以前から漠然と思ってはいたが、ごくたまに自分でも驚く程の「おっちょこちょい※」の才能を発揮することを、
先日、また改めて自覚する事件があった。
※おっちょこちょい： 意味／落ち着きがなく、軽率な行動をするさま。また、その人を表すコトバ。
「おっ」（感動詞）または「御」（接頭語）+「ちょこちょい」（ちょこまかした動き）
「ちょいと＝ちょっと」等が合わさってできた東京弁。1917年「東京語辞典」掲載。
「語源由来辞典」より http://gogen-allguide.com/o/ottyokotyoi.html
月曜日の朝、いつもの時間の準急・梅田行きに乗って、会社へ着いたワタシは、自分の席へ座った途端に、
デスクに向かってあることにハタ！と気づき、コトバを失ってしまった。
シンジラレナイことに、自分のデスクの引き出しの鍵を、自宅に置いたまま忘れてきてしまったことに座った
瞬間気がついたのだ。言い訳として考えられるのは、1)前日、暑くて疲れていたこと 2)前の週末にバックを
取り替えたことくらいだ。
全くもって当たり前だが、引き出しの鍵がなければ、引き出しは開かない。
引き出しが開かなければ、セキュリティルール上、退社後に必ずしまう習慣になっているノートパソコンも出
せないし、担当している業務の書類も出せない。ひいては、業者さんへ納品確認するときの判子（ハンコ）も
出せないし、隠してある大事なおやつも出せない。
…つまり、会社にいても「ほとんどの仕事ができない」というわけだ。
自分の会社の中でも、デスクに鍵をかけなくてはならない世情（…ん？「施錠」とかけられそう。整いました～）
を、心底のろいながら、ため息とともに、通りがかった上司に相談する。
なみき 「あのー。すいません～ デスクの鍵を忘れました～」
上 司 「えーっ！ まじでー」
なみき 「はいー （泣く）」
上 司 「（半笑い） もー仕方ないなー、11時スタートのフレックスにしてあげるから」
なみき 「… （ココロの声：もう今日は、休みにしたいって言おうと思ったのに…）」
上 司 「今から一回帰って鍵を取っておいで。ええね。11時出社～19時まで。仕事しーや！」
なみき 「ふぇーん、了解ですー」
もうすっかり、働く気力が低下していたが、スケジューラー（パソコンがないと、確認できない）は、未確認な
ものの、どうしても今日中にやっておかなければならない業務が、確かいくつもあったはず。
今日やらなければ、後日、自分の首を絞めるのは、火を見ることより明らかだ。
結局、他に選択肢はなく、今、着たばかりの会社を後にして、ココロの中で泣きながら爽やかな朝の空気の
中、自宅へいったん帰宅したのであった。
職場⇒自宅の再往復するのに時間がないので、西宮北口から門戸厄神の東側にある自宅までタクシーに
乗ることにした。運転手さんに、この恥ずかしながら…の事情を話し、自宅の階下でしばらく待ってもらうこと
に。なんでも運転手さんも類似した事案を数々とやらかしてきた経歴をお持ちのようで、いたく同情してもらった
挙句「また、いつでもボクがお送りしますよ」とまで言って頂いてしまった。
もちろんセールストークだろうが、言われたこっちは、このような状況を二度と体験したくないと思っているの
で、全然、嬉しくないのであった。
ぼんやりと「セールストークって難しいもんやね～」としみじみしながら、再度、改めて出社したのであった。
…今回の失敗に対して、自分なりの再発防止策を考えることにした。
日頃から、自分が管理する鍵は、1)自宅用と、2)会社用とにキーホルダーをわざわざ２つにわけて、使い分け
ていた。一応、セキュリティ委員会の提示するリスクヘッジのつもりではあったのだが、一緒に持ってくること
自体を忘れてしまうなど本末転倒、大前提の前提条件がクリアできないリスクヘッジなど、全く持って意味が
ない。これからは、1)自宅用、2)会社用の鍵をひとつの入れ物で管理し、持ち歩くことにした。
1)自宅用と、2)会社用の鍵は、大小あわせて合計８種類。
小さめのキーホルダーの輪には、入りきらない。また、愛車の鍵もあるため、フツーのキーケースにも入りき
らない。
よって、最近出回ってきた「デジカメ用のケース」を、キーケースとして流用してみようと思いついた。
今回の大失敗は、これらの経費がかかってしまった。
タクシー代 2100円 （西宮北口～自宅～西宮北口）、11時出社に間に合わせるため
デジカメケース1300円 （1900円から夏のバーゲンで30%OFFには安くなってたが…）
無駄遣いをするまいと誓った直後の予定外の出費。
暑さのせいだけでなく、自分のせいでもクラクラする～＠＠；
あの朝、出かけ間際に自分さえ、しっかりしていれば、こんな無駄金も使わずに済んだのにぃ～、と思えば
思うほど、自分で自分が情けない気持ちで一杯になったのだった。
はー。コレに懲りて、同じ失敗だけはもう二度とやらかさないようにしようーっと。
…って、今までにも、何回も同じようなことを言ってたよなぁ～ もう～ （なみき）