■シニアの定義は定かでない
アメブロのジャンルにも「シニアライフ」というのがあって、当ブログも一応その中に入っています。
シニア世代、シニア保険、アクティブシニア、シニアライフ・・・
シニアに関する言葉はいろいろありますが、それでは「シニアって一体何歳?」
実は、はっきりした答えはないのです。
そもそも「シニア」を辞書せ引くと、年長者。上級生。上級者。
つまり、英語のジュニア [junior] (年下の人 年少者)に対するシニア [senior] (年長者 上級生)からきたもので、特に何歳以上とかの年齢上の定義も定かではないのです。
最近のメディアでは、定年後の人々をさして使われることが多いようですが、
日経新聞の記事でさえも
「1030人の成人男女にシニアは何歳からと聞いたところ40代前半で4%、同後半で13%、50代後半で42%、60歳以上で67%で初めて過半数を超えます。この結果から60歳以上がシニアになりそうです。」
と、まことにたよりない話です。
欧米などでは「50+」(フィフティ・プラス)、つまり50代以上で人生の収穫期に入った世代と考えられています。
■老人は65歳が世界標準
一方で「老人」と呼ばれる年齢は何歳かというと、世界的に「65歳以上」となっています。
米国のベルニック・ノイガルテンという社会学者が1960年代にシカゴで行った調査で「老人」は「65歳以上」と答えた人が9割だったそうです。
これが、国連の世界保健機構(WHO)に採用された「65歳以上が老人」という世界標準になったといわれています。
また日本でも、8世紀に実施された「養老律令」なる法律の1項目目に「老を66歳以上とする」という内容の文が載っています。
何を言いたいかというと、老人に対するイメージが、今も昔も全く変わっていないということです。
そんなこんなで、私なりに「シニア」の定義を考えてみました。
60歳を過ぎたころから、
「人生の過ごし方をあらためて考えなおす時期を迎える世代」
あるいは
「新しい生き方を選んで過ごしている世代」
とでも言っておきましょうか。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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