので正直楽しいことばかりではないと思いますが
息子はこのスクールのおかげでどんな時もサッカーが好きでいられたと今でも話しています。

これホント低学年のうちで何より大事なこと。
サッカーを楽しむ。サッカーが好き。
この気持ちを育てる事より大事な事はないんだろうなぁ。

それで、このエースくんはある日Jリーグ観戦し上手くなりたい!!とスイッチが入り、その後チームに所属し、練習の1時間前に行き自主練するように。

発芽を促される事なく、自分のペースで伸び伸びとサッカーに向き合っている。親の干渉がなく、純粋に自分のやる気と共に歩いている。これがミソなのかな、、、

でも高学年の終わりに理不尽コーチに巡り合い移籍を決断するんだけど、私はこのエースくんもママさんも、チームに見切りをつけた時はすごく辛かったと思う。
理不尽な壁を前に、どれだけ落胆し、絶望した事だろう。
けど、サッカーが好きな気持ち、もっと上手くなりたい、楽しみたいという気持ちで、超強豪チームに移籍。結果全国で優勝争いという得難い経験に恵まれる。ホント塞翁が馬よね。

この移籍時も5箇所とか見に行って、本人にチームを決めさせた。やっぱり最初から親がしゃしゃらんから、子どもがすごく自立しとると思う。自分で考えて、決断できる、だから頑張れるのか。

今やU13トップレベルのエースくん、もしかしたらキャプテン翼ジュニアユース編みたいに、あの時決勝で戦った相手とナショナルトレセンとかで、チームになる日が来るかもね。

理不尽に直面し、これは乗り越える価値のある壁じゃないなと判断して、一つの扉が閉じたらもう一つの扉が開くって言うけど、さっさと次の扉をノックする切り替えも必要。

無意味に潰される必要はなし。

前回書いた、少しの理不尽は別のレイヤーで考えて学ぶべき事を吸収する事と、今回の強大な理不尽壁をスルーする、その違いは難しいかも知らん。

けど根底にあるのは同じだと思う。
サッカーを楽しむ上でその壁は必要かどうか。
その一つ一つに親がどこまで関わるのかを考えさせられた。

もう一方、関わり上手なゴローパパさんが

息子とサッカーをやる以上自分がサッカーできないといけないだろう、朝自主練する親父の後ろ姿を息子に見せてやろう、親父は背中で語るものだ

とおっしゃってる。この父の背中が私は限りなく尊いと思う。言うのは簡単。実際やってみせることって、中々出来んのよ。それでもやってみようとする、コーチもやってみる、この姿勢なんよ。

私は専ら知識でサポートできるように、色々な本やDVD、千の顔さんのブログなどで勉強している。千の顔さんはすごくマニアックだけど、何度も読み返して、消化している。こういうガチの方の雑談みたいなサッカー談義が聞けるの、とても貴重だと思う。その他風間八宏さんや岡田メソッドも読み込んで、サッカーの基本を学んでいる。


そして、理不尽の上層に不条理がある。
理不尽は人間関係においてだけど、不条理はもうホントよりどうしようもない。

コロナや天災、戦争など、不条理な事もたくさんあるわけで、それに比べたら理不尽なんかかわいいもんかも知らん、、、

不条理といえばカミュ。17歳から喀血(病気は不条理この上ない)で苦しみ、父親は第一次大戦で亡くなる、青春時代はヒトラーが台頭し第二次大戦が始まる。そんな不条理の連続の中、27歳で異邦人を書いた。私達は誰もが心の中にムルソーがいるのかも知れない。何とか理性を働かせて人生の舵を取っているけど、人は不条理の前では、マインドフルネス、仏教でいうヴィパッサナー『今ここ』のスタイルでないと、世界とつじつまを合わせられない、苦しみに飲み込まれてしまう。

『理不尽や不条理へ向き合う術を身につける』

息子の強い身体のための発芽米!!↓



↓他の少年サッカーブログ読めます。

いつも応援クリック、ありがとうございます!


にほんブログ村 サッカーブログ 少年サッカーへ
にほんブログ村



 

 

 ◆オススメ


↓とにかく止まる蹴るが大事。左右両足でボールを馴染ませるためのリバウンドネット。

↓イチオシの本。何回も自戒を込めて読んでます。