元世界3階級制覇ホルヘ・リナレスが判定負け | ボクシング・メタボリック

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元世界3階級制覇ホルヘ・リナレスが判定負け 「これが最後」と引退示唆


ホルヘ・リナレス
 プロボクシング元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレス(帝拳、ベネズエラ)が22日、英国リバプールでWBAインターコンチネンタル・スーパーライト級(63・5キロ以下)王者ジャック・カテラル(英国)と対戦。判定負けを喫した。リナレスは試合後、英国のボクシングメディアの取材に現役引退を示唆した。

 リナレスは2021年5月に現ライト級(61・2キロ以下)4団体統一王者デビン・ヘイニー(米国)に判定負けして以来、3連敗中。再起をかけて英国に乗り込んだ。ジャブを突いて勝機を狙ったものの、5回にカテラルの左ストレートにコーナーまで後退させられるなど、サウスポーの強打にポイントを失った。勝負は判定となり、111―117、112―116、112―116の0―3で判定負け。4連敗となった。

 リナレスは試合後、海外メディアの取材に「これが最後の試合。もし負けたら、それが僕の最後の試合だということを家族には言ってある」と話した。「カテラルは素晴らしいファイターだ。この男と戦って負けるなんて、素晴らしい気分だ」などと答えたリナレスは、英ボクシング専門メディア「ボクシング・ニュース」の取材に「僕は3度の世界チャンピオンになった。僕はとても恵まれた男だ。このような形で終えることができたのは素晴らしいことだ」と話し、これで引退するのかという質問に「私は楽しむためにここに来た。そう、私はみんなをハッピーにした。はい、これが最後の試合です」と答えた。「僕はボクシングが大好きで、ジムにいるのが大好きなんだ。(今後は)ジムでトレーナーをジムで助けることもできるし、ジムを開くこともできる。チャンスはたくさんある。テレビの仕事もできるし、やりたいことは何でもできる」と話した。リナレスは「少し休みたい。私はずっと美しい物語を作ってきた」と振り返った。

 リナレスは1985年8月22日、ベネズエラ・バリナスで生まれた。アマチュア戦績は151勝(100KO・RSC)5敗。帝拳ジムと契約した2002年に初来日し、同年12月に日本でプロデビュー。07年7月にWBC世界フェザー級(57・1キロ以下)暫定王座を獲得。後に正規王者に昇格し、防衛1回を果たした。08年11月にWBA世界スーパーフェザー級(58・9キロ以下)王座、14年12月にWBC世界ライト級王座を獲得し、3階級制覇を達成した。16年9月にWBA世界同級王座(防衛3回)を獲得し2団体王座統一した。18年5月にワシル・ロマチェンコ(ウクライナ)と対戦、6回にダウンを奪うも10回TKO負けを喫した。その後、王座奪回を目指して再起。21年5月には当時WBC正規王者ヘイニーに挑んだが敗れた。
 38歳のリナレスの戦績は47勝(29KO)9敗。
 
いやー60戦近く戦ってたんですね。サルガドに1RKO負けしたのとロマからダウン取ったが負けた試合。どちらも負けた試合が印象に残ってます。約21年、阪神の優勝より長い現役生活、お疲れ様でした。