先日、ドイツの興味深い記事を見つけました。
それは、タコ(蛸)に関する記事です。
あるドイツの水族館で、タコの面倒を見ている女性の飼育員がいました。
彼女は、日々せっせとタコ君に餌をやります。
しかし、タコ君は穴(壺)の中から出てきません。
ある日のことです。
突然、そのタコ君が、飼育員の女性の近くの水面で泳ぎ始めました。
お腹が空いている風でもありません。
そして、突然、タコ君は、その女性飼育員の腕に巻き付いたのです。
数分間でした。
その後、タコ君は、天国へと旅立ったとのことです。
このタコ君は、普段お世話になっていた女性飼育員に、最後のお礼を言いに来たのでしょう。
ドイツでは、タコは頭が良く、様々な記憶も覚えている動物という認識です。
ドイツでは、タコは特別保護動物の申請をしているようです。
この記事は2年前ですので、現在の申請の状況は分かりません。
とにかく、ドイツでは、タコはほとんど認識されていません。
悪魔の化身という認識です。
イカとタコの区別もつかない国民もいるのです。
辞書に、もちろんタコは載っています。
ただし、世界的に有名なドイツの絵入辞典「DUDEN」(1977年版)には、タコは載っていないのです。
こども用の絵入辞典には載っているかもしれませんが。
ドイツ人はタコは食べませんが、地中海料理店では、食べる人もいるようです。
しかし、抵抗はあるようです。
学術的からも、元々、タコは未だに不思議な生物のようです。
地球の進化論とは、逸脱しているようです。
実は、宇宙から来ているという説もあるのです。
まあ、先ほどのタコと飼育員の心温まる話は、感動はします。
しかし、私的には、また西洋先進国病が始まったか、という感想です。
鯨、イルカもしかりですが、知能が高い動物は保護すべきであるという考え方です。
それ自体は悪くはありません。
しかし、牛や豚をがつがつ食べる国からは、聞きたくありません。
もちろん、種の保存が大切なのは分かります。
牛や豚は、飼育され、種が絶えることはありません。
ただし、タコは知能に優れ、情に厚い、
ゆえに、保護すべきだという単純な思考はどうもいただけません。
数は多くいても、牛や豚も頭が良く、情に厚いです。
私は、今日、ここに宣言します!
これからも、タコ、牛、豚には感謝しながら、腹に収めることを!!