こんにちは。
☆ショウ☆です。
私のブログを訪れてくださり、
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私とマリの愛の物語の続きを
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*高校教師の私が
ホステス嬢と出会い、
恋に落ち、
悲しくも切ない終わりを迎えるも
「無償の愛」を学ぶのです。
【前回のあらすじ】
マリちゃんが交通事故で
首の骨を折ったと
連絡を受け後、
それきり、
行方知らずとなり、
その捜索に追われていた。
しかし、およそ6ヶ月後、
マリちゃんから、
絵ハガキをもらい、
安否がわかり、
ほっとしたのでした。
※私は、彼女のことを
いつもマリちゃんと呼んでいました。
ただし、この実話ストーリーでは
物語の展開上
「マリ」がいいと思い
そう書いています。
第14話:奇跡の再会♪♪♪
私はマリから
絵はがきをもらい
ほっと胸を撫で下ろしはしましたが
それでも
車の事故で首の骨を折ったマリを
心配しないわけには
いきませんでした。
なぜなら
マリの本当の身体の状態もわからず
想像で具合を考えるしかなかったからです。
こんなことを考えたりしていました、、、
「ひょっとしたら
半身不随かもしれない。
車椅子がないと
生活できない。
或いは寝たきりになっているかもしれない。」
それでも
私から電話をして
様子を訪ねるのは
躊躇してしまいました。
体の具合が良くないマリに
こちらから
電話するのは、
良くないし
負担をかけてしまうのではないか
思ったのです。
私は電話しても
くずくずしていました。
(情けない男ですよねw)
1か月が過ぎた頃
(遅いっすよね^^;)
ようやく
勇気を出して
マリの携帯に電話をかけました。
:
:
:
「もし、もし。」
小さな声でしたが、
はっきりと
マリの優しい声が、
耳に響いてきました。
(こんなに嬉しい
「もしもし」は、
なかったです。)
その声を聴いた瞬間、
私は、嬉しいのに、
慌てて言いました。
「ありがとう!
電話に出てくれて。
でも、寝てたよね。」
私は、久しぶりに
マリの声を聴いたのに、
何も気の利いたことを
言えませんでした。
聴こえてくるマリの声は、
つらそうでした。
「大丈夫よ。
こっちこそ、
ありがとう。
うん、
今も横になってたよ。」
「うん、
そうだよね。
お大事にね。
じゃあ、切るね。」
「うん、
じゃあね。
電話ありがとう。
また電話してね。」
これ以上は、
マリの身体のことを考えて、
すぐに私は電話を切りました。
でも、
たったこれだけの会話なのに、
私には十分すぎる内容でした。
ずっと、
6ヶ月間も
連絡もとれず、
ただただ安否を心配し、
ようやく
愛しているマリの声を聴けたのです。
(これ以上、
何を望めばいいのでしょう。)
その後、
月に数回でしたが、
マリと電話で
話が出来るようになりました。
(その間も
私は、マリの身体容態を、
直接聞くことも
出来ないでいました。
それを尋ねて、
困らせることはしたくなったですし、
マリから直接、
話してくれるまで
待つことにしていたのです。
実際のところは、
交通事故で首の骨を折り、
手術は成功したようでしたが、
どこかに麻痺があって、
車椅子が必要なのかもしれないと、
考えることもありました。
もちろん、
どんな身体になっていても、
私は、構わないと思っていました。
今、改めて思えば、、、
マリに気を遣いすぎたかしれません。
確かに、
マリは壮絶な体験をしていましたが、
本人は、事故当時前後1週間は
記憶にないとも、
言っていました。
むしろ、
マリの身体を思えば、
もっと積極的に、
どんな容態になる可能性があるのか、
調べて、
マリに直接アドバイスなり、
心の援助ができたかもしれません。
待つよりも、
愛する女性に、
何ができるのか、
もっと考えても
よかったのかなと思います。)
:
:
:
街には、
クリスマスソングが流れる中、
いそいそと人々は
街を歩いていました。
外気は冷たいのに、
誰か愛している人を思って、
幸せそうにしているように見えました。
私にも、
もちろん、マリがいました。
でも、、、
まだ会えていない。
いやいや、
がまん、
がまん。
:
:
:
家に帰り、
暖房のスイッチを入れました。
お湯を沸かし、
お気に入りのドリップコーヒーを入れました。
コーヒーのいい香りと温かい湯気の中で、
私は携帯で
マリにいつものように、
電話をかけました。
マリは、比較的体調が良ければ
電話に出てくれていました。
そのとき次第でしたが
私は出なくても構わない。
出てくれたら、
それは神様がくれた
プレゼントと考えるようにしていました。
発信音が止まり、
マリが出てくれました。
(マリちゃん、
電話に出てくれて
ありがとう!)
「もしもし、
マリちゃん。どう調子は?」
マリの声は、
少し元気なく聞こえました。
(冬になり、気温が低くなると、
骨折した箇所が、痛くなることが、
後でわかりました。)
「もしもし、ショウさん。
うん、今日は、
ちょっと首が痛いけど。
でも、最近は調子いいときが多いよ。
調子がいいときはね、
少し外を歩くようにしているんだ。」
(それにしても、
首の骨を折って、
ここまで回復するのは、
奇跡だと思います。
状況によっては、
半身不随になる可能性も
あったわけですから。
首には腰の骨を移植し、
さらにチタンが埋め込まれていましたが、
医学の力に感謝しないわけに
いかなかったです。)
「そうなんだ。
良かったね。
でも、無理しないでね。」
私は、やっぱり気が引けて、
もう電話を切ろうと思いました。
ところが、
マリが続けてこう言ったのです。
「ありがとう。
それでね、
私、そろそろ、
仕事をまたやろうかなと、
思っているんだ。」
私は、その言葉に、
耳を疑いました。
「えっ?」
「あのね、
気をつければ、
普通に動けるから、
またお店に出ようと思うんだ。
だって、
お店の仕事は、
座っていればいいだけだから。」
何だか、マリは、頑張って
力を入れて話しているようでした。
その言葉を
私は驚いて聞いていました。
「それに、知っているでしょ。
私が家にいたくないのは。」
(マリちゃんが
家にいたくないと言う理由は、、、
小さいときから父親と確執があり、
家にいると、ことあるごとに、罵倒され、
場合によっては、DVもあったからでした。)
反対する気持ちもありましたが
マリの気持ちを優先しようと、
我慢しました。
私の顔は、
曇っていたと思います。
(電話でよかった、
表情を見られるに済んだから。)
「それでね、
お店に行く前に少し、
ショウさんに会いたいんだけど、
いいかな?」
私は、えっマジと、
手のひら返しで、
顔がほころびました。
「本当?
もちろん、
いいよ!」
「ほんと、
うれしい!」
「じゃあ、
僕の家に来なよ。」
「そうしたいけど、
今は外には出るのは、
弟に頼るしかないの。
お店にも、弟に車で
送り迎えしてもらうことになってるんだ。
弟の車で、
ショウさんの家に行ったら、
きっと父に知られて、
怒られる。
何やっているんだって。
お店に出るって言っただけでも、
罵倒されたんだから。
もうお父さんの怒鳴り声は、
聞きたくない。
だから、
今はお店でしか会えないんだ。
ワガママで
ごめんね。
元気になったら、
ショウさんの家には、
絶対に行くから。
許して。」
それでも、私は、
マリと久しぶりに会うのだからと、
店ではなくて、
他の場所で会いたいと、
提案しました。
そして、二人は、
マリが店に出勤する前に、
店の近くの喫茶店で
会うことにしたのです。
こうして、
私達二人は、
あの交通事故以来、
10ヶ月ぶりに、
会うのでした。
私は、約束した喫茶店に、
向かっていました。
その時の気持ちを
説明するのは、
どのような言葉を使っても
表現できません。
でも、
ストレートに言えば、
もう本当に、うれしくて、うれしくて、
うれしくて、うれしくて、、、
(しつこいですねw)
天にも昇るような気持ちでした。
(あなたなら、
どう思いますか?
自分の恋人が、
交通事故に遭って、
首の骨を折り、
その後、
どこの病院にいるのかもわからず、
術後の経過もわからず、
6ヶ月間、
一切連絡が取れないまま
日々が続き、
その後、再び連絡が取れるようになって、
やっと会えるとなったら。
私の気持ちも、
ご理解して頂けるのでは、
と思います。)
:
:
:
マリとの待ち合わせの喫茶店に着きました。
私は、不思議な高揚感に包まれ
体がフワフワしていました。
(やっと、やっと、
マリちゃんに会える!)
その気持が、
私を高揚させていました。
でも、自分もここまで
よく耐えたなという
自己満足の気持ちもありました。
待ち合わせの
喫茶店の扉を開けました。
カランコロンと、
扉の上部に付いた
カウベルが鳴なりました。
私は、視線を走らせました。
マリを見つけるために。
でも、造作なかったです。
マリが向こうから、
私を見つけて、
ゆっくりとですが
手を大きく振っていたからでした。
人目も気にせず、
大きく、
嬉しそうに、
私に向かって、、、
私が、マリが座るテーブルに着くと、
どちらからともなく、
言いました。
「やっと、会えたね♪」
「やっと、会えたね♪」
二人の目には、
大粒の涙が
こぼれていました。
こうして、
マリと私は、
奇跡の再会を
果たしたのでした♪♪♪
つづく
【次回予告】
私とマリちゃんは
奇跡の再会を果たしました。
マリちゃんは
夜の仕事を始めましたが
次第に体調が悪くなり、
外にも出られなくなっていったのです。
そして、私の誕生日に、
マリちゃんが私の家に来て
祝ってくれました。
でも、それが二人が逢う最後の時
となるのでした。
次回も
お楽しみにしてくだいね。^^
☆ショウ☆
※私の熱血高校教師時代の
朗読版もあります。^^
【ススムの物語】
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第10話は
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(実話)
出逢ったホステスにはつらい身の上があった
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ありがとう!!!
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第12話:
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第13話:
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第15話(最終話):
無償の愛