Flying 東京 離れるわ
catalogで見つけた ひとり旅なの
Flying 淋しい心 抱いて
ひとりで飛びたつわ 午前10時発

 

この曲を取り上げるのは2回目かな。
1回目は「地中海ドリーム」の記事。

大学時代「杏里のこの曲が好きで」
と友人に白状したらすごく驚かれた。

まぁ、僕は杏里の曲の中で
「地中海ドリーム」が一番好きと言う、

少し変わった奴なので
そういった選曲なんだ。

「Flying 午前10時発」僕の中では
「オリビアを聴きながら」を差し置いて
マイ・ファースト・杏里なのである。

 

Flying 午前10時発  杏里 1978年

デビューアルバムの「apricot jam」が
なんとなく好きだった。

apricotは杏(あんず)だから、apricot jamは
「杏里の魅力の詰め合わせ、さぁ召し上がれ!」
といったところか。
当時そんなフレーズはなかったけど、

結構、色んなタイプの曲が入ったアルバム。

「Flying 午前10時発」はB面1曲目に入ってる。

デビュー時、

まだアマチュアっぽかった杏里の
公開録音にも行った。
確かその時の1曲目が、
この「Flying 午前10時発」。

あの時の彼女は全く歌声が出てなかったけど、
僕の頭の中では聞こえてましたとも。
「apricot jam」を聴きこんでいたからね。
「頑張れ! 頑張れ!」と

心の中で応援してました。

おとなしい彼女は
ラジオでは(可愛くない)動物のあだ名で

呼ばれていてちょっと可愛そうだった。

今では大御所となった杏里だけど、
当時は少し弱々しい、守ってあげたい感じの

17才のお姉さんだったんだ。
当時中学生の僕がいうのもなんだけど。

この「apricot jam」の「Flying 午前10時発」も
ちょっと頼りなげな歌い方に聴こえるかな。
というか、バックの連中が自由に楽しそうに
演奏しすぎてる(笑)。
ギターもサックスもベースもドラムスも。
これもjamだね。
僕は昔からこんなの好きなんです。

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「Flying 午前10時発」は
杏里の1stアルバム「apricot jam」の曲。
(B面1曲目)


作詞/作曲 尾崎亜美、編曲 瀬尾一三

このアルバムには「オリビア」を含め
尾崎亜美の曲が3曲。


ちなみに、このアルバムの後に出た

2ndシングルの「地中海ドリーム」も
尾崎亜美の曲だ。

「apricot jam」は
1978年11月21日リリース。
ロサンゼルスレコーディング。

バックのメンバー。
曲毎のクレジットはなかったので
全部載せておこう。

Drums: Gary Ferguson
Bass: Kenny Lewis
E.Guitar, Gut Guitar: Marty Walsh
E.Guitar, A.Guitar: John Wheelock
Piano, E.Piano, Clavinet, Solina: Mark Jordan
Synthesizer: Jun Satoh
Sax, Clarinet: Jon Clarke
Steel Guitar: Red Rhodes

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地中海ドリーム  杏里  1979/4/21
作詞/作曲 尾崎亜美、編曲 鈴木茂


以下は過去記事です。