ストライドは伸ばすの?伸びるの? | 走り方指導の専門家『ジョギングインストラクター資格認定講座』公式Blog

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|大迫選手のストライドは180㎝を超える?

 

東京マラソン!大迫選手感動の走り!!そしてNikeのアルファネクストvsヴェイパー?

情報番組では履くと脚が前に出る?など話題を集めていますが!

 

その脚が前に出るストライド(歩幅)についてのお話。

 

4時間台で走る方々の1歩のストライドは約90㎝と言われています(歩数を180歩/分として)。

東京マラソンで日本新記録を出した。大迫選手は1歩あたり180㎝を超えるストライドで完走しています。

 

約2倍かよ!!

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ストライドを考える上でランニングは跳ねる運動、市民ランナーが脚を遠くに出そうと思うと

足先を遠くに出そうとしてしまいます。

 

ここが落とし穴。

サッカーをイメージするとボールを強く蹴る際に膝は曲がった状態から伸ばされることにより強いボールが生まれます。

 

更に振り出す際に股関節は後方に伸ばされる運動を行います。1歩だけのことを考えれば意識しやすいですが

問題は何時間も走るマラソンになるとどのようにコンパクトに遠くに運ぶかと言うと?

 

脚ではなく身体(胴体)が平行に移動したいです。その胴体を例えると車のボディ!!

脚は=ホイールになります。その軸になるのが股関節です。ホイールの回転が肝になるのです。

脚であれば股関節を中心に小さい円を描ければ回転も速くなり足先はただ勝手に振られるだけになります。

 

今回の東京マラソンを見るとほとんどのランナーが膝が曲がり足がお尻にあたるのでは?

そんな動きが見られたと思います。

 

同じことで腕を振る先に「肘を曲げても」と言う指導は回転を速く生む動作。そして肩甲骨で引いてとは肩関節を中心とした運動になります。

 

従って小さな回転がより大きい力を生みストライドに影響をもたらします。

 

 

とはいう物の人は膝や肘は伸びる力が(筋肉が)強く、体幹を安定させ、ハムストリングスや大腰筋、内転筋などを強化していかないと

小さな回転が生まれません。

 

走るって結構難しいスポーツですね。小さなことからコツコツと小さな回転を生むトレーニングをしましょう。

 

ちなみにその礎はダイナミックストレッチですよ。