「大人の自由研究」の時間がやってまいりました!
(カテゴリ作りましたw 過去の記事もおいおい整理します)
ブロ友さんが「駿台中学生テスト」(以下駿台中学模試と記す)の男女別偏差値推移データを、なんと中1~3まで3年間分まとめてくださったのでシェアします!
現在高校1年生の高受2024年組が、中1~3までどのような推移をたどったのか!
しかも5教科別!
最新データ!
推移が一目瞭然で興味深い~~!お、おもしろ…
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日本全体の高受2025年組の正確な母数は知りませんが、2008年出生数が109万人なのでそこから私立中&国立中生徒数27万人を引いて82万人。(テケトーです)
どんぶり勘定ではありますが、2025年に高校受験した人数を超ざっくり80万人としますと、駿台中学模試受検者数は5千人程度ですから、全体の0.6%くらいということになります。
砂漠にみつけた砂金粒かよっていう…
※百分率間違えてたのでしれっと修正しますw
なお「駿台中学生テスト」(駿台中学模試)の特長は
「国公私立難関高校を対象とした全国規模の模擬試験としては最大規模」
「全国規模のハイレベルな母集団」
と公式サイトには説明されています。
駿台中学模試受験層の多くが実際に進学した高校はこんなラインナップになっているようです。
出典はこちら
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というわけで、駿台中学模試の受験層は、PISAでいうと超超超上位層にあたるのかなと想像します。
イメージ的にはこのあたりの層になるでしょうか?(テキトーです)
というわけでこの駿台中学模試データを「PISAの超高点数帯の拡大図」と勝手に想定して推移表を眺めさせていただきました。非常に面白かったです!
PISAにしろ駿台中学模試にしろ、こういった数字から読み取れるのは「男女間の優劣」ではなくて、あくまで「この得点を取れる人数の大小」だということをよくよく理解の上で見る必要があるなと思います。
こういうデータを見て「男子の方が女子より頭がいいんだ!」とか言うのは短絡的ですし、「女子でも男子より数学ができる人もいる!」という個人差の話も当たり前ですよね。
「男子の方が数学が得意」というのと「男子の方が数学偏差値60以上の人数が多い」というのは、似ているようで意味が全然違いますもんね。
という前置きを置いた上で、じぇにゅさんがまとめてくださった推移を面白く眺めています。
みんな見るんだ!
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<感想>
●英語
中1時点では女子の方が平均点が高いのに、回数を重ねるごとに男子がどんどん追い上げてきて結果的に逆転している~~!
面白いくらい傾向が表れていますね。この間の重本先生の「理系男子は英語の追い上げ方もすごい」という話にもつながりますよね。
●数学
中1の最初は「簡単すぎて差がつかない」状態だったのが、回数を重ねるほど点差が広がっていますね。
そしてその点差は5教科で最大。
いろんな意味で「数学が最も差がつく教科」ですね…。上位層の中でも差がつくし、男女差もつくし…。
●国語
こちらはPISAと同じく、女子が安定してずっと男子より平均点上回ってますね。
PISA通りの傾向が出ているように思います。
●理科、社会
理社が出題されるのは中3からなんですね。そして理社に取り組むのは国立も狙っていく層なので、英数国受験者が4.7千人に対して、理社は1.7千人と、母数もガクッと減るのですね。
社会は文系科目なので女子の方が平均点高いんかな?と勝手なイメージ持ってたんですが、とりあえず駿台中学模試では意外にも男子の方が高いようで、それは筑駒・開成志望生などが平均点を押し上げているのかも?とのことです。な~る。
「高校受験生全体の0.6%くらいの最上位層という砂金粒の中でも、わかりやすく男女の傾向性があらわれるんだな~」
と興味深く見ています。
私は男女合わせて3人の子育てをしていますので(じぇにゅさんも!)、男女の違いというものを普段の生活のいろいろな場面で感じていますが、やっぱり脳の作りの違いとしか思えないことも多々あり、こうしてデータに表れる男女差を見ることもとっても面白いです!
じぇにゅさん貴重なデータ取りまとめありがとうございました~~~!!