村田諒太、一夜明けて会見「ボクシングをやってきてよかった。」 | ボクシング・メタボリック

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村田諒太、一夜明けて会見「ボクシングをやってきてよかった。後悔することはない」

2018年10月22日5時2分  スポーツ報知

  • 王座陥落し、一夜明け会見を行った村田諒太
 

 前WBA世界ミドル級王者・村田諒太(32)=帝拳=が21日(日本時間22日)、王座陥落から一夜明けて会見した。前夜は米ラスベガスでの2度目の防衛戦で、同級3位ロブ・ブラント(28)=米国=に0―3の判定負け。世界的に層が厚いミドル級で夢に描いたラスベガスのリング立ち「うれしかった。高校の仲間、後援会、スポンサーの方がああやって集まってくれて、ホームでやっている気持ちでできた。楽しそうにあの場にいるのを見ると、ボクシングをやってきてよかったなって思う瞬間でした」と振り返った。

 試合後は陣営の仲間と一緒に過ごし、睡眠時間は30分ほど。腫れた顔をサングラスで隠し「こういうダメージを感じるのはボクサー人生で初めて。相当なパンチが当たったんだなと思う」と振り返った。V2は果たせなかったが「練習は100%してきた。こうしておけばよかった、ああしておけばよかったというのはない。後悔することはない。全て半年たってからとか、『あぁ、よかったな』と思える悔しいことだって、成長させてくれるんだなというふうに人生で経験してきた。そういう風にできるように、ああいう経験があったから今があるんだと言えるようにしたい」と前向きだった。

 再戦の可能性もあるが、今後については「まだ答えは出ない。これだけサポートをしてもらっている人間なので、周りと話をしないといけない。納得するまで周りの方と話をしたい」と進退は保留した。

 

村田 引退危機…ボコボコ陥落「次はなんて気持ちになれない」

WBA世界ミドル級タイトルマッチ   ●王者・村田諒太 判定0―3 同級3位ロブ・ブラント○ ( 2018年10月20日    米ラスベガス・パークシアター )

ブラント(右)の右ストレートを顔面に浴びる村田(撮影・田中哲也通信員)
Photo By スポニチ
 

 日本人五輪金メダリスト初の世界王者・村田諒太(32)が、聖地ラスベガスに沈んだ。2度目の防衛戦で指名挑戦者ブラントに8〜10点の大差で0―3判定負け。スピードと手数で圧倒され、自慢の右が空転して昨年10月に獲得した日本人2人目のミドル級世界王座を手放した。去就については保留したが、ビッグマッチへの足がかりとなるはずだった試合に完敗し、現役続行に黄信号がともった。

 誰よりも村田自身が完敗を実感していた。傷だらけの顔で応じた試合後の取材で、報道陣からは大差がついた採点への疑問や、ブラントとの再戦を期待する質問が出た。だが、「そう(採点が)つけられてもおかしくない内容」「再戦を要求するような内容じゃなかった」と冷静に答え、「完全に負けた。実力不足」と言い切った。

 試合開始からハンドスピードを生かして積極的に手を出すブラントに、受け身に立たされた。ガードを固めて前進する“村田スタイル”でプレッシャーをかけたが、連打で止められ、伸びるパンチにガードの隙間を破られた。自慢の右ストレートや左ボディーは見切られ、逆に打ち終わりに痛打を浴びた。はっきり取ったと言えるラウンドは右連発で挑戦者を後退させた5回ぐらいで、打開策を見いだせないまま終了ゴング。「研究されたな、という印象。自分のボクシングの幅の狭さを感じた」。社会的関心を集めた再戦の末、昨年10月22日に獲得した世界のベルトを、ちょうど1年で失った。

 ボクシングを始めた中学時代から夢見ていたラスベガスでのメインイベンター。憧れの舞台は自身の価値を示す場所でもあった。WBAのミドル級にはスーパー王者のサウル“カネロ”アルバレス(メキシコ)がいるため、村田は“第2王者”扱い。「本当の王者はカネロやゴロフキンだろと言われると反骨心を抱きますね」。伝統のミドル級で真の頂点を狙うと公言し、貪欲にレベルアップを求めた。V2戦をクリアすれば元3団体統一ミドル級王者ゲンナジー・ゴロフキン(カザフスタン)と対戦交渉を開始し、来春にラスベガスか東京ドームでビッグマッチに挑む青写真も描かれていた。

 しかし、ゴロフキンのトム・ロフラー・プロモーターも視察に訪れた中、KO防衛どころかエンダム(フランス)に判定負けした昨年5月のプロ初黒星より重い2敗目。「すぐには答えが出てこない」。明言こそ避けたが、さらなる夢への扉を閉ざされ、先が見えなくなった32歳に、引退の選択肢がちらつき始めた.

 

動画でみましたが、自分の採点は119-110 5Rは明確に取った思いますが?のラウンドを村田さんに振っても6P差でロブの勝利は動きませんね。1Rからガード固めて前に出るスタイルでプレッシャーをかけていきたかったんでしょうが、予想以上にロブのジャブの多さスピードにとまどったんでしょうか?出だしでペースを取られごてごてに回ってしまいましたね。それにしてもウイービング・ヘッドスリップなどもう少し上半身の動き(全盛期にタイソン様な理想的な動きが、できれば、またあったら)展開も大きく変わってきたと思いますが、身体が堅そうな感じ。右打って、左ボディー

脚を止めて仕留めたかったんでしょうが、打ち終われば倍打たれるって感じ、前半は笑みを浮かべる余裕もありましたが、ラウンドをかさねるうちに、みるみる目の周辺が腫れあがっていき呼吸も苦しそうでしたね。

それにしても・・三原さん、平仲さん、村田さん、次戦でビックマッチ、あるいわ、本場進出とうたわれながら、格下と思われる相手に敗れてしまう。中量級での世界進出はホントに難しいです。村田さんのいう様に再戦を要求出来るような内容ではないですが、再び燃え上がってきたらまたロブと対戦して欲しいです。村田さんの試合後のコメントは潔く敗れても好感がもてます。とりあえずお疲れ様でした。あ~残念・・・