ギターアンプの回路によってトーンの効き方が異なるが、それ以前にスピーカーによってもトーンの効き方が異なるということを知っておきたい。
ギターアンプのスピーカーユニットは機種によって出力される音の帯域がまるで違う。
全ての距離においてフラットな特性を持ったスピーカーキャビネットなど存在しない。
特性表は目安に過ぎない。なぜなら、特性表は、無反響の部屋で軸上1メートルの位置にマイクをセッティングして測定しているからだ。そんな近距離で音を聞く人はいない。
大音量で低音が伸びるユニットもあれば、その逆もある。高域、中域もまたしかりである。
よく観察していれば、スピーカーユニットのブランドや、ボイスコイルの口径、あるいは紙の厚さや、コーンの傾斜などで音の傾向はつかめるようになる。 しかし、悲しいことに、多くのギターアンプはサランネットが外れないからユニットを目視できない。
だから、多くのギタリストは勘をたよりにせざるを得ない。同じ型番のスピーカーでも、製造年月日によって驚くほど低音と高音の出かたが異なる。