こんなときに

元気なふりしたって無駄だよ、ってあいつが言うの


雨が降ってたから傘をつかんでいっただけよ


体に蛍光のビニールのチョッキを着せられた体のたるんだ3匹の犬がボランティアのおじさんに引き連れられてただけ


その古い景色が好きでここに決めたんだけど、路地裏の片面を優しく包んでいた古い木造の家が壊されて、「現代風」の新しいださいアパートが建設中なだけ


蛍光灯の明かりが目にいたい夜の人の少ない商店街を歩いてて、ここにほんとに人なんて居るの?って感じただけ


それだけ


私を形容する一つの言葉さえ見つかれば

私はもうちょっとだけ綺麗に生きられるのになぁ

貴方の 関心を 得るために 私はあと どれくらい 苦しめば いい?


友達が そんなときは絵を描いてごらん、って言ったから

色鉛筆をスケッチブックに落としてみたけれど

なんだかへたくそな取り繕った絵ができた

はじめて美しい色鉛筆画を描いたとき

私は母にそれを見せたの

兄は感嘆し

母はだまってほほえんでうなづいた

そんな記憶が視界を塞いで

私はただ

溜まっていた涙を膝に落としてみた

マッチを擦って


ねぇ、マッチを擦って


陽が届かない

陽が届かない




握りしめてた小銭を散らして バスを降りた

ブーツのかかとでくるりと半回転して コートのポケットに手を突っ込んで

まつげの端を風がかすめたら

唇の下をきゅっと拭いてから

風がやってくる方へ


気がつけば街灯がちらつきはじめて

あたしは寒くて

コートの襟を立てる

風に触れる膝が少し痛いの


そうそう そこに本屋さんがあって

その向かいには仕立屋があって

その隣には写真屋

路地を挟んで小さな画廊があって

そうそう その隣の その小さな そのいい香りのするカフェ


細い階段を上るのがいつもの楽しみ

ちょっとだけかかとを滑らせて

いつもの定位置に

扉を押すのに一番良い位置

指先はすっかり冷たくて

今日のブロンズ色のマニキュアを確かめて


低い 低い 音楽が流れる 暖かいその場所に

常連のように踏み込んで

まるでいつも来ているかのように 窓際の2人がけのテーブルへ

さぁここから

待ちぼうけのゲームが始まる


ここなら あの 温度のない 青い通りがよく見える

あなたの胸にてのひらを当てて

伏し目がちで

「私のことどう思ってる?」

って聞いたの




あの人、どんなしゃべり方だっけ?

なんか、私の話をしていたらしいのだけれど。

といっても別にたわいのないことで

私が、コーヒーにはミルクを入れるとかって程度のこと。

あなたがそれを どんな風に私の友達に話したのか

そればかりが気になって


気になって


if you want to i can save you

i can take you away from here

so lonely inside, so busy out there

and all you wanted was somebody who cares

ヘアサロン夢屋の夢子さんの日記にあった文章

        :

怒った顔も素敵ねと見とれていると

どうやら鉾先はわたしに向いていて

うっとりしているどころではなかったけれど

今わたしをぶったばかりの拳は

ごつごつとしてとっても男性らしく

今わたしの胴を蹴り上げた足には

こないだわたしが選んだ靴下を履いてくれている

今、ふり降ろそうとしているその椅子だってなんてセンスがいいのかしら

どこをとっても格好いい彼に見とれて

逃げる暇もありゃしない

        :


素敵ですね。。

ぎらぎらぼうし

ぎらぎらぼうしがまぶしくて

ぼうしをかぶるとなんだか強くなった気がして

視界が狭まり

自分の声が拡張され

シルエットが変わり


友達がデザインの専門学校への進学が決まったそうです

私は

私は?



今は良いはずなのにナァ


花開くまで

待っておくのかしら?

こんなにいっぱい文章を書いていると知られるのは嫌なの

でも書きたい思いは募るばかりで吐き出す場所はない

言いたいことがあるはずなのに言葉になるのはその端々で

「気付いて欲しい」なんて後ろ向きにせりふを吐き捨ててる

あーもう死んだら何人悲しむかとか

全然知らない人とたとえばいきなり結婚したと報告したらとか

そんな実にならないことばかり考えている

遠くからあの窓から 私を見つけていたりして   なんて

私の笑顔に価値をつけて

無駄に笑って馬鹿みたい



comaを二つに分けておいてよかった

“こっち側”に書いていることは あまり人に見られていないと言う気になれるから

でも、”こっち側”を誰かに見て欲しいと思うこともある

そして、「そんなんは思いこみやで」とか、

「あなたは何もわかってない」とかって言って欲しいときもある。

愛情の反対は無関心.・.無関心な人は愛情を持ってない.・.関心を持ってもらえない人は愛されてない


必死で自分を作ってる

マスカラを買った

自分の目ではない目で外を歩くため

自分から見える景色は同じでも

外から見える自分の目は違うなんて。