パノラマカメラって知ってる? | ジョニヲのカメラあそび

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ストリートを中心に写真を撮り続けています。
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Lomography SPROCKET ROCKET

 

こんにちは。 ジョニヲです。

 

パノラマカメラのはなし

 

パノラマ写真は知っていますよね?

実際に撮影したことが無くても、どんな写真かはイメージできると思います。

そう、ワイドな横長(または縦長)な写真。

現代のスマホでは、簡単にパノラマ撮影ができますよね。

便利な時代になりました。

 

先日お話した4つ目のカメラも、パノラマ写真が4コマ、1枚の写真に写せるという奇特なカメラの紹介でした。

デジタルになるもっと前、1990年ころかな?

昭和がおわり、平成になったころだね。

日本でもパノラマ写真が流行った時代がありました。

コンパクトカメラにパノラマ機能が搭載されたりして。

 

この頃のパノラマ写真が撮影できるカメラのほとんどが

疑似的なパノラマ写真が多かったんです。

35㎜フィルム1コマの上下をカバーして(写さない)、

真ん中部分だけが写る仕組み。

パノラマモードをオンにすると、

フィルム室のレンズとフィルムの間に

上下から板がスライドしてせり出してくる。

フィルムの上下を覆ってしまうという仕組み。

これで、上下が黒く、真ん中に横長な写真が写せ、

はい、パノラマ写真でしょ!という仕組みだった。

ちょっとインチキ臭い感じもするんだけど、

これが大流行だった。

 

私は、当時それほどまでパノラマ写真に興味はなかった。

もちろんコンパクトカメラも所有していたので

パノラマ撮影の機能は付いていたけどね。

 

そんな時代の流れで、

FUJIFILMからすごいカメラが発売されていたんだよね。

当時の自分はパノラマ写真に興味が無かったので、

この情報は後から知ったこと。

FUJIFILM TX-1(1998)、TX-2(2003-2006)というカメラを発売していた。

このカメラは疑似的なパノラマではなくて、

標準:24mm×36mm、フルパノラマ:24mmx65mm で撮影できるカメラ。

板がせり出し、フィルムの上下を隠して撮影するインチキ臭い方法ではない。

 

同じころ、1998 HASSELBLAD XPAN というカメラも発売されている。

中身は、FUJIFILM TX-1だったかな?(記憶が曖昧)

 

どちらも、現在の価格は高騰している。

外観もカッコ良くて、私も欲しいカメラだ。

 

欲しいなぁ、欲しいなぁ、思っていたところ、

見つけてしまったのが、今日紹介するカメラ。

Lomography SPROCKET ROCKET

 

Lomography SPROCKET ROCKET

 

現在(2023)でも、新品で購入できるパノラマカメラ。

FUJIFILM TX-1や、TX-2、HASSELBLAD Xpan、XpanⅡは、

価格も高騰し、手が出ないけど、

Lomography SPROCKET ROCKET はお手頃価格。

新品の価格は1万円を切っている。

そう、SPROCKET ROCKETは、トイカメラなんだ。

 

疑似的ではなく、フルパノラマ写真が撮影できる。

標準画面サイズは撮影できず、パノラマ写真専用となる。

トイカメラで写りに関しては、先に紹介した

FUJIFILM や、HASSELBLADのカメラとは違うけど、

TX-1や、Xpanにはできなく、コイツにできる凄いこともあるんだ。

 

SPROCKET ROCKETという名前、

フィルムのパーフォレーション(穴)までいっぱいに撮影できる。

普通は、パーフォレーション(穴)の部分には撮影されず、内側に像が写るでしょ。

SPROCKET ROCKETは、穴の位置まで像が写せるカメラなんです。

パーフォレーションの穴が、名前のスプロケットという事なんですね。

それにしても、スプロケットロケット! 

名前がカッコよすぎるね。 シビレちゃう。

  

写りもカッコいい!

作例はここで見れます。

 

Lomography SPROCKET ROCKET

 

来年の美術展への出展作品をこれから撮影していこうと思うんだけど、

このSPROCKET ROCKETも仲間に加え撮影を楽しんでいこうと思います。

 

ではまた

 

Enjoy!

ジョニヲ