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僕はジョニー 1970年ドイツ生

  mercedes-benz 280S 53歳。
私はマリー 1988年ドイツ生 

 volkswagen golfⅡ 35歳。

旅が大好きなオーナー夫妻、やまぴー&まる子さんの元で暮らしています。このブログではブログ喫茶店と称して、私たち旧車が出会う旅をテーマに日本の素敵なヒト、コト、モノとの出会いをお届けしています。tea break のお供にお読み頂けたら嬉しいです。




いらっしゃいませ🎵

ガレーヂ喫茶ジョニー&マリーへようこそ😊😊

本日の店番もまる子さん。

おすすめメニューは「飛騨のフォント」です。



前号に引き続き、飛騨高山のお話です。

前号はこちら



今回初めて高山を訪れました。

飛騨高山市だと思っていたのですが、

飛騨市、高山市と別々の市なのですね。


📝高山市情報⛰️

①日本で1番面積の広い市

大阪府や香川県よりも広く東京都全体にほぼ匹敵‼️

そこに人口はわずか8万人。


②江戸時代の城下町や商家町の古い町並みが残っている観光都市→私達の泊まったホテルはフランスの方がたくさんいらっしゃいました🇫🇷インバウンドすごいですね。


③北東部に飛騨山脈を擁し、槍ヶ岳や穂高岳を望む

まさに高い山の高山市



中継地でしたので

朝の2時間ほどの街中散策でしたが

初めての高山市の印象は

「看板のフォントが素敵でおしゃれ」。



こちらは老舗喫茶店Donさん



珈琲のランタンも素敵



お肉屋さんの看板




ライオン歯磨🪥 ミツワ石鹸🧼花王石鹸🧼



客の家料理🌶️   トウガラシ印がかわいい❤️

どんな料理かしら?



なんで、こんなにオシャレなんだろね〜と
飛騨小坂のカラベルさんへ
向かったのでした。


Mrs.カラベルさんは高山市のご出身。
初の高山はどうでしたかと聞かれたのですが、
こんな感想で良いのかと思いつつ
「高山の看板はおしゃれですね。フォントが好きです」
とまる子さん🤭

意外にもMrs.カラベルさんが目を輝かせて
「気づいてくれる人がいて嬉しい😃」と。

なんでも高山出身の玉賢三さんという
グラフィックデザイナーさんがいらしたそうで
高山市には玉さんの作品が溢れているそうです。
全てが玉さん作ではないけども、玉さんの影響が
あるのではとのことです。



Mrs.カラベルさん玉さんのファンだったのです。

こちらはMrs.カラベルさんの愛読本📕

以下、「玉賢三の仕事」より引用です。



喫茶店Donさんのランタンと似ていますね。

もしかしたら、玉さんの仕事でしょうか。




こちらは映画のポスター。

男はつらいよの御前様 笠智衆さんの若かりし頃の映画でしょうか。小津安二郎監督。

私は知らなかったのですが



今日久々にこちらの本を読み返していたら



こちらにも登場していました。

小津監督も食いしん坊だったのですね。


作家のおやつから引用〜

「小津は映画の中で洋菓子を食べる場面を何度か取り上げている。『晩春』では原節子が月丘夢路の瀟洒な部屋で、ショートケーキを前に口論する』


西洋に憧れるも、なんてったって明治生まれの日本人。

和菓子が大好きで特に空也の最中は日記に何度も登場するほど(付き合っていた女性と銀座の空也に最中を買いに言ったことまで書いていた)好んで食べたようです。


やまぴーと話が合いそうだ😋😋😋

因みにやまぴーと出会った当時、彼のカーナビには

お気に入りのお店がたーくさん登録されていて、お店の近くを通る度に「近くに美味しいお店があります」とナビがアナウンスしてました📣🤭🤫


話が脱線しました🤭

戻します。





今やパソコンやスマホでフォントやイラストを描く

便利なツールがありますが、

玉さんの作品はすべて手書きなのです‼️

まさにゴッドハンド✏️


イタリアのデザイナー

マルチェロ・ガンディーニ氏の言葉を思い出しました。


テクノロジーをアイデアを実践するための手段として利用すること。

しかし、紙にスケッチすることをやめてはならない。

鉛筆は、アイデアを考える脳と現実をつなぐ特別な媒体だ。そこからすべてが始まって行く。


↑ベリルさん引用させていただきました。




通帳とキャッシュカードも玉さんのデザイン



タバコのパッケージデザインも



包装紙。紫に黄緑って合うんですね。🍆🍐

柴田屋さんとありますね。果物屋さんでしょうか?

まだこのお店はあるのかしら?



なんだかワクワクするデザイン🕰️

高山の方なら懐かしむお店でしょうか?



高山の商店街のアーケード広告 秋バージョン

オシャレですね〜✨✨✨



こちらは冬バージョン

「買っちゃお!」。キャッチコピーも素敵💓

私はこれが1番気に入りました。



高山の生活の至るところに

玉さんの作品が溢れているようです。




こちらは写真館。

現在はギャラリーとして公開しているようです。

早朝なのでまだ開いていませんでした。



Mrs.カラベルさん

田中スタジオの田中一郎さんの本もお持ちでした‼️

田中スタジオのショーウィンドウに飾られていた

写真と同じです。

駄菓子屋さんの飴のショーケース🍬🍬🍬🍬🍬



序章文は田中さんが師事した

昭和を代表する写真家 土門拳


〜土門拳記念館ホームページより〜

土門拳(1909~1990)

土門拳は昭和を代表する写真家である。

徹底したリアリズムにこだわった報道写真や、寺院仏像など日本の伝統文化を独特の視点で切り取った作品を発表。


日本を代表する大御所写真家 土門拳氏に

「田中くんはボロを撮っても写真になる」と

言わしめたそうです。


彼が撮る写真は何気ない日常もドラマチックに

感じられました。



カラベルさんでコーヒーを頂きながら

玉賢三さんと田中一郎さんのお話で

盛り上がったのでした。

まさか看板のフォント話からこんなに会話が

広がるとは思いませんでした。



次回の高山はMr.&Mrs.カラベルさんと一緒に

玉さん、田中さんの足跡を辿る高山散策ツアー

をしたいなあと思いました。

イラストレーターの伊藤由香子さんも

ご一緒にいかが❓



皆さんも高山市を訪れる際は

看板ツアーいかがでしょうか?



Mrs.カラベルさんより

フォントに興味がある人が周りにいないので

今回このお話ができてフォントに嬉しかった‼️



調いました🤭



追伸、さすが、やまぴー

まる子さんが次に何を言い出すか先回り。

今回、カラベルさんに見せていただいた

玉賢三さんと田中一郎さんの本を

ネットで探したそうですが

全く見当たらなかったそうです。

なかなかのレア本みたいですね。

どこかの古本屋で出会えることを願いましょう🤲



それでは本日はこの辺で。

ご来店ありがとうございました😊

またのご来店お待ちしています。


本日の店番はまる子さんでした。