インフルエンザ | 理都の人生悪あがき

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3児の母です。
子どもの事、日常の事、料理や趣味の事など綴っています。

長男と長女がインフルエンザにかかった。今期2度目である。1月にかかったのはA型、そして今回はB型だ。

私はこどもの時にインフルにかかった事がない。少なくとも物心ついてからは。社会人になり、結婚してからもずっと無縁だった。だから、インフルエンザのしんどさを知らなかった。「インフルと風邪って、違うの?」と同僚に尋ねてめちゃくちゃ怒られた事もある。

そんな私がインフルを(ほとんど初めて)意識したのは、長男がお腹にいた時である。折しも新型インフルエンザが猛威を振るっていた。ワクチンは品薄で、職業などにより優先順位がつけられた。

最初は医療関係者。そして次は高齢者と妊婦である。

私の所にも、産院から通達があった。私は(少なくとも物心ついて)初めて、インフルエンザの予防接種を受けた。

ところで、インフルエンザに限らず感染症はほとんどが幼稚園、保育園、学校を通じて広がると思う。我が家も例外ではなく、長男が幼稚園に入園した年の冬、初めて家族全員がインフルにかかった。

全員が予防接種を受けたにもかかわらずだ。しかも私は妊婦だった。39度の熱を出しながらまずは長男をかかりつけの小児科に連れていき、その場で貧血を起こして座り込んだ。翌日、熱を出した長女を連れて再び小児科に行った時には、無愛想で有名な先生に「それでお母さんは大丈夫なんですか」と聞かれた。

旦那は休んでいたが、やはり感染しており、作業は分担するしかなかった。勝手が分かる私が小児科を担当、必要な食料品などの買い出しを力がある旦那が担当した。以前、インフルにかかりながらも子どものおむつを買いに出なければならなかったママの話を聞いて「私には無理だ」と思ったものだが、やらねばならんと思えば身体は動くもんである。短時間なら。

そんな経験のあと、私は「インフルエンザにかかった時のチェックリスト」を作った。

家族の誰かがインフルを発症した時に、自分と旦那が元気なうちに確認するべき項目。たとえば、トイレットペーパーやおむつの在庫。スポーツドリンク。家族全員が発症した時に食べやすいもの(うどんやパン、お粥用の米)を確保。更に回復期の為のレトルトカレー。恥ずかしい話だが、私はインフルを発症した時に生理が始まり、ナプキンの在庫がなかったのが困った。そんな事をすべてチェックリストに盛り込んだ。

今年1月、そのチェックリストが大変役に立った。長男は日曜に発症したのだが、リストのおかげで月曜にインフルと診断を受ける時には備蓄は完璧だった。

そして今回。やはり日曜に、長男と長女ともに発症。月曜の今日に診断がおりた。帰りにドラッグストアに寄りながら私は気づいた。

ああ、あの非常事態がまた訪れたのか。

以前感染した時の教訓は「家族全員が発症しても生活出来るよう、備蓄する」だった。今年の発症で、それに加え「家族内の感染を防ぐ」という目標がくわわった。

我が家の間取りでは、完全隔離は不可能だ。せめて、布団部屋から出さないようにして、ウイルスを撒き散らす事だけは防止したい。

ところで、もうすぐ春休みが終わり、長男と長女は今週から幼稚園に行く予定だった。インフルには出席停止期間がある。最初からお休みである。

何というタイミングの悪さ。最終的には「感染しない」事を目指すべきなのだろうが、それは遠い道のりであるようだ。