こんにちは。



色々忙しくしていて更新がすっかり遅くなってしまいました。ここ最近続いた積雪で旦那さんから度々雪合戦のお誘いがありますが丁重にお断りしています。少し可哀想な気もしますが、私よりももっと若い子達と存分に楽しんでおくれキメてる






さて、今回は以下の記事の続きです。最初に投稿した時から、チェコのチップ文化も追記しました。ご興味ある方は以下の記事もう一度読んでみて下さいニコニコ







​プラハ城


プラハ初日は定番中の定番、プラハ城に行って来ました。

プラハ城は同じ年代に現在の城全体ができたのではなく、長い歴史の中で持ち主が変わっていく中でも増築され続けて現在の姿になったそうです。そのため、場所によって建築様式が違っていたり、建築資材の違い(汚れを染み込みやすい石材)で壁が黒ずんでいるところがあったりします。現在、黒ずんでみてるところも元々は明るい黄色だったそうです。


プラハ城についてもっとよく知りたいという方は以下のサイトを見てみて下さい。


https://www.hrad.cz/jp/prague-castle-for-visitors



聖ヴィート大聖堂





聖ヴィート大聖堂のステンドグラス一部





壮麗で豪華な大聖堂内は先に貼付したリンクにフォトギャラリーもあるので気になる方は見てみて下さい。


私はキリスト教徒ではありませんが、ドイツとチェコのいくつかの教会や大聖堂を訪問して知ったことがありました。教会や大聖堂には聖書に出てくるお話しに沿った絵やステンドグラス、彫刻があります。建てられた当時の年代や建築様式によって見た目は豪華なものからシンプルなものまで様々です。

そして、大聖堂には大司教など聖職者のお墓(棺)があります。


仏教のお坊さん達がどのように埋葬されるのか全く知りませんが、キリスト教では聖職者は一般の人と違う埋葬のように感じます。




聖イジー教会


この教会は世界最古の教会の一つらしいのですが、外観は先にあった火事の影響で修築されたため、あまり古い感じはありません。しかし、聖ヴィート大聖堂と比べると華やかさはなく、閑静な雰囲気でした。






黄金の小道





黄金の小道は15世紀、城の北側に城壁が建てられた時にできたエリアで城の警備兵、使用人、金細工師(錬金術師)が住んでいたそうです。黄金の小道の由来は錬金術師が住んでいたことに由来するそうで、22番の家には代表作、小説「変身」の作者であるフランツ•カフカも住んでいたそうです。


私はカフカ以外はピンと来る人はいませんでしたが、有名な占い師(確か未亡人の薬剤師という記載も案内にあった気がします。。)の家もありました。一つ一つの家はとても小さく、基本的には1ルームで食事、就寝、仕事、料理が完結するような感じでした。家の中を覗くと当時の道具類なんかが残されていてとても興味深かったです。


広い家に住むというのは、いつの時代もとても恵まれたことだなと改めて思いました。

また、当時の牢獄も見ることができますが、時々ファンタジー系のアニメや漫画に出てくるような井戸に似た深い穴に囚人を入れて上の天井を閉めるようなタイプでした。生きたまま、死ぬまであんなところに閉じ込められるなんて計り知れない恐怖を感じたと思います。



今後も出て来ますが、中世の時代では「人道的」なんて言葉は存在しないんじゃないかというような拷問や監獄が存在してました。これだけのことをされるかもしれないのに罪を犯す人がいたと思うと、その度胸にまた驚きました。



さらに、私達は旧王宮にも行きました。写真はありませんが、こちらも当時の教会や居住スペース、騎士の馬上エリアがあり当時の生活が垣間見ることができて面白かったです。



プラハ城は世界史を勉強したことある人だったら必ずは聞いたことのあるワード(バロック様式、ゴシック様式、ルネッサンス、神聖ローマ帝国等々)が沢山出てくる歴史深いところです。美しい建築物を眺めるのもいいですが、個人的にはツアーガイドさんをお願いした方が何倍も面白いと思います。

ちなみに、ノーベル平和賞を受賞したマザーテレサは戦争で損害を受けたプラハ城の修繕をサポートしたり、女子のための学校を作ったりしたということで、何十年も前に歴史の授業で勉強した人を身近に感じる機会にもなりました。







​聖ニコラス教会

プラハ城を堪能した後はお城から少し坂を下ったところにある聖ニコラス教会に行って来ました。


聖ニコラス教会の詳細を知りたい方は以下のサイトを見てみて下さい。





こちらもバロック様式で壮麗な教会でした。当時の建築技術も本当にすごいです。


最初のサイトにも記載ありますが、時々イベントもあるようなので日程があったら参加してみるのもいいのではないでしょうか(キリスト教徒以外も参加できるかは不明)。


ここでは、私達特にツアーは利用せずに彫刻や壁画、礼拝堂の美しさを眺めて過ごしました。ちなみに、写真撮影は追加支払いだったと思います。












​プラハのクリスマスマーケット

こちらは偶々ですが、ちょうど行った時期がまだギリギリクリスマスマーケットシーズンだったので小規模でしたがプラハのクリスマスマーケットも行くことができました。




Glühweineのマグカップがおしゃれで持ち帰り可能だったりするので、個人的にはクリスマスマーケットはドイツの方がお勧めです。

もしかしたら、クリスマスシーズンに行ったら規模も大きくてもっと楽しめたのかもしれないですね。










​ストラホフ修道院

次に私達はストラホフ修道院にある世界一美しいと言われる図書館に行って来ました。


図書館の見学には事前にチケットの購入が必要です。


チケット売り場はMalovanka地点(路面電車)で降りてから最も近い門から入って左手にありますが、中々分かりづらいのでご注意下さい。


図書館には以下、哲学の間のような当時の面影を残す図書室が2つ(哲学の間と神学の間)あり、廊下には何世紀も前の昆虫、海の生き物、制服、甲冑、地球儀等が陳列されていました。

私達は年代ごとに違う地球儀を一つ一つみては日本がどこか探していましたが、私の記憶が正しければ伊能忠敬が日本地図を作るまでの日本は現在の日本の形とは乖離した日本が記載されてました。なので、中々見つけるのが難しかったです笑い泣き




神学の間は写真は撮りませんでしたが、そちらの図書室も同様に美しかったです。ご興味ある方は検索してみて下さいニコニコ



色々な方の情報を見ると写真撮影には支払いが必要とあったのですが、私達が行った時は受付の方に無料と言われた気がします。





以下はストラホフ修道院からのプラハの街並み











​天文時計

私達は天文時計にも行って来ました。

天文時計の詳細は以下のサイトで完璧に解説されてますので、気になる方は見てみて下さい。










私達は1時間ごとに動く仕掛けも見ましたが、その時間になるとガイドツアーの団体さんだったり、その他世界中から来た観光客が一目見ようと時計前が春休み中のディズニーランド並みに混みます。

なので、少し早めに行って場所確保したり、スリなどの被害に合わないように貴重品はしっかり守りましょう。



仕掛けや歴史を知ってからこの天文時計を見ると、単に芸術的な美しさや洗練さだけでなく、文明や科学、宗教の意味も垣間見えて面白さ倍増です。








​カレル橋

プラハに来たならば、絶対に行くべき場所はここ。

そうカレル橋。私の写真では魔法のペンを使って人々を消していますが、実際は何時になっても常に観光客で溢れています。



この橋は約15世紀頃に完成した16連のアーチが続くプラハ最古の石造りの橋です。橋の欄干には30体の聖人像が並んでいます。日本にキリスト教を伝えたフランシスコ•ザビエルの像もあるそうですが、私は見つけられませんでした。



ちなみに、聖ヤン・ネポムツキー像のレリーフにいる犬と女性に観光客が次々と触れていました。常に誰かに撫でられたお陰で彼らだけ錆びることなく未だに煌びやかでした。女性の方はよく分かりませんが、犬はパンを咥えた描写で、旦那さん曰く食べ物に困らない、幸運が訪れるという謂れがあるそうです。






常に人がごった返しているので残念ながら神秘的な雰囲気は殆ど感じず、バリバリの観光地という雰囲気でした。プラハ中心街に宿泊して徒歩で来れるならば、早朝とかに行ったら人もあまりいなくてもっといいかもしれません。









​国立博物館

プラハ最終日、私達は国立博物館に行って来ました。毎回思いますが、大抵の博物館や美術館は1日ないと周りきれないです。

こちらの博物館もとても広かったです。そして、どこかの高級ホテルのようなエントランス。




トイレでさえ、この芸術的美しさ。





この博物館では歴史的な絵画や彫刻の他に紀元前の生き物や化石、現代の動物や昆虫、海洋生物、隕石、岩石、宝石、10世紀頃〜現代までの生活様式や宗教、歴史を表す物が展示されてました。



中には軽い食事とお茶が楽しめるカフェやお土産屋さんもありました。





​スリヴォヴイッツ博物館/Slivovitz museum

こちらはプラハの歴史的建造物を堪能するというよりは、より現代に近いものをアミューズメント感覚で楽しめる場所です。

お酒が好きな人は是非行って欲しいです。


この博物館では、東欧の地酒プラムブランデー、Slovovitsが製造されるに至った経緯、経営者の軌跡、プラムの生態系、製造工程をいくつかの部屋を移動しながらアミューズメントパークのような感じで学ぶことができます。

音声案内では日本語も選択できますので、日本人の私達からするとありがたいですね。


さらに、途中でVRでプラムになって収穫から工場でお酒になるまでを体験できます。音や振動、温度も変わり、プラムがお酒になるまでを体感できたのは楽しかったです。

私の旦那さんは収穫時にネット内に落ちることができなくて、途中工場までテレポートしたらしいです。笑い泣き





入場チケットは地酒とおつまみのテイストとセットなので、どんな風にこのお酒が作られたのか知った後にテイストできるのは、ただの飲酒に比べたら味わい深いものがあるかもしれません。



ちなみに、お酒飲めない人、お酒の辛さが苦手な人、ベジタリアン/ビーガンの人、ご安心下さい。受付で申し出れば、ちゃんとその方にあったものを従業員の人が用意してくれます。



私はあまりお酒は強くないのと辛いお酒は苦手なのでカクテルにしました。度数がかなり高いので、カクテルで飲みやすくなっても一気に飲まないように注意して下さい。

旦那さんは度数違いのをロックでテイストしてました。


付け合わせもすごく美味しかったです。







​最後に

プラハだけでまとめようと思ったら、意外と長くなってしまいました。最後まで読んで下さった方、ありがとうございます。


写真がないので上記には記載しませんでしたが、プラハに来たら絶対にツアーガイドを予約することをお勧めします。



特に街の探索では、建造物の様式、プラハの歴史、その場所で何があったのか知ったり、地下ダンジョンの見学にはツアーガイドさんがいないとできません。

プラハは世界遺産に登録されたその美しい街並みだけでなく、歴史深い街なので学ばなきゃ勿体無いです。



地下ダンジョンツアーでは錬金術師やゴーレムの話なんかもしてくれて、とても楽しかったです。

ちなみに、私達は「Get your guide」というアプリを使用しました。ガイドは日本語がない場合もありますが、アプリ自体は日本語で操作が可能なのと、集合場所や案内の説明、フィードバックもできて良かったです。




また、プラハの観光地での写真撮影については無料で問題ないところ、追加料金必要なところ、写真撮影不可のところもあったりするので、案内を確認して対応されるのがいいと思います。





プラハのトイレは観光名所というだけあって困りませんでした。ただ、ドイツと同じようにコインでお金を事前に払う必要があります。ユーロも受け付けてくれますが、20コルナは沢山持っていた方が便利だと思います。





さらに、プラハのお店やホテル、観光地の従業員さんの英語レベルはとても高くチェコ語が話せなくても英語が話せたらプラハの観光はそんなに難しくありませんでした。




では、次はカルロヴィ•ヴァリの観光に続きます。



ではでは.:)