1㎞のタイムが6分?1㎞/6分?|速さと速度の話(スカラー量とベクトル量) | 走り方指導の専門家『ジョギングインストラクター資格認定講座』公式Blog

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生涯スポーツとしての“走る”を教える、伝える、学ばせる。

|明日はいよいよ東京マラソン

 

東京マラソン沿道の応援も自粛が伝えられテレビ観戦で

オリンピック日本人一枠の戦いや2時間2分台が目の前で見れるか?シューズは何か?

 

そんな期待の大きい東京マラソン

 

今回はそれとは違い

真面目なお話

 

普段走ると時計を見ながら1㎞/6分など気にしながら走るランナーは少なくありません。

しかし、時計を見ないとスピードを維持するのは難しい?

 

例えば1周5㎞の皇居を走ると下りや登り、平地など同じラップを刻むには難しい

 

物理的に考えると、「スピード=速さ」「速度」は別物だからです。

 

例えばフルマラソンサブ4でゴールした。サブ4のペースは5分40秒/分

 

しかし、これには42.195㎞を走る上で市民ランナーはもっと距離を走らなければならない

水分補給や前のランナーを抜く!

 

更にコースが平坦か?起伏があるか?

 

この「速さ」と「速度」の違いは、ゴールタイムは「速さ」、1㎞ペースの単位を「速度」(時速の方が分かりやすい)

 

これらを物理として表す言葉が「スカラー量」と「ベクトル量」です。

例えば

スタートからゴール(42㎞を超えるなど)のまでの時間と言う大きさを表すのを「スカラー量」

 

42.195㎞のAからBの直線時の速度(時速何㎞)を「ベクトル量」といいます。

 

練習する際もこの2つを応用して走ると登りと下りの速度の違いを!相殺したのが5㎞タイム

 

一寸見方を変えてランニングを楽しんでみては如何ですか?