『正欲』水フェチたちの苦悩・・・ | ジョニー暴れん坊デップのA部屋

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・eiga.com 作品情報 『正欲』

■解説

 第34回柴田錬三郎賞を受賞した朝井リョウの同名ベストセラー小説を、稲垣吾郎と新垣結衣の共演で映画化。「あゝ、荒野」の監督・岸善幸と脚本家・港岳彦が再タッグを組み、家庭環境、性的指向、容姿などさまざまな“選べない”背景を持つ人々の人生が、ある事件をきっかけに交差する姿を描く。

 横浜に暮らす検事の寺井啓喜は、不登校になった息子の教育方針をめぐり妻と衝突を繰り返している。広島のショッピングモールで契約社員として働きながら実家で代わり映えのない日々を過ごす桐生夏月は、中学の時に転校していった佐々木佳道が地元に戻ってきたことを知る。大学のダンスサークルに所属する諸橋大也は準ミスターに選ばれるほどの容姿だが、心を誰にも開かずにいる。学園祭実行委員としてダイバーシティフェスを企画した神戸八重子は、大也のダンスサークルに出演を依頼する。

 啓喜を稲垣、夏月を新垣が演じ、佳道役で磯村勇斗、大也役で佐藤寛太、八重子役で東野絢香が共演。第36回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品され、最優秀監督賞および観客賞を受賞した。

2023年製作/134分/G/日本/配給:ビターズ・エンド/劇場公開日:2023年11月10日

オフィシャルサイト

 

■スタッフ

監督  原作 朝井リョウ 脚本 港岳彦 製作 石井紹良 神山健一郎 定井勇二 飯島三智 企画 中村優子 プロデュース 中村優子 プロデューサー 杉田浩光 富田朋子 スーパーバイザー 松原宏林 共同プロデューサー 舩江修 ラインプロデューサー 塚村悦郎 撮影 夏海光造 照明 高坂俊秀 DIT 鈴木裕 録音 森英司 音響効果 大塚智子 美術 井上心平 衣装 宮本まさ江 ヘアメイク 新井はるか 金田順子 装飾 中村三五 編集 岸善幸 音楽 岩代太郎 主題歌 Vaundy キャスティング おおずさわこ 助監督 松尾崇

 

■キャスト

■映画レビュー

評価:4.0 「見えない価値観」 t.kokubunさん 

2023年12月3日・・・恐らく、「良く伝えてくれた」と思っている方がかなりいるんでしょう。私はこの世界を居心地悪く思っていないけど、この作品に出て来る価値観が「存在」する事は、理解できます。
 でも多かれ少なかれ、みんな何かこう言う感情ってあるんじゃないかな。他人にはわからない、自分の価値観。ハグする大切さ、価値観を押し付けない大切さ、色々なものを教えてくれた作品でした。ガッキーの演技力の高さも必見要素です。

※イナガッキーとアラガッキー。ガッキー共演である。最初はただの「水フェチ?」と思ったが、そういう軽い見方しかできない自分が、すでに偏見に凝り固まってしまってるんだなー、と時間が経つほどに思い知らされる・・・。

 

●稲垣吾郎×新垣結衣主演!映画『正欲』予告

※どうやら原作小説の出来栄えがすこぶる宜しいらしい。機会あらば、読んでみたく思うーー。

 

・クランクイン! 映画『正欲』稲垣吾郎、新垣結衣、磯村勇斗らメインキャストのセリフ入りキャラポス解禁

 本作は、朝井リョウが作家生活10周年で書き上げ、第34回柴田錬三郎賞を受賞した小説を映画化。家庭環境、性的指向、容姿―さまざまに異なる背景を持つ人たちを同じ地平で描写しながら、人が生きていくための推進力になるのは何なのかというテーマをあぶり出していく。演出家・岸善幸と脚本家・港岳彦のタッグにより、いわゆる「当たり前」ではない生活を送る人たちの人生を大胆な演出表現をもって映像として浮かび上がらせる。第36回東京国際映画祭で最優秀監督賞と観客賞をダブル受賞した。(内容紹介省略)

 この度公開されたのは、メインキャラクターたちの新たなビジュアル。稲垣演じる啓喜は「道から外れた生き方させられないよ」、新垣演じる夏月は「誰もひとりじゃないといい」、磯村演じる佳道は「この世界で生きていくために、手を組みませんか」、佐藤演じる大也は「なる前に毎日思う。朝起きたら、自分以外の人間になれていますようにって」、東野演じる八重子は「性欲とか恋愛とか結婚とか、全部関わらずに生きていけるならそうしたい」と、それぞれ劇中の印象的なせりふと共に、何かにとらわれたような表情を浮かべている。

 さらに、一足早く映画を鑑賞した著名人からの絶賛コメントも到着。千原ジュニアは「明日死んでもいいと思っていない人は観た方がいい」と独特の表現で本作を称讃。EXITの兼近大樹は「何の変哲もない事の異常性が浮き彫りになる気分爽快な物語なのに、息も飲めずに喉が渇いた」、原作ファンだというニューヨーク・屋敷裕政は「小説『正欲』が、感情が揺さぶられまくりの激おもしろ作品だったのですが、映画『正欲も俳優陣演技激ヤバのウルトラおもしろ作品でビビりました」と映画化をテンション高く絶賛している。
 そのほか、現在放送中のドラマ「時をかけるな、恋人たち」出演でも話題の俳優・西垣匠、人気ロックバンド・OKAMOTO’Sのギタリスト・オカモトコウキ、SNSで大注目の美容クリエイター・メイクアップアーティストのGYUTAEら、各回のオピニオンリーダーたちが、自ら言葉で映画の魅力を語っている。

 

■EXIT 兼近大樹
 一般的、当たり前、何の変哲もない事の異常性が浮き彫りになる気分爽快な物語なのに、息も飲めずに喉が渇いた。あらゆるものを多様性で括ってしまうのは簡単かもしれないが、そこからはみ出るものを社会は許容出来るのか?世間は厳しい目を向けるのではないか? 映画の中で描かれた正しさの凶暴性に戦慄するだろう。終わりに向かい、普通ではないとされる普通が少しずつ湧き出て、溢れて、漏れ出し、あらゆる普通に形を変えていった。否定に怯えるあなたの側に、分かり合える誰かがいてくれる事を願う。こんな香ばしいまとめ方しちゃうくらい優しくなれる映画でした。

■をのひなお(漫画家『明日、私は誰かのカノジョ』)
 ただの大多数の考えでしかない「普通」を強制される生きづらさ。多様性という言葉を聞くたびに感じる違和感が描かれている。

■GYUTAE(美容クリエイター・メイクアップアーティスト)
羨ましいな。それが観た後に強く思う感情でした。
決して他人には理解できないと思っていた事を共感しあえる誰かと出会うことがどれだけ難しく奇跡的なことか。日常にあるけど焦点の当たらない部分を刺激される好きな作品でした。


 

■オカモトコウキ(OKAMOTO’S)
 “自分らしさ”を求める社会のグロさ、人間の欺瞞。普通って何? 正しさって何?全てのシーンが心の中で何度もリフレインする。観る前の自分には戻れない。なるほど、これは「問題作」だ。

■ニューヨーク 屋敷裕政(お笑い芸人)
 小説『正欲』が、感情が揺さぶられまくりの激おもしろ作品だったのですが、映画『正欲』も俳優陣演技激ヤバのウルトラおもしろ作品でビビりました。『正欲』とんでもないです!

■千原ジュニア(お笑い芸人)
 明日死にたくない人、明日死なない人は観た方がいい。明日生きてる人、明日死んでもいいと思っていない人は観た方がいい。観た方がいい。

■戸田真琴(文筆家・映画監督)
 あなたが「(笑)」をつけてお菓子をつまむように嘲笑ったものたちの、切なる「正欲」に目を凝らす。足場が裏返る感触に冷や汗をかくけれど、こんな感覚はなるべく皆が味わった方が良いに決まっているのだ。あるシーンで、ぼろぼろの女の子がもっとぼろぼろの誰かに震えながら言葉を紡ぐ姿に心が震えた。原作の秀逸な描写に色がついたようで、原作ファンも納得の1本だ。

■——笠井信輔(アナウンサー)
 孤独を感じたことがあるすべての人のための映画がここにあった。描かれる困難と希望。「自分を閉ざさないで!」そのメッセージが胸に刺さった。

■氏家譲寿(文筆・映画評論家)
 あのひとは“オカシイ“、こんなこと”アリエナイ“。そうやって目を閉ざしていませんか?目を閉じるだけで人の心を”壊せる“。だから、目を開けて、見て、ください。

■伊藤さとり(映画パーソナリティ)
 違和感を感じる世界でも生きようともがく強さが、真実の言葉となって胸に突き刺さる。静かなのにとてつもなくエモーショナルな人間模様、本作はこの世界そのものを描いた傑作だ!

■牛津厚信(映画ライター)
 たった1人、掛け替えのない「誰か」と巡り逢うだけで輝きだす日常。またはその反動。全てのキャストがかつてない歪な存在感を放ち作品世界をしっかり支える珠玉の群像劇だった。

■豊崎由美(書評家)
 根昏いガッキーから目が離せない!朝井リョウの代表作が新垣結衣の代表作に。小説と映画の出会いが生んだキセキ、はんぱないっ。

■松崎健夫(映画評論家)
 観客によっては共感に至らない映画なのかも知れない。だが、新垣結衣や磯村勇斗が演じる人物に対して、誰もが何となく「わかる」という感覚を抱くことこそが重要なのだ。

※性癖がそこまで人間関係を左右するもんだろうかー。内容を理解したつもりの今でさえ、そういう疑念が付きまとう。。。

 

・藤原宏美オフィシャルブログ 衝撃を受けた本の映画

 久しぶりに映画❤原作を読んで衝撃を受けたので、公開初日にひとりで観てきました〜🤗

ブログにも書いていたので、引っ張り出してきました👇 ものすごく複雑な原作を、どんな風に表現し、まとめていくのか、とても興味深かったのですが、

 最後のシーンが、やっぱり深く考えさせられました。よく使う言葉「普通」って何なのでしょうね。「普通のこと」って何だろう?

 これから映画「正欲」を観る方がいらっしゃるなら、絶対に先に原作を読むことをおすすめします!!

※え”!?「読んでから観る」がお勧め???遅い、遅いよっガーンあせる

 

・高見恭子オフィシャルブログ 映画『正欲』試写

  柴田錬三郎賞受賞。朝井リョウ氏著。同名の原作も、それぞれのひとの視線から描いた小説で、こころに残った。

 港岳彦氏脚本、岸善幸監督、稲垣吾郎氏✖︎新垣結衣さんで、センシティブな心のなかを、そのまままっすぐ、見事に映画化した。素晴らしい。

 

 俳優陣すべて、抑えた静かな演技で、すぐそば、隣にいる人たちを、静かに演じている。誰も気づいていない『ここにいていいんだ」と思えること、だからこそ、その気持ちによりそい、丁寧に生きていきたい。

※高見恭子さん、相変わらず試写会にいっぱい参加しとるねえーー。うらまま。

 

●【映画『正欲』主題歌】Vaundy「呼吸のように」

 

 

●メイキング

 

※稲垣吾郎演じる寺井は、何ら差別者には思えなかったなァー、個人的には。

 

●とうふの本棚 映画正欲のレビュー動画

 

※ダムフェチさんというのもいますよなーー、〇間椅子の〇カジマノブさんとか!!

 

・おまけ 映画台詞&ウルトラ怪獣 11月20日

 

ー元ネタの詳細は2023年元旦の日記参照のこと!ー

 

★今回もまたシンプルスタイル(写真&動画なし)で。猿股失敬!

 

☆映画と旅する365日 

「君は権力を求めない 名声も。ただ純粋に正しいことを追い求める」

→『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(イギリス/ロンドン/ハイゲート墓地)

・・・イギリスに戻ってきた魔法動物学者のニュートは、強大な敵・グリンデルバルドが逃げ出したことを知る。魔法界、そして人間界をもおびやかしかねない彼を追い、ダンブルドア先生とタッグを組み、魔法動物たちとともにパリへと向かう。

 

☆彡今日は何の日?ウルトラ怪獣日和 

ウルトラマン 2大怪獣バニラとアボラスが復活!

 1966年11月20日は『ウルトラマン』第19話「悪魔はふたたび」が放送された日です。東京のビル工事現場で謎のカプセルが出土し、科学警備隊は宇宙考古学の権威である福山博士とともに現場に向かった。それは未知の金属でできており、付着していた貝の化石は福山博士によると3億5000年前のものらしい。さらに、福山博士はこれが古代人によるタイムカプセルであると考えていた。中には青い液体と金属板が入っており、金属板は福山博士が、液体は同じく現場にきていた石岡博士の鉱物試験場で調査が行われることになる。

 回収を終えその場をあとにした科学特捜隊。しかし、その現場には赤い液体が入ったもうひとつのカプセルがあった。そのカプセルは、工事現場の作業員にも気づかれずダンプカーで土砂とともに運び去られてしまう。その後、ハヤタとイデ隊員は福山博士の研究所を訪れる。金属板は何か文字が描かれた「書類」であると思われたが、どうやっても肝心の文字を見つけることができない。

 すると、イデが金属板で光を反射させることで、文字が見える仕掛けになっていることを偶然発見。その文字は太古に沈んだといわれている「ミュー帝国」のもので、すぐに解析が行われることになる。一方、東京の北部で落雷が発生。それは赤い液体の入ったカプセルに落ち、液体は怪獣・バニラに変貌してしまう。(後略)
 
 11月20日は、赤い怪獣・バニラと青い怪獣・アボラスが復活したエピソードの日。バニラを倒したうえ、そのままウルトラマンと連戦しスペシウム光線に2回も耐えるという、恐ろしくタフなアボラス。しかし、無事にウルトラマンによって撃破されたのでした。

(感想)想像すらできなかった性癖の話、ではあった。でもなーんかピンと来なかったなァ。