今年の抱負ならぬ目標。

①英語のテコ入れ。ネイティブレベルを目指す。映画の英会話を完全理解するレベル。
②クライアントの業績を関わっている段階で向上させる。案件リピートするといったレベルでなく、自分が関わったから、業績が向上したとクライアントに評価してもらえるレベル。
若手コンサルタントに口酸っぱく言っていることがある。コンサルの重要な付加価値に整理があると。但し、コンサルの整理は言われたことを理路整然とまとめることではなく、構造化することだ。そして、構造化によってイシューの浮かび上げとプライオリティが見えることができれば一人前のストラクチャリストだと言っている。

文献/記事調査やインタビューなど、断片情報をどういった軸で整理するか?なぜ、その軸で整理したのか?この2つが思考プロセスで組み込まれていれば、整理=構造化となる。

しかし、これが短期間で出来ることはほぼなく、膨大な累積経験が絶対的に必要となる。この累積経験をトコトン積み上げろ。

ストラクチャリストになると、クライアントとの議論をその場でホワイトボードに整理し、議論の共通理解を深め、議論を加速することが可能になる。これができると、切れるコンサルタントと言われるようになる。

偉そうに書いたが、最近ようやく自信をもって誰に対しても言えるようになってきた。
規模の経済は生産、範囲の経済は研究開発、ネットーワークの経済は販売活動、を通じて確立された経済原理と認識しているが、ここ最近のSNSの企業活動への浸透は、従来のバリューチェーンを超えたサービス活動としての”注目”の経済といった経済原理が成り立ちつつあるような気がする。

SNSにおける企業コミュニティの活性化が、コミュニティ外にある消費者を引きつけ、”注目”されることで、顧客資産化が加速するという原理だ。これまでCRMは、ほぼ唯一カードが媒介となってきたため、消費者にとって企業活動のリアルが感じにくかったが、SNSの登場により、リアルな企業活動を感じられつつある状況にあると思う。

顧客の生涯価値(LTV)もいよいよ計測可能になってきた感がある。どれぐらいの”注目”が集まれば、「顧客資産が拡張し、LTVが向上するのか」といった注目の経済が経済原理として成り立つのではという仮説。今後検証していきたい。