年寄りは小太りが長寿の秘訣!? | ピンピンコロリで虹をつかむ!

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健康でリッチなセカンドライフを楽しむために、“超健康優良爺”がアンチエイジングの新常識とピンピンコロリの極意をシェア―します。

皆さんに質問です。


“高齢者もダイエットに励むことが長寿の秘訣である”


「YES」「NO」 どちらでしょうか?


・・・→正解は「NO」です。


太りすぎは万病のもと、ダイエットして痩せたほうが健康のためというのは常識です。


しかし、高齢者は痩せている人よりも小太りの人のほうが健康で長生きできるというデータがあります。


人の身長はそれぞれ違うので、太っているか痩せているかは、体重だけでは判断できません。


そこで、BMI(ボディ・マス・インデックス)という指標が使われています。

これは、体重(キログラム)を、身長(メートル)で2回、割って出す値です。


たとえば、体重60キログラム、1.6メートルの人のBMIは、60÷1.6÷1.6≒23.4 となります。


日本肥満学会によれば、

・18・5未満・・・「やせ」、

・25以上・・・・・「肥満」、

・30以上・・・・・「高度肥満」

とされています。


福岡県久山町というところで、中高年のBMIと、生活の元気さの度合いとの関係が調べられました。


その結果、女性ではBMIが24、男性ではBMI26あたりの人が最も元気に生活していることがわかってきたのです。


BMI24といえば肥満の一歩手前。BMI26といえば、肥満に少し入ったくらいの値です。


つまり「小太りの人は元気」ということがわかったのです。


中年の人では、BMI24はメタボリック症候群に要注意、26ではそろそろダイエットが必要となります。


しかし、少なくとも75歳以上の高齢者は、たくさん食べたほうがよいのです。


「肥満かどうか」の指標は「栄養をたくさん貯えているかどうか」というよい意昧での指標に変わっていきます。


また、コレステロールにも同じことがいえます。


若いころは動脈硬化の危険性を示す指標でしたが、お年寄りになるとコレステロールの値が高いほうが長生きをするといわれます。


75歳以上の人には、「好きなものは何でもよいので、好きなだけ食べる」ことが、おすすめなのです。


バターや脂身の肉など、脂っこいものも大切です。

コレステロールは、たしかに動脈硬化の危険因子ですが、実際は性ホルモンや副腎皮質ホルモンといった大切なホルモンの形成にも欠かせない栄養でもあります。


1970年から80年ごろには、お年寄りは肉など食べず野菜を食べていればよいという考え方がありました。しかし、それは大きな間違いだったのです。


老化の研究で知られる柴田原先生(桜美林大学大学院教授)は、『肉食のすすめ』という本で、栄養学的に見てお年寄りも焼肉を食べましょうといっています。


時代とともに研究は進歩しています。


一世代前のアンチエイジングの常識は、現在の非常識となっているということです。


ちなみに私のBMIは、70÷1.7÷1.7=24.2 で少し小太りというところですが、焼き肉は大の好物ですし、好きなものもある程度好きなだけ食べるているほうです。


今のところ、“病気知らずの医者嫌い”で通っているので、この説に適っている一人であると自負しています。


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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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