『Paymental Love』第3章【起点】13 | じょにぺでぃあ

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身体障害者のアラフィフのおっさんです。現在、無職のために3~7回/日の更新を目標にして頑張っています。

走りで駆け寄って「おはよございます」と言って丸椅子に座った。小声になっていた『今は』の部分がめちゃめちゃ嬉しかった。何を話そうかと考えていたら、先輩から『これからよろしくね』と言ってくれた。「僕を助けて、大怪我したんだから、当たり前ですよ」と言うと『どんくさくて逃げ遅れただけです」と言ってくれた。僕の心の負担を考えての言葉ということはちゃんと分かっていた。その気持ちが嬉しかった。
この日の会話は綱渡りだった。先輩は何かを感じているようで、随所に鋭い質問をぶっこんで来た「ちょっとだけ訛りがあるよね?」「野球に詳しいよね?」といった感じだった。何とか『親が中国地方出身なので…』『ソフトボールやっていたので』という感じでウソでホントを包んで乗り切った。それでも先輩との二人の時間は幸せだった。