ミヒャエル・エンデの「モモ」から学ぶ | 理都の人生悪あがき

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3児の母です。
子どもの事、日常の事、料理や趣味の事など綴っています。

私は小さい頃から活字中毒である。


なので今でも図書館通いをしている。只今のマイブームは有川浩ね。「塩の街」は読んでてゾクゾクした。


私は作家読みするタイプなので、先日図書館に行った時は有川浩の本を山程借りてきたのだが、それと一緒に昔懐かしいこの本を借りてきたのだ。

ミヒャエル・エンデの「モモ」。
大ヒット映画「ネバーエンディングストーリー」の原作「果てしない物語」の作者が書いた本だ。

あまりに読んだのが昔すぎて話をほとんど覚えていないが、ざっくりしたストーリーを思い返してみると、「モモという名の少女が、時間泥棒から時間を取り返すお話」である。

ファンタジーですね。

先に書いたように話をほとんど覚えていないのだが、この本の中で私が印象に残っている箇所がある。

それは、主人公モモの友人である、掃除夫のおじいさんの台詞。はっきりとは覚えていないけど内容はこんな感じ。

「長い長い道路を掃除する時、その道路の長さを見つめ、果てしなさを思いながら掃除するといつまでも終わらない気がする。だが、目の前の一掃きに集中していると、いつの間にか終わっている」

〜注意〜
私のうろ覚えの記憶によるものです。ざっくりした内容とお考えください

このおじいさんの台詞が、今でも私の指標になっている。やるべき事が沢山ある時、深呼吸して、まずとりあえず目の前の事をやろうと考える事にしている。何だったら子供にも言い聞かせている。まず目の前のひとつの事をやったらいいから。そしたら、気づいたら全部終わっているからと。

この掃除夫の切ない所は、時間泥棒に「モモを助けたかったらお前の時間を寄越せ」と脅され、自分の信念を捨てて、時間を捻出する為にせかせかと掃除をする所である。例によって昔のおぼろげな記憶で、そのあとどうなったのか覚えていない。ふと思い出して、気になるあまりに借りてきてしまった。

睡眠時間を削って読むことになるんだよな。本ってとんだ時間泥棒だわ。