このボーナス商戦シーズン、弊社でもわずかながら賞与が支給されたので、久しぶりにお買い物をすること
にしました。
以前から、お気に入りのゴルフシューズ2足(ADABAT,Addidas)を交替で履いていたのですが、この梅雨時
の酷使がだいぶ影響したのか、このところ急にクタっと疲れてきてしまったので、そろそろ新しい靴を買おう
と自宅近所の有名ゴルフショップ「GOLF5」へ日曜日に行ってきました。
郊外や幹線道路沿いにある大型店舗のGOLF5を選んだのは、ある程度の品揃えとお買い得感を期待して
のことです。
…何しろ、購入したい商品が「靴」ですから、あれこれと迷うのに、最初から1時間はたっぷりかかるだろうと
いう予測の元にいつもそんなに混まない店舗を選び突入し、ツカツカとまっしぐらに女性用のゴルフシューズ
コーナーへ行きました。
ところで皆さんは、靴を選ぶのって、どうされてます? …やっぱり時間がかかりませんか?
普段の靴でさえ、購入する際の基準は、なかなか妥協できないですよね。せっかく買ったのに、合わない靴
はだんだん履かなくなってゆき、いつかは玄関の靴箱の隅に眠ってしまうことに…。 やっぱり、できるだけ
妥協せず、納得のゆく自分に合った履きこなせる靴を買いたいものですね。
ワタシの靴の選択条件は、まず 1)履き心地 2)価格 3)デザインの3つを考えます。
通勤用の靴であれば、その靴を履いて遅刻しそうなとき、駅まで走っていけるかどうか?なども重要な判断
ポイントになります。^^; …よく走る状況に陥りますもので(笑)
まして、ゴルフシューズの場合は、 3)デザイン とはいっても靴底のデザイン(すべり止めの機能)もかなり
重要ですし、それプラス 4)重量 (靴が重すぎると長時間履いて疲れるので、頑丈なつくりのもので尚且つ
なるべく軽めのもの) と、5)着脱のしやすさ (ラウンド途中で靴紐が解けないような紐)…などなど。
要望をあげればきりがありませんが、この 1)履き心地 2)価格 3)デザイン 4)重量 5)着脱 は、最低条件
です。
また、ワタシの靴のサイズは、日本人女子の標準的な、23.5センチ、EEE(ワイド)ですので、どちらのメーカー
様も必ず用意してくれるため、選択肢がたくさんあり、心置きなくあれこれと迷うことができます。
この混沌とした迷いの中から、己の選択である悟り(?)を見出すことこそが、買い物の醍醐味といえましょう。
(…ホンマかいな?!)
…ということで、まずは、GOLF5に展示してある靴の中から
3)デザイン/靴底(なるべくすべり止めの爪がひっかかりにくいもの)
4)重量 (なるべく軽量タイプ)
5)着脱 (なるべく履きやすそうで、脱ぎやすそうなもの)
を、ざーっと選び出し、試着コーナーの椅子の前に据え、そこからだいたいの価格体系順に、候補の靴を
2列に並べ直してみます。
並べるとなんか迫力ありますよね。これらを片っ端から履いて試着します。
4000円まで 特売コーナーにあったもの
9999円まで モデル遅れ、売れ残り?で割引されてようなもの
もしくは、低価格製品を好む消費者向けのもの
13000円まで 主力製品 (しっかり自社ブランド含む)
15000円まで 有力メーカー(ナイキ、ブリジストン、アディダス)製品
15001円以上 高級品
…さぁ、ここからが試着タイムのスタートです。
基本的に、靴は、左右一緒に履いて歩いてみないと履き心地は分りません。そのために、洗い立ての靴下
にわざわざ履き直してここに来ているわけです。もちろん、自分の間もなく殿堂入りのADABATのゴルフ
シューズも持参してきています。
候補の靴を左右一緒に履いて歩いたり、左は自分の殿堂入り予定の靴、右は候補の靴で比較したり、
左右それぞれに候補の靴を履いたりして、自分の納得がいくまで、比較し尽くしてみました。
…どーです? とぉーってもB型でしょ? 自分でも感じますが、こういうくだらない(笑)ところに物凄く徒労
するのが好きなのは、紛れもなくB型の性分だと思います。この細やかさと粘り強さをもって、何か世のため
や人の役にたつような仕事にあたれば、きっと仕事ができていたかもしれませんね ^^; …仮定だケド。
それにしても、各メーカーの違いか、それぞれの靴の履き心地が微妙に違うような気がします。
足指の広がり具合、甲の圧迫度合い、踵の包まれ感具合、足首の固定感具合、土踏まずの感覚、そして
着脱の手間や靴紐の感触に照準を合わせ、これらの靴を全部検証してみました。
そ・し・て… じゃーん。 一時間以上は、たっぷりと履き比べて遊んだ結果、この「有力メーカー製品」の靴
に決定することに。
一見、色目(白と淡いシルバーしか使われてない)がなくて、並べると地味な印象ですが、この靴紐の中に
編みこまれているシルバーのキラキラ感が、意外と主張しているのが気に入ったのと、靴紐の固さと太さに
よる締め具合が、ちょうどいいなと思えましたし、また、靴のつま先に淡い灰色のカバー部分があり、ゴルフ
動作の最後になるフィニッシュの際、つま先を保護してくれているのが、靴にとっても、履いているワタシの足
にとっても良いのではないと思いました。 …こういう「ひと工夫」をしている製品って、大好きです。
価格は、さすがに上から2ランク目となっていますが、購入して一年間以上は大切に履くつもりでいるので、
15000円以下ならばまずまず、といえましょう。
1)履き心地 2)価格 3)デザイン 4)重量 5)着脱 今回、どれひとつとして、妥協はしていません。
また、生産工場は中国とはいえ、国内メーカーというのが最終判断の決め手でした。そこはあくまでもプラス
アルファの要素ではありますが、日本人として日本の景気にちょっとでも貢献できればなあ~ みたいな。
(あんまり関係ないかもしれませんが)
さぁ、比較検討は終わりました。 …次、お会計の前に、ワタクシには、やることがあります。
なみき 「すいません~ (店員に向かって手を振る)」
店 員 「はーい (80yくらい先から歩いてくる)」
なみき 「すいません。この靴の23.5センチを下さい」
店 員 「あ、はい。えーっと。確認してまいりますので、しばらくお待ち下さい」
店 員 「申し訳ございません、この商品は現在、23.5センチの在庫がないようで…
商品は展示しているこちらになりますが、よろしいですか? (当然、といった感じ)」
なみき 「えっ そうなの? じゃあ、見本を定価で買えってこと?」
店 員 「いえいえ、こちらは見本ではなく、商品です。」
なみき 「でも、いろんな人が試着して履きまくったんでしょ?
靴底の中に髪の毛が入ってた(事実です)し… そんなのを定価で買うなんて無理でしょ」
店 員 「…そ、それは申し訳ございません~ とはいいましても、お値引きなどはできませんので」
なみき 「えーっ! 値引きできないの?…」
店 員 「はぁ… (あくまでも引き下がらない)」
…どうやら、今回の値引き交渉作戦は失敗したようです。
フツーの店員レベルじゃ、販売価格からの値引きがどうのこうの、とか権限がなくてできないんでしょうねえ。
しかも、全体の店員数が少ない中対応してくれてるようで、他にもお客様が待っています。これ以上、店員
さんを引き止めても成果がなさそうなので、今回は、交渉不可、値引きとその第一候補の靴は諦めることに
しました。
やっぱり他人の髪の毛が入っていた靴なんて、買いたくないですもんね。試着する人も、ワタシのように
せめて洗いたての靴下に履き替えてこいとまでは言わないけど、なるべく汚さないようにするのが、お客と
しての最低限のマナーですよね。
…で、一応、予め候補2番目にあげていた、別の有力メーカー製品をGOLF5の店頭販売価格のままで
購入することにしました。次候補の靴は、正直なところ、3)デザインをいくぶん妥協しておりますが。
ただ履き心地は、一番良かったといっても過言ではないので、見た目より性能を重視する結果となりました。
ま、仕方ないか~ これまで、GOLF5ではほとんど買い物はしてなかったですし。
これから「あら、あの口うるさいお客さん、また来てるわ~ 掃除しておかなくっちゃ」と思わせるくらい存在
をアピールするしてゆくしかないでしょうねえ。
次は、グローブでも比較検討して買おうかな ^^; ふっふっふ。 B型は懲りないです~
(なみき)