アマチュア2冠の大橋蓮が大橋ジムからプロ転向 「必ず世界チャンピオンになりたい」
配信
大橋ボクシングジム(横浜市)は14日、同ジムで会見を開き、アマチュア2冠の大橋蓮(22)が同ジムからプロ転向すると発表した。1月末に東農大を3年で中退し、今月13日に大橋ジムでの練習を開始。4月2日に東京・後楽園ホールでB級(6回戦まで)プロテストを受験し、今年中に6回戦デビューを予定している。主戦場はフェザー級あたりになる予定。強打のサウスポーが大橋ジムでプロボクサーになることを決断した。「必ず世界チャンピオンになりたいと思います。自衛隊に入ってロス(2028年ロサンゼルス五輪)を目指そうという気持ちも少しはあったが、4年間あればプロでやった方が必ずいいところまでいけるなと思った」今夏のパリ五輪を目指していたが、昨年11月に東京・墨田区総合体育館で行われた全日本選手権のライトウエルター級準決勝で敗れ、パリ五輪への道が断たれた。「自衛隊に入って、ボクシングをやりながらレンジャーになる」という夢を持っていたが、大橋ジムの大橋秀行会長(59)からスカウトされ、昨年12月にプロ転向を決めた。所属していた東農大ボクシング部は違法薬物に関わり4人の部員が逮捕されたことで、昨年7月から無期限活動停止処分を受けた。個人での活動は認められたが、練習場など大学の施設は使えず、「一時はボクシングを引退する考えだったが、全日本選手権ですごく悔いが残る試合をしてしまった。ここでボクシングを辞めるっていうのは不完全燃焼。プロの方が得意の左ストレートを発揮できるのかなと思った」という。東農大で練習できない期間は、練習場所を提供してくれた金子ジム(東京・世田谷区)で個人練習。大橋ジム入りを決めてからは、ロードワークや筋力トレーニングなどの自主練習に励んできた。愛知・北名古屋市出身で、強打の左ストレートを武器とする身長170センチの左ボクサーファイター。4歳でフルコンタクト空手を始め、愛知・享栄高1年でボクシングに転向。東農大に進み、22年の国体、全日本選手権のライト級で優勝した。全日本選手権は準決勝、決勝をともに左ストレートでKO勝利する圧巻の内容だった。昨年5月の世界選手権にも出場し、アマチュア戦績は62戦45勝(17KO・RSC)17敗。担当トレーナーは未定だ。大橋会長は「大橋ジムは今年で30年なんですけど、プロボクサーで初めて大橋っていう名字なんで、とても思い入れがある。僕の子供じゃないのかとか聞かれるんですけど、血縁関係はないです」と、同姓のプロボクサー誕生を喜んだ。「やっぱり自分の名字と一緒ってことで、とっても期待している。世界チャンピオンになってもらえるように頑張ってもらいたい。すごく左ストレートのパンチ力がある。やっぱりKOっていうのはプロボクシングの華なので、そのへんを生かしてもらって、ワンパンチで沈められるような、目を離せないスリルのあるチャンピオンになってもらいたい」と大いに期待した。
プロデビュー戦はNTTドコモの映像配信サービス「Lemino」で生配信される予定。
卒業の季節ですが連日トップアマのプロ入りが報道されてますね。今年はオリンピックもありますので村田さん以来の日本人金メダリストみたいです。坪井さんに頑張って欲しい。浜松出身なので、応援してます。ある意味プロの世界チャンピオンになるより厳しそう。