※『マッチ工場の少女』も気になんなぁーー。
■解説
フィンランドのアキ・カウリスマキ監督によるサスペンスコメディ。ロンドンの水道局で働くフランス人レオ。突然解雇された彼は自殺を図ろうとするが死にきれず、新聞広告で知った殺し屋コントラクト・キラーに自分の殺害を依頼する。しかしその夜、彼はカフェで出会った花売り娘マーガレットに恋をしてしまい……。主演はフランスの名優ジャン=ピエール・レオ。元ザ・クラッシュのジョー・ストラマーによるバーでの演奏シーンも必見。
1990年製作/80分/フィンランド・イギリス・ドイツ・スウェーデン合作/原題:I Hired a Contract Killer /配給:フランス映画社 /劇場公開日:1991年3月9日
■スタッフ
監督 アキ・カウリスマキ 製作 アキ・カウリスマキ 原作 ペーター・フォン・バッグ 脚本 アキ・カウリスマキ 撮影 ティモ・サルミネン
■キャスト
●映画レビュー
・評価:5.0 「死にきれない男が依頼したのは”自分” なのに恋に落ちて生きようとする話」大岸弦さん
2024年1月21日・・・パルシネマしんこうえんにて鑑賞 /ロンドンで暮らす孤独なフランス人アンリ(ジャン=ピエール・レオ)は、長年務めた職場を解雇されてしまう。絶望し、自殺を試みる。ロープを調達、首を吊るもののフックが外れて失敗。それならとガス中毒での自殺を図るも、今度はガス会社がストライキ。彼はカフェで読んだ新聞である広告を目にする。「コントラクト・キラー=殺し屋」これだ。ギャングのアジトを訪れて自分自身の殺害を依頼する。「消す相手は?」とボスらしき男。自分の写真を差し出すアンリ。/アンリは、パブでバラ花売りのマーガレット(マージ・クラーク)に出会って恋に落ちると、生きる希望を取り戻す。殺し屋はパブの窓の外から見ていたが見逃してやろうと後を去った。殺し屋はガン疾患、医師から余命1~2カ月と宣告される。マーガレットのアパートにたどり着いた二人。事情を話せば「その酒場に戻って“殺し”のキャンセルを」とマーガレットは言う。(後略)
・評価:3.5 「あっち立てば、こっち立たず。」ラーメンは味噌。時々淡麗醤油さん
2024年1月1日・・・水道局をリストラされた男性とパブでバラを売る女性。アキカウリスマキならではのメインキャスト。これだけで、”ならでは”なドラマに仕立てられるだろうに、ここにヒットマンが加わる。そのアイディアのおかげで、従来の作品よりもドラマ性が高くなった。一方で、”ならでは”なトーンが後退してしまったのも否めない。
※おおよそ緊張感のないサスペンス。エエンカソレデ・・・
●トレイラー
※皮肉な展開がクセになる。でも淡々としてるので、最後は寝てしまったァー。
・愛すべき映画たち 『コントラクト・キラー』(アキ・カウリスマキ) 2005年5月20日
この映画は、なんといってもジャン・ピエール・レオ。「自分が俳優として出演していた際には彼の真似をしていた」という、カウリスマキにとっては永遠のアイドル。この映画の脚本はレオのために書き下ろしたもの。カメオ出演してちょっとした台詞のやりとりもあるカウリスマキ、きっと至福の一時だったことでしょう。
他にも、カウリスマキが偏愛する人々が集結、見事に脇を固めています。エルヴィスの写真をバックに歌うジョー・ストラマー、バーガーショップのおやじに扮したセルジュ・レジアニ。
あと、アンリを殺しにくる殺し屋。実はこの殺し屋が本作一番の魅力的なキャラ。いつの間にかアンリよりもこの殺し屋の方に気持ちが移ってしまっていたりします。忘れてはいけないのが、殺し屋の友人の医者のこの名台詞。「神を信じなきゃ地獄は存在しない」これも忘れてはいけないのが、色の鮮やかさ。「初めて部屋の中を自由に塗れる制作費をもらった」というカウリスマキ、まさにアンリを象徴する青灰色で全体を覆い、そこに浮かび上がるマーガレットの赤い服の鮮やかなこと!
冒頭に「マイケル・パウエルに捧げる」と字幕が出ますが、マイケル・パウエル監督といえば『赤い靴』、なるほど。『浮き雲』や『過去のない男』は全体に温かみのある鮮やかな色で、それもまた絶品ですが、暗と明の見事な対比。この映画ではそのコントラストが絶品です。
前回書いた『マッチ工場の少女』で母国フィンランドでの作品に一区切りをつけたカウリスマキ、その次に撮ったのがこの映画。しかも、始めての海外ロケ。大好きな、大好きな人たちに囲まれて、本当に幸せだったんだろうなぁと、カウリスマキの幸せが伝わってくる素敵な作品です。
※重要なシーン、全部見せてるようなーーー。
2012-05-08
5年ぶりに。。。アキ・カウリスマキ監督の最新作『ル・アーヴルの靴みがき』が公開されている。過去に見た、『レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ』にはじまり。。。
『コントラクト・キラー』
『マッチ工場の少女』
『過去のない男』
『街のあかり』など。。。
どれも独特の味わいのある作品で好きだった。『ル・アーヴルの靴みがき』も良さそうです。見たいな☆
今回の公開を記念して過去の20作品も渋谷のユーロスペースで公開されるらしい。。。コチラも気になります。
※これは渋いポスターだ。明るい人間なら絶対観ない作品でしょうー。
★感想:パルシネマを紹介している、とももぐさんの新動画を発見。近いうちまた貼りましょっと。
☆オマケ 月替わり企画「日めくり」カレンダー
1月は【アン ミカさん♪】
★1月18日(木)
『まぁ、えっか、という日もあっていい』
~人間だもの、完璧はムリっす~
●アンミカ、仲の良いフワちゃんに苦言「宣材写真の貸し出し多い」
※若手芸人はみんな口臭いよ、でもまぁ、いっか、、、じゃねえよ。
☆細かすぎて伝わらない仲良し写真