井上拓真と世界戦のアンカハス来日 かつて兄・尚弥と対戦の可能性があり「やっておけばよかった?そうですね(笑い)」
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◆プロボクシング ▽WBA世界バンタム級(53・5キロ以下)タイトルマッチ12回戦 同級王者・井上拓真―同級9位・ジェルウィン・アンカハス(24日、東京・両国国技館) WBA世界バンタム級タイトルマッチで王者の井上拓真(大橋)に挑戦する同級9位のジェルウィン・アンカハス(フィリピン)が18日、来日した。ベビーフェースで愛称は「Pretty Boy」。32歳になったが、イケメンぶりは変わらない。空港に到着すると熱心なファンから握手やサインを求められる場面も見られた。16年9月に王座に就いてからIBF世界スーパーフライ級を9度防衛しており、王者にとっても侮れない相手だ。「現在、フィリピンには世界王者がいない。必ずベルトを持って帰りたい」と王座奪取を誓った。 対戦する井上拓の兄は現・世界4団体スーパーバンタム級(55・3キロ以下)統一王者の尚弥(大橋)。スーパーフライ級(52・1キロ)時代、IBF王者だったアンカハスとの対戦の可能性があった。尚弥が階級を上げたため、実現しなかったが「当時は対戦するかもとワクワクしていたが、今、彼がビッグネームになって私もうれしい。対戦したかったか?そうですね」。世界的なスターとなった”モンスター”との対戦チャンスは階級の違いを含めて今後、訪れる可能性はほぼない。少し残念そうな顔で、ちゃめっ気たっぷりに笑った。 兄との対決は見られなかったが、弟の拓真に対しても「いい選手ですね。お兄さんに似たスタイル」と最大級の警戒を口にした。階級を上げて減量苦が減ったというアンカハス。米ラスベガスで10か月、フィリピン国内で3か月トレーニングを積んで来日し、仕上がり万全で24日の試合に臨む。 戦績は井上拓真が18勝(4KO)1敗。アンカハスが34勝(23KO)3敗2分け。
これで全員揃いました、計量オーバーするボクサーがいない事を願います。