中山芝外回り2500m。今開催の馬場は上がりの時計がかかるパワー優先の馬場。底力はあるのに切れのないタイプにチャンスがある。差し馬は相当強烈な決め手がないと届かない。
例年、3、4歳馬が強く。今年も勝ち馬は3、4歳だろう。
●展開
ここが重要だ。スローだとミスプロ系、きつい流れだとサンデー長距離×ノーザン系となる。今回は切れない14番ビートブラックが単騎で行きそうだが、7番のダイワファルコンが突くので縦長になりそうだ。スタミナ勝負の流れと見る。
人気どころが後方からのタイプなので、ねらい目は先行馬だ。
◎ 16番ルルーシュ
大外枠、データ的にも来ないタイプなのだが、今年は一級戦のオルフェーヴルがおらず手薄なメンバー構成。先週、断然人気でこけた横山典が巻き返すとしたらここしかないだろう。この馬も距離を延ばして勝っているように、このくらいの距離がベスト。早めに先頭に立ち押し切る。
〇 13番ゴールドシップ
スタートダッシュが悪いので、今回も後方からの競馬になるだろう。有馬記念は追い込み馬は不利なので菊花賞の様に4コーナーで先頭に立つ競馬を目指すだろうが、今の馬場だとスタミナを奪われる可能性があり、取りこぼす可能性は高い。
▲ 9番ルーラーシップ
有馬記念と最も関係深いAJCCの勝ち馬。中山コースは得意で、今のパワーのいる馬場は最高の条件だ。3連複ならこの馬を軸にしたほうがよいだろう。ただ、出遅れ癖があるので今回もスタートに尽きる。また2500mはやや長いので1着は厳しいかもしれない。2、3着候補
穴: 3番スカイディグニティ
有馬記念は内枠有利。その中で勝負に行かず乗れそうなのはこの馬だ。血統もブライアンズタイム×ノーザンテーストと力のいる馬場向きでスタミナは抜群だ。3着候補。
3連複 ⑨-③⑬⑯ 3点
3連単 ⑬⑯⇒⑨⇒③⑬⑯ 4点
⑬⑯⇒⑬⑯⇒⑨ 2点
展開 ⑯⇒⑨⇒⑧ 1点
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1番ローズキングダム・・・買える要素がない。消し。
2番エイシンフラッシュ・・・この馬は瞬発力を生かす競馬が合っており、今の馬場ではきついか。また、今秋4戦目。目に見えない疲労があるだろう。消し。
4番アーネストリー・・・近走は馬自体がやる気がない。消し。
5番ネヴァブション・・・いないものと思ってよいだろう。消し。
6番オーシャンブルー・・・血統的には穴として面白いが、小さな馬でパワーを要する今の馬場ではきついか。距離も若干長い。消し。
7番ダイワファルコン・・・よく来る7番枠だが、さすがにこの面子ではきつい。距離も少し長い。消し。
8番トレイフブレイザー・・・条件はベストだが、海外帰りと格がないのがネック。鞍上の追いが弱いのも今の馬場ではきついか。消し。
10番ダークシャドウ・・・ベスト距離は1800mで距離が長いのと、瞬発力型のこの馬にとっては力のいる馬場はマイナス。消し。
11番トゥザグローリー・・・2年連続でこのレース3着だが、今年の馬場では切れを生かせない。消し。
12番オウケンブルースリ・・・いないものと思ってよいだろう。消し。
14番ビートブラック・・・逃げ次第で1発ありそうだが、中山コースが得意とは言えず早めに来られると脆い。今回はある程度マークされるのできついか。消し。
15番ナカヤマナイト・・・怖い馬。中山コースは連を外しておらず、コーナーリングが抜群。ただ、距離がやや長いのと、外枠の差しが今の馬場は不利ということで消す。
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