宿も遅く出てきたし、じっくり観光しちゃったので、もう夕方。
ここら辺のキャンプ場は、場が悪いらしいので、泊まる宿を探す。
次の目的は、釧路方面だが、さすがにそこまではたどり着けないので、
近場の摩周湖近くの宿に行くことにした。
地図だと近く見えるが、実際に走ると遠い。。。
途中で、晩ご飯を見つけたスーパーで買うことに。
コンビニのおでんやら、レトルトのカレーやら、なんか北海道らしいもの食べていないのが、お店で海鮮丼を食べる余裕もない。
なので、スーパーなら地元の食材が食べれると思ってスーパーにした。
案の定、おいしそうな食材が沢山…
しかし、これはキャンプ場でなければ厳しいな。
買い物を終えると、足早にバイクにまたがり先を急いだ。
ここで、結構な距離、道を間違えるのだが、なんとか目的地の
ホテル摩周へたどり着く。
意外にも、綺麗だ。部屋も、すごい!
ふかふかの布団。。
ここは、この旅で一番の宿だった。
とは言っても、北海道では2泊しかしてないのだが…。
スーパーで買った刺身の晩ご飯を食べようか、お風呂に行くか迷った。
風呂に入ると食欲がなくなるし、飯を食べると風呂が辛くなる…
2択地獄だ。
散々迷った挙げ句、お風呂に行くことにした。
ザッと浴びればいいよね。
部屋を出るのに、鍵をかけようとするが、閉まらない…
豪華さに反してセキュリティーがザルだ。。。
真正面の客室に至っては、ドアが全開で会話が筒抜け
下品なおじさんの笑い声と、数人の女性の話し声がする。
温泉宿に来ると、なんの集まりなのか、疑問に思う団体がいる。
まぁ、いいか。
風呂場に行くが、結構狭かった。
ちょっと金持ってる家のお風呂くらいの大きさだ。
まあ、ざっと浴びるだけだからと
そそくさとお風呂に入るが、人だらけだ。
みんなおじさん。
おじさんのホルマリン漬けアラカルト。そんな気分だ。
体を洗うおうとすると、席が空いていない
1席空いているのだが、
なんか、黄色いドンキホーテみたいな袋が置いてあるので
困っていると、
「それ、どかしていいから!」とおじさんが話しかけてきた。
「なんだ、これおじさんですか~、じゃあ…」とどかして
体を洗う。
最後にお風呂で温まっていると、さっきのドンキホーテ袋のおじさんが
「どっから来たの?」と話しかけてきた。
ここのお風呂のおじさんたちは地元の人たちで、お風呂だけ入りに来ていて、見ない顔は、一発でよそ者だと分かるらしい。
「神奈川です」というと、少し自己紹介を交えて話した。
おじさんが先に出て、そのあと、しばらくしてシャワーを浴びて出ると、
さっきのおじさんが、体を拭いていた。
「ああ、さっききは…」
ここでも、少し話すことに。なんやかんやで、一緒に出てロビーに場所を移した。
なんやかんやで、俺の行きつけの店で、味噌ラーメンを食ってこいと
言ってくれた。
お言葉に甘えて、食べに行くことに。
最初歩いて行ってこいと言われたが、旅館のぺらぺらな浴衣だったので、途中まで、車に乗せてくれることに。
「あそこだよ、わかるだろ?」
と指さして教えてくれたので、降りてお店に行くことに。
なんでも、おじさんはもう帰るらしく。勝手に言って食ってこいということらしいのだが、いきなり地元感満載のお店に、見ず知らずの一元が入るのは勇気がいった。
ガラガラ…「すません、あの、、、」と言うと
「味噌ラーメンだろ?」お店の店主。
おじさんが、電話で連絡をしてくれていたらしい。
「あ、はい…」恐縮しながらまった。
隣には、常連さんが新聞を読み耽っている。
後ろの座敷席には、カップルやら家族連れやら、いろんな人がいたが
みなさん地元の人のようだ。
完全なアウェイでちょっと居心地が悪い…。
少しすると、味噌ラーメンが出てきた。
早速箸を運び、食べてみると、温かくてうまい。
味噌の素直な味で、コク深い。
味こそ違うものの、
猿払の道の駅で、食べた味噌ラーメンとどことなく共通点がある味だった。
神奈川、東京の味とは違うのはもちろん、
北海道のラーメンは、札幌のラーメンとも違う。
なにか、ぬくもり時な優しい味がする。
食べ終わると、「ごちそうさまでした。」と告げ
宿に戻ることに。
秋と言っても、北海道の秋だ。夜は冷え込む。
薄いホテルのぺらぺらな浴衣で、外を歩ける気温ではない。
人も疎らだが、すれ違う人に二度見されながら宿に帰る。
宿に戻ると、少々の豪華さに嬉しい気分になる。
お腹は満たされたが、刺身は食べないと日持ちがしないので、
夕飯第二弾が始まる。
刺身やらざんぎ(からあげ)やらを買ったのだが、
さすがに刺身はうまかった。刺身が好きなので、こんなうまいものが毎日食べられるなら、ここに住んでもいいな~と思った。
ざんぎは、うん。
むしろ、よく行く神奈川の地元スーパーの唐揚げの方がおいしいかった。
満たされたお腹と心で、ふかふかの布団にて
この日は、睡りに就いた。
今日は、健康で文化的な生活が送れた。




