東京高校受験主義さん、長いので勝手に略してTKJさんなどと呼んでいましたが、アイコンが「高受」なのでそれが公式略称であろうと判断して、今後は高受さんと呼びますw
5/27に開催されたXのスペースを拝聴いたしました。事前登録1400人、リアルタイムでは900人くらいのリスナーさんがいらっしゃったようで(もっと多かったかも)、大きな関心を寄せられているのがわかりました。
昨日聞けなかった方に朗報ですが、また同じ内容で配信されるそうです。配布資料ダウンロードに必要なパスワードが記載されている書籍は、Amazon等ネット書店では売り切れのようですが、数日中には在庫復活するようです。
現在、都立中受検を考えている方は、ぜひ書籍購入の上でスペース聞かれることをおすすめします。得られる情報がなかなか聞けないリアルな内容で有益なので、e塾への課金考えたら微課金かと思いました。
配布資料はすでに削除済みですが、資料のお品書きは公開ポストされていました。(ので差支えないと判断してネタバレ)
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① 学校別の退学率
② 私立中のエリア別退学率との比較と考察
③ 一貫校の公募制人事
④ 小石川、武蔵、両国の小学校別合格者数
⑤ 例の「あれ」
私はてっきり、e塾の合格実績水増しとかアコギな商売について延々と語るスペースなのかな~と予想しつつ臨んだのですが、具体的なデータでかなり突っ込んだ内容でびっくりしました。
都立中受検についてe塾について触れないわけがないのですが、それに関してはほんの少し。まあみんな知ってますな内容なわけですが…w
退学者についていろいろと語られていましたが、高受さんの語られた内容は、実感と一致することも多かったです。
私自身、それについては胸を痛めていて、このブログでも「老婆心シリーズ」と題して「都立中に入学が決まったからにはみんな元気に有意義に過ごしてほしい…そのための心得を聞いておいて!」とアレコレと書いてきました。
都立中の退学者については、いろいろと憶測も飛び交いやすく、インターエデュでもクソスレが話題になってたことがあります。
特段読む価値ないですが一応ご紹介…。
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こういった、噂や憶測や批判や偏見も入り混じったネットの書き込みと違って、高受さんのお話は開示請求などを通して調査した、数字が全部載ってるエビデンスベースに語られていたことを強調しておきたいと思います。
それによると「結論としては、都立中は昔、一時期は退学者多かったが、今となっては私立中に比べるとそんなに退学率が高いとは言えない」とのこと。
一方で「都立中固有の退学理由はなんなのか」を語ってくださり、それは私含め多くの都立中界隈ではもう既知の事実ではありましたが、これから目指す方に向けては知っておいてほしい気持ちがあるので、退学に関して語っている前半部分の視聴メモを公開します。
高受さんは、基本「戦略的高校受験ルート推奨」というスタンスです。その中で都立中高一貫校をついでに受検するなら知っておいてほしいこと…という前提で語られています。
購入者限定の非公開資料のため、数字や詳細については触れません。
・退学リスクについて
・昔は都立中の退学者の多さ(学校によっては学年2割)が話題になったが最近はそうでもない
・2021~23年の学校別退学者数推定資料(高校募集ない学校6校)
・私立中併願組が多い小石川は退学率低い(かつては小石川も多かったが)
・都立中専願組が多い学校は退学率が高い傾向
・だが、学年●割くらいは私立中も(開成であっても)退学者が出るのが普通
・都立中の中1~3までの退学率は非常に低い
・私立中と比べて「問題が起きたら退学」という圧が都立中にはないから
・不登校は私立でも都立でも一定数出るが、都立中はすぐ退学ということにならないため中3までは減らない
・都立中の場合、高校以降の段階で抜けていく
・私立中の市区町村別の退学者推定資料(禁断の資料)
・私立中の退学者は多いが、それは絶対漏れてはいけない表に出ない数字
・でも開示請求などがんばって独自調査した資料
・高校受験で抜けた生徒ではなく、「中学在学時点での退学者推定」
・某区は学年の●割が退学するという衝撃的な数字
・こういった私立中の中学時退学数と比べると、都立中は中学時代は退学率●%以下で非常に少ない
・結論としては、都立中は一時期は退学者多かったが、今となっては私立に比べるとそんなに退学率が高いとは言えない
・傾向としては都立中は高校受験以降に抜ける
・その数は都立中学校別に差がある
・都立中固有の退学の理由を知るべく、実際に退学した子などに聞き取り調査
・学力不振による退学が多い、転居ももちろんある
・私立であれ都立であれ退学者は絶対に出る、出るが都立中固有の事情がある
・国語力、作文力一点突破による入学者の学力不振退学者が多い
・入学後にカリキュラム的に負担になるのは数学と英語
・都立中は課題も多い
・入学後についていくための学力が必要
・しかし入試の状況によって、理数系の学力がいまいちでも作文一点突破で合格できてしまったりする
・作問失敗して理数の平均点が極端に低くなった年は、できる子もできない子も理数の点が取れないので、国語力作文勝負になる
・作文で入った子が入学後に都立中高一貫校の課題量も多く、速いカリキュラムについていけなくなる
・中高一貫校に入学後に必要な能力は英語数学をこなす学力
・大量の課題をこなすための情報処理能力
・適性検査型の勉強ばっかりしてきた子はそのカリキュラムをこなす学力がついていないパターンがある
・去年、ある学校で高校になるタイミングで多くの退学者が出た
・いじめ?トラブル?と生徒に聞いてみたが、いやそうではなかった
・「近くにあるから受けてみるか~」で入ってみたが、入学後に将来の展望が変化し、自分にもっとフィットする高校を目指して出た子が多い
・都立中志望理由は学校自体の魅力と近くにあるからが2大理由
・他には中高一貫校だから、高校受験しなくていいから
・小石川の入学者向けアンケートによると、私立中型塾出身者は「理数に力を入れているから、オーストラリア研修旅行など英語教育に魅力を感じた」
・都立中型塾出身者「都立中高一貫校の中でナンバー1だから」
・公立ルート組は安易に志望・受検しない方がよい
・入学に至るまでの学習負担は私立中受験に比べて小さく済む
・むしろ入学後についていけるような学習を小5~6でしっかりするべき
・私立中受験のカリキュラムをこなせというわけではない
・作文が得意だからと国語に依存した入試突破は危険
・理数に特別な才能がない子は、どこかで数学的な思考力を養う必要がある
・私立中組や高校受験組はそれを鍛えられるフェーズがある
・適性検査型の勉強だけでは身に付きづらい
・理数の才能がない子は入学後がつらい
・適性検査型の私立中はスルーでいい
・都立中不合格で、せっかく受けたから、200万かけたから、でお試し適性検査型私立中に進学することはおすすめしない
・都立中専願でいくなら、高校受験で魅力ある高校をいろいろ見て決めればいい
スペースを聞いての感想も記事書こうと思ってますが、長くなるのでいったんここまでにしておきます。
ブロ友さんもスペースの感想書かれていて、こちらもうなずきながら読みました。皆様もぜひお読みください!
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