高校サッカー決勝、国立競技場に55,000人以上が観戦した。クラブチームのママさん、行ってきて息子にお土産くれた。

優勝は青森山田。部員数205人。雪国に覚悟を持って、青春をかけて進学するのだなぁ。そのうちの一握りが大舞台に立てる。
J下部ジュニアユースで全国大会で輝いていても、青森山田のセレクションは落ちる事があるほどの精鋭揃いの205人、、、試合に出られるのは11人と少し。なんか、勿体無い、、、

長い冬の寒さの中、鍛え抜かれたフィジカルとメンタル。色々とロングスローとかロングキック、ラフプレーの批判もあるけど、気にしなくていいと思う!!とにかく優勝おめでとう!!

けど、これだけ強豪校で全国優勝するほどのチームで青春を捧げても、プロになれるのはさらにほんの一部なんだなぁ、、、




↑ここまで下書きで長い事放置していたけど、最近読み返した角田光代さんの『よなかの散歩』という本に、

ボクシングジムに通って9年、と話すと試合をするの?と聞かれ、試合はしないというとがっかりされる、
毎週末ランニングを始めて3年、フルマラソン走ってるの?と聞かれて、走っていない言うとなーんだ、

英語を習って十数年続いているというと、じゃあネイティブスピーカー並みと思われるけど、実際は旅行に行ける程度と聞くと、そうなの?と眉間にシワを寄せるそう。

ボクシングもマラソンも英会話も、始めてしまって辞める理由がないから続いているだけ、という状況。

角田光代さん曰く、目標が無いから挫折もなく、ゴールもないので続いている。
ボクシングしてランニングしてどうなりたいの?と目標型の人は聞くが、どうなりたいのか、私にもさっぱりわからないのである。と。

普通の人なら、ゴールを設定すると思う。目標を持って努力をすることがセットになっている。

けど角田さんのように、楽しむためだけにやっても良いと思う。
うちのお舅さんはゴルフでアマチュアだけどクラブチャンピオン、全日本にもシニアで何度も出場している競技志向。今はエイジシュートに向かいすごくストイックに取り組んで毎日練習、身体のメンテナンス、道具いじり、試合前日にはコースを印刷して戦略を練る。すごく夢中になって楽しそう。

実家の父はというと、週末仲間と楽しむゴルフ。他にも楽器を吹いたり、孫の世話、ビリヤード、ノルディックウォーキングなど多趣味。どちらがより楽しいかとか、優劣の問題ではなく、その人がその人の情熱とペースで楽しめば良い。

スポーツって本来、そうあるべきなのだ!!

何が言いたいかと言うと、結果を望んで負荷をかけたい人もいれば、結果より日々の暮らしに少し添える程度に楽しむ人もいる。どちらも素晴らしい!!と思う。

だから、青森山田でプロの道が無かった人も、サッカーを楽しく続けてほしい。だって、好きだからそこまで来られたんだし、まだまだ楽しい事たくさんある!

父の周りでも元プロとか、大学都選抜とか海外リーグ行ったり代表招集された人は、辞める時スパッと辞める。けど、父は、プロの実績は無いけど、ずっと県リーグで楽しんでいる。20年も!!

新婚時代、父の友人で、イギリスからサッカーで戦力外で挫折して帰ってきて起業した人がいて、プロになれる訳じゃないのになんでそんなに頑張るの?頑張って何になる?と聞かれて、すごく嫌だった。
上から目線だし、自分はイギリスにチャレンジしてダメだったから、次は起業にかけてる、サッカーは道がないからサクッと諦めたという態度が横柄に感じた。
15年経った今、父を見て羨ましい!と言っている。あの幸せ、楽しさ、まだ続いとるんでしょ?と。若い時には分からんけど、全部かけてやる事だけが正解じゃない。

世界一!日本一!じゃなくても、小さな目標でも変わらず楽しむ事は出来るんだよって、若い人に伝えたい。社会人で県一!とか35歳以上日本一!とか、まだまだたくさんあるよ!!

全く関係ないけど、私は低温サウナが好きだけど、高温サウナから出てきた人に水風呂でドヤ顔されると、高温サウナで命懸けでドヤ顔の人と対決する。
そして限界を超えて立ち上がりたいけど、そこからストレッチをしたりして、また瞑想状態に入ると、大体勝つ。ドヤ顔はサウナを後にする。その後私はまた低温サウナへ戻る。どうでもいいですね、サウナ負けず嫌いの話なんて。

息子の強い身体のための発芽米!!↓



『本気、真剣、全てを賭けるだけが道じゃない!!』


色んな楽しみ方もあるんだよ!


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