〔ト書き〕悲劇と魔人とほろ苦さ(3周目) | 魔人の記

魔人の記

ここに記された物語はすべてフィクションであり、登場する団体・人物などの名称はすべて架空のものです。オリジナル小説の著作権は、著者である「びー」に帰属します。マナーなきAI学習は禁止です。


-記事内目次-

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★1/4話 悲劇のミフナシロ★

>アマラ深界のターミナルから、転送機能を使ってミフナシロへ。

ヴァルキリー「こ、これは…!」

>マネカタたちが、惨殺されている。

統魔「ついに、ここか…ここは毎度のことながら、気が重い」

ヴァルキリー「マネカタたちに、一体何が起こったというのだ!なんだ、これは!」

統魔「千晶たち、ヨスガの軍勢が来たんだ…さあ、行くぞ」

ランダ「フン。殺し方が美しくないね…天使どものやり方は、アタシも気に入らないよ」

>今まで開かなかった扉を抜け、奥へと進む。

マネカタ1「あ、悪魔だあ!」

マネカタ2「僕たちを殺しにきたああ!」

>マネカタたちが、敵として襲ってくる!

ヴァルキリー「やめろ!私たちは、お前たちの敵ではない!」

統魔「もうわけわかんなくなってるから、言っても無駄だ!やるしかねぇ!」

ヴァルキリー「しかし!」

ランダ「弱っちいから、やられる心配はないね。アタシゃ物理反射だから、そもそもダメージ食らわないしさ」

ヴァルキリー「私はそういうことを言っているのではない!なぜマネカタたちと戦わねばならぬのだ!」

統魔「んなもん、アイツらが襲ってくるからに決まってんだろ!身を守るためだ!覚悟を決めろ!」

ヴァルキリー「くそ…くそぉっ!」

>マネカタたちを蹴散らしながら先へと進む。

ヴァルキリー「もう、もう来るんじゃない…!私は、お前たちを殺したくない!」

マネカタたち「フトミミさんを守るんだ!僕らが力をあわせれば、悪魔にだって勝て…」

ヴァルキリー「お前たちでは…私たちには勝てないというのに…!」

統魔「ヴァルキリー!さっくりやってやれ!峰打ちとかできないんだから、楽に死なせてやるしかないんだ!」

ヴァルキリー「こんな…よくも、こんなことを…!ヨスガめ…!」

>そして、最奥の鏡の間へ。

>そこには…

千晶「思い上がった泥人形…生まれた意味を取り違えて…」

>異形の右手で、マネカタの頭を持ち上げている千晶の姿がある。

千晶「1人残らず土に還るがいい!」

>そして千晶は、マネカタの頭を潰した…

ヴァルキリー「!」

>他にも、フトミミとこの場所を守ろうとしたマネカタたちの死骸が、無数に転がっている。

ヴァルキリー「なんだ、これは…一体何なのだ、これは!」

ランダ「割り切るしかないんだよ!怒りをアイツに向けなァ!」

ヴァルキリー「わかっている…わかっているが、これは…ひどすぎる…!」

>鏡の間には、今やフトミミと千晶、そしてシックス・ヘルたちしかいない。

フトミミ「六道…!」

統魔「この世界で名字を呼ぶのは…多分お前だけだな、フトミミ」

フトミミ「助けてくれ、六道!このままでは、我らマネカタは皆殺しにされてしまう!」

千晶「あら…来てたのね、統魔くん」

フトミミ「キミならわかってくれるはずだ!普通の悪魔にはない、心を持っている…キミなら!」

千晶「統魔くん、貴方には結局…ヨスガのコトワリが理解できなかった。強者の世界に、こんな連中はいらないということを、理解できなかった」

統魔「別に弱者を擁護するつもりはない…ただ、弱者という存在がなきゃ比較することもできない。どういうものが強者なのか、理解することもできない。お前はそれに最後まで気付いてない」

千晶「強者の世界に、弱者なんていらないわ。貴方も…不要だってことよね。サヨナラ」

統魔「強者とはいえ、その中にはランクがある…結局、下の者から搾り取ることで強者は存続していけるんだ。貧乏人が大勢いるからこそ、金持ちは金持ちでいられるのと一緒なんだよ」

>千晶が手を振り上げる。
すると、上から3体の大天使たちが姿を表した。

統魔「…と言ってみても、千晶には届かないけど、な。そして死んだマネカタたちも戻らない…」

>大天使たちと戦闘開始!

ヴァルキリー「私は、これまで…これほどの怒りにまみれたことはない!こやつらがヨスガの手先と言うのであれば、私は一片の容赦もなく滅殺する!」

統魔「その意気で頼むぜ。連中はそれほど強くない。ラファエルのテトラカーン、マカラカーンに注意して攻撃すればいい」

ランダ「アタシゃ絶対零度でいいのかい?」

統魔「いや、大天使たちは魔法に強いから、物理の方がいいだろう。まずはランダマイザをかけつつ、反射を仕掛けてくるのがめんどくさいラファエルに、マヒひっかきを連発してやれ」

シキオウジ「我ハ メギドラオント 回復 ダナ?」

統魔「ああ。それで頼む。今回は俺も気合い付きのゼロス・ビートをぶっ放すから、回復メインでな」

シキオウジ「了解シタ」

ヴァルキリー「軍神たる私の怒り…思い知るがいい、大天使どもッ!!」

>シックス・ヘルの指示通りに戦う!
苦戦することもなく、大天使たちを退けた!

>しかし…!

ヴァルキリー「フトミミ…っ!」

>マネカタたちの長、フトミミは千晶の手によって倒れた。

千晶「泥人形のようには死ななかったわね。大したものよ」

統魔「やはり、どうやっても間に合わんか…くそ!」

千晶「マネカタども、こんなところにこれほどのマガツヒを貯め込んでいたなんて…マネカタにコトワリを持てるはず、ないのに」

ヴァルキリー「千晶…!お前だけは、お前だけは…っ!」

統魔「よせ!降臨が始まってる!巻き込まれるぞ!」

ヴァルキリー「止めるな、統魔ァ!私はこの女だけは絶対に許せぬのだ!」

統魔「気持ちはわかるが…」

千晶「たまばこに…ゆふ とりしでて…たまちとらせよ…」

統魔「今突っ込んだところで、吹っ飛ばされるだけだ!」

千晶「みたまがり…たまがりしし神は…」

ヴァルキリー「おのれェェェェェ!!!」

千晶「今ぞ来ませる」

>鏡の間のマガツヒが反応!

ヴァルキリー「うっ!?」

>それは千晶の体を包み込み、やがて…周囲に衝撃波を生む!

統魔「うぉっ!」

ヴァルキリー「ぐっ!」

ランダ「ちょっ!?」

シキオウジ「オゥ?!」

>思わず顔をかばい、視界が見えなくなる。

>やがて、顔から手を放すとそこには…

ヴァルキリー「な…」

統魔「ついに現れたな…」

ランダ「あの子、前は右手がないんじゃなかったっけねェ?今度は左手がないよ?」

統魔「ああ。これがヨスガの守護、バアル・アバターだ…バアルの化身、ってトコかな」

バアル・アバター「我来り…女の願いに呼応し、強者の国を興さんと…」

ヴァルキリー「そこを動くな、バアル!私が直々に叩っ斬ってくれるっ!」

統魔「ヴァルキリー、よせって!」

バアル・アバター「おお、ギンザにて新たなコトワリが生まれつつある…我も往かん。新たな世界のために…!」

>バアル・アバターは姿を消した…

ヴァルキリー「くそっ…何が、強者のコトワリだ…ただ弱い者から奪い取るだけの、盗人ではないか!」

統魔「平たく言えばそうなるがな…とにかく、もう出よう。次はギンザからユウラクチョウ坑道へ行くんだ」

ランダ「坑道って言や、地下を潜るんだったっけね。めんどくさくなけりゃいいけど…」

ヴァルキリー「ランダ!何を言っている…お前はこの惨状を見て、何も感じないのか!」

ランダ「…」

ヴァルキリー「統魔も統魔だ!なぜマネカタたちを助けてやれなかった!私たちならできたはずだ!」

統魔「俺には無理なんだよ。それに…マネカタたちは全滅したわけじゃない。ある程度は残ってる」

ヴァルキリー「そういう問題なのか?お前はそういう問題だと思うのか!違うだろう!お前がもっと早く行動を起こしていればこんなことには…」

ランダ「いい加減にしなァ!」

>ランダは、ヴァルキリーを殴った!

ヴァルキリー「…何を…」

ランダ「どうしようもないから覚悟しろって、アマラ神殿で言われたのを忘れたのかい!それに、一番つらいのはアンタじゃない…」

統魔「ああ。そしてこれを何度も見てきた俺でもない…マネカタたちなんだ」

ランダ「ここで騒いで、何か解決するんならアタシだっていくらでも騒ぐさ!でもそうじゃないだろう…マネカタたちは、ここの泥から生まれたそうじゃないか。もう、そっとしといてやるくらいしか、アタシたちにゃできないんだよ」

ヴァルキリー「しかし…!」

ランダ「くどいよ!それに、バアル・アバターとはいずれ決着をつける時がくる…そうだよねェ?お前さん」

統魔「ああ。もう少し先だが、いずれその時は来る…」

ランダ「アタシはさっきも言ったはずだよ。怒りをアイツに向けなってね。どこでもぶつけて、その怒りを小さくしちまってどうすんだい…ちゃんととっときな」

ヴァルキリー「…」

統魔「納得できないのは俺も同じだ。だが、俺たちは進むしかない…行くぞ」



★2/4話 最後の魔人★

>ミフナシロのターミナルから転送機能を使い、ギンザへ。

>外に出て、レインボーブリッジ、トウキョウタワーの横を抜けてユウラクチョウ駅に到着する。

統魔「さてと…」

ランダ「ここからトンネルなわけだね。今回はどんなトンネルなんだい?」

統魔「それより前に、見ろ」

>メノラーの炎が激しく反応している…

ランダ「こりゃ…魔人がいるってことかい?」

統魔「ああ。それも最後の魔人だ。ヴァルキリー、お前もさっきのことを引きずってる暇はないぞ!」

ヴァルキリー「わかっている…」

>とてつもなく恐ろしい悪魔の気配がする…
ここに、とどまりますか?

統魔「倒さなきゃ、進めないからな。とどまるぞ」

>本当に、とどまりますか?

統魔「最後の魔人…来い!」

>地面に引きずり込まれる!

>光の中、シックス・ヘルは頭を下にして落ちていく…
その周囲を、何かが飛んでいる。

声「…闇の中に生を受け、生を繋いだ子羊よ…」

統魔「来たな」

声「汝は見事、ここまで封印を解いてきた…その働きは、全て見通してある」

ランダ「これはどこまで落ちていくんだい?」

統魔「コイツのセリフが終わるまでだ」

ランダ「相変わらず、ゲーム的な言葉だねェ」

声「私の名はトランペッター。最後の時を告げる魔人なり」

統魔「今のうちに戦略を話しておこう。こいつで注意するのは耐性じゃない。ラッパだ」

ランダ「ラッパ…がどうしたんだい?」

トランペッター「汝を私が追うは…終の決戦の時、汝が起てる悪魔らと共に、我がラッパの音を聞くに値するか、確かめるため」

統魔「神恩のラッパが全回復で、魔縁のラッパが完全即死。この2つを8ターンごとに交互に使う」

ランダ「ってことは、あんまし長引かせてらんないってことだね?」

統魔「ああ。ラッパはどっちも『最もHP率が低い者』を選ぶんだが、これは敵味方関係ない…が」

ランダ「即死のラッパは、自分には効かないんだろ?」

統魔「まあ、当然だな。魔人が自分の攻撃で即死してたんじゃ、話にならない」

トランペッター「見せてみよ! 比類なき悪魔の力あれば! 烈々たる悪魔の心あれば!」

>シックス・ヘルたちは、勝利者のみ脱出できる結界へと到達する。

>しっかりと着地した。

統魔「だから、神恩のラッパが来る時はこっちの誰かのHP率を最も下げておいて、魔縁のラッパの時は全員全回復しておかなきゃいけないんだが…」

トランペッター「最後のメノラー、我が手より奪ってみよ!」

>トランペッターと戦闘開始!

統魔「なんだかめんどくさいから、徹底的に殴る作戦でいくか」

ランダ「あいよ!その方がアタシもわかりやすいさね!」

トランペッター「我がラッパは8つの時ごとに告げる。弱き者に救いを…そして滅びを…」

統魔「もう説明したから、いいぞ」

トランペッター「見よ! 我が神は救いたもうぞっ!!」

>トランペッターの神恩のラッパ!
シキオウジのHPとMPが全快した!

>シックス・ヘルたちのターン。

統魔「あれ…神恩のラッパって、MPまで回復させるのか。なんだか得した気分だな」

ヴァルキリー「無駄話するな。早く始末するぞ…作戦は?」

統魔「いつものボス戦と同じだな。ランダマイザとフォッグブレスでそこそこステータスを下げて、あとは殴りまくれ!」

ヴァルキリー「私は今、虫の居所が悪い…そんな時に出会ったことを、後悔するがいい!!」

>シックス・ヘルの指示通りに行動!
しばらく戦い、トランペッターに大ダメージを与えていく!

トランペッター「おお、我が魂は暮れ行くか…」

統魔「もっちょいだな。よし、さらに殴りまくるぞっ!」

>シックス・ヘルたちは戦う!
そして、トランペッターを倒した…

統魔「結局、一度も魔縁のラッパ使わせないで倒せたな。レベル上げの大事さを痛感した戦いだった」

>メノラーがほとんど全てそろった。

ランダ「なんだか、燭台だらけになってきたねェ。これ、そもそもどう使うんだったっけかい?」

統魔「アマラ深界の台座に供えていくんだ。すると扉が開いて、次のカルパへと進めるって仕組みだな」

ランダ「こんだけそろったってことは、一番奥まで行けるってことかい?」

統魔「そうなるな。ただ、残り1本はライドウが持ってるんだ」

ランダ「ああ…あのマントの坊やだね」

統魔「アイツは第3カルパで、俺と鬼ごっこをするのを今か今かと待っているわけだが…もうアマラ深界には用はない」

シキオウジ「ナゼダ?」

統魔「今回はシジマエンドにするって何回も言ってるけど、アマラ深界の一番奥まで進んでしまうと強制的にアマラ深界エンドになってしまうんだ。だから一番奥に行く必要がそもそもない」

ランダ「だけど、あそこにはいろいろアイテムとかもあるんじゃないのかい?強い敵とかもいそうだけどねェ」

統魔「確かにいるけどな。でも、進めていけばライドウを仲間にすることになってしまう。そうなると、お前らのうち誰か1体を外さなきゃいけなくなるんだ…それはしたくないんだよ」

ランダ「おや…あの坊やはかなり強いって評判らしいけどねェ」

統魔「確かに強いし、そばにいてくれりゃ頼りにはなる。だが、今回はお前たちと旅をするって決めたからな…ライドウには悪いけど、このまま最後まで行かせてもらうつもりなんだ」

シキオウジ「オォォ…」

統魔「どうした?」

シキオウジ「仲魔トシテ 感慨無量ナ 言葉ダ」

ランダ「そうだねェ。最強のパートナーが待ってるってのに、それを選ばないでアタシたちと最後まで行きたいなんてさ…嬉しい言葉じゃないか」

統魔「そ、そうか?」

ランダ「アンタもそう思うだろ?」

ヴァルキリー「…ま、まあ…それは確かに…」

統魔「実を言うと、ライドウとの鬼ごっこがめんどくさいって話もあるんだが…」

ランダ「別にいいよ、そんなこと。結果的に、アタシたちを選んでくれたことには変わりないんだからさ」

統魔「そうか?そう言ってもらえると助かるな」



★3/4話 ゴグマゴグって言いにくい★

ランダ「それはそれとして、この先には何があるんだい?」

統魔「氷川がいるトウキョウ議事堂がある。そこでシジマのコトワリが啓かれて…物語はクライマックス!ってところだな」

ランダ「なるほどね。じゃあ、さっさと進んじまおうじゃないさ!」

統魔「…そうしたいところだが、ちょっと待て」

ランダ「なんだい?」

統魔「ちょっとここらで悪魔をひっかけるぞ」

シキオウジ「ナゼダ? メインハ 我々デ 固定ナノダロウ?」

統魔「ちょっとな、野良悪魔が必要なイベントがあるんだよ」

>シックス・ヘルたちは悪魔に遭遇!

>敵が先手だ!

統魔「おっと…じゃ、こっちが話しかけるのは次のターンだな」

敵の地霊ゴグマゴグ「!」

>敵が話しかけてきた!

ゴグマゴグ「ソナタニ 問ウ」

統魔「ん?なんだ?」

ゴグマゴグ「春ニ 生マレシ 命タチモ 冬ニハ 死ニ絶エル…イワバ 自然ハ 弱者ヲ殺ス 装置」

統魔「いきなり極論だな」

ゴグマゴグ「デハ 弱者ハ 死ヌシカ ナイノカ?」

>なんと答えますか?
はい
いいえ

統魔「死ぬしかない…ってのは違うだろ」

ゴグマゴグ「気ニ入ッタ」

>ゴグマゴグに、良い印象を与えたようだ。

ゴグマゴグ「トコロデ…我ヲ 仲魔ニ スルツモリハ ナイカ?」

統魔「えっ、マジか!ちょうど探してたんだよ!」

ゴグマゴグ「デハ 決マリダナ」

>地霊ゴグマゴグが仲魔になった。

統魔「よし、これでいい。シゲちゃんの所に行こう!」

ランダ「シゲちゃんって誰だい?」

統魔「いいから、いいから!」

>ユウラクチョウ坑道のホームから降り、行き止まりへ。

>そこには思念体がいた。

思念体「やあ…僕はシゲちゃん。トウキョウにあるという埋蔵金を探してるんだ」

統魔「自分でちゃん付けする思念体も珍しいな」

シゲちゃん「ずっと探してきて、どうもこの奥にすんごいものがあるらしいっていうのはわかったんだけど…どうしても掘り進めなくてね…」

統魔「それは大変だな」

シゲちゃん「おや…?」

>シゲちゃんは何かに気付いた。

シゲちゃん「君は悪魔を連れているのかい?よかったら、僕に1体譲ってくれないか?」

統魔「ああ、いいぞ」

>シックス・ヘルはゴグマゴグをシゲちゃんに渡した。

シゲちゃん「おお、これは強そうな悪魔だね!じゃあ、待ってて!掘れたら分け前あげるから!」

統魔「ああ、楽しみにしてるぞ」

>シゲちゃんと別れた。

ランダ「なるほど、これのためにゴグゴマ?…言いにくいねェ…あの子を仲魔にしたんだね」

統魔「ゴグマゴグな。アイツが変化するとアルビオンになるんだ。スキル次第では使える悪魔なんだが、今回の仲魔はお前たちだけだからな」

シキオウジ「テッキリ 入レ替エラレルト 思ッタゾ」

統魔「何度も『お前らだけで行く』って言ってるだろ。心配すんなよ」

ランダ「んじゃ、ユウラクチョウ坑道を進んでいくとしようかね」

>ユウラクチョウ坑道を進む。
ところどころ急斜面があり、下の階へと滑り落ちることになる。

ランダ「ここは広いし…なんだい、一方通行が多くないかい?」

統魔「そういう場所だからな。まあ、急斜面が十字みたいになってるトコで西側から落ちればいいってのは覚えてるから、完全に迷うことはないと思う…」

シキオウジ「言ッテイル ソバカラ ホームニ 到着ダ」

統魔「よし、どうやら突破できたみたいだな」

>ユウラクチョウ坑道を抜けると、そこはナガタチョウだった。

>シックス・ヘルたちはトウキョウ議事堂へ入る。

統魔「さて、まずはセーブだな」

>セーブしました。

統魔「んで、魔王スルトと対決だ」

ランダ「いきなりかい?」

統魔「ああ。ここに入っていきなり左にいくと、『本当にいきなりスルト』という状況になるから、ちゃんとセーブしとかないとな…何があるかわかんないから」

>スルトと戦闘開始!

ランダ「何かしゃべってたけど…ほっといてよかったのかい?」

統魔「ああ、気にしなくていい。ただ、コイツは炎のスペシャリストだからシキオウジは気を付けておけよ」

シキオウジ「気ヲ付ケロ ト 言ワレテモ…」

統魔「まあ、そうか。とにかく、さっさと倒すに尽きるな。俺は火炎吸収のゲヘナを装備してるし、ヴァルキリーも火炎吸収だ。シキオウジさえやられなきゃ、なんとかなるだろ」

シキオウジ「全テハ 我 次第カ…」

統魔「そんな深刻に考えるなよ。お前の回復は重要だが、やられてもすぐ復活させられるから心配すんな」

シキオウジ「イエ アノ… ヤラレルノガ ソモソモ イヤナノダガ…」

統魔「行くぞっ!」

シキオウジ「ナンダカ 悲シイ 気持チ…」

ランダ「ウダウダ言ってんじゃないよ!さあ、気張りなァ!」

>シックス・ヘルたちは戦う!
ラグナロク直撃でシキオウジがやられかかったが、何とか持ち直して撃破した。

ランダ「本当に、大したことなかったねェ」

シキオウジ「我ハ 危ナカッタ ケドナ…」

統魔「んで、これからはしばらく時間をつぶしてシゲちゃんのトコに行こう」

ランダ「お宝をもらいに行くんだね?」

統魔「ああ。それで今回は終わりだ」

>しばらくカグツチを進める。

>そしてシックス・ヘルたちは、シゲちゃんの所へ戻った。

シゲちゃん「やあ、君たちか。ついに掘れたよ!君の悪魔も、元気に力尽きたよ!」

ランダ「元気に力尽きたって…なんか変な言葉だねェ」

統魔「満足して力尽きたってところだろ。さて、分け前をくれ」

シゲちゃん「うん。じゃあ中に入って、4つの内2つ取ってよ!山分けだから半分ね!」

統魔「よし、ではいただこう…」

>シックス・ヘルは1万マッカ、鬼門の玉を手に入れた!

シゲちゃん「じゃあ、残りは僕の分だね…本当にありがとう!」

統魔「さて、次はアサクサだ」

ランダ「え?何しに行くんだい?」

統魔「正確には、アサクサの北西にある寺に用がある…行くぞ」

>シックス・ヘルたちは、寺院に到着した。

>鬼門の玉が反応する。

統魔「この中にいるヤツに、用があるんだ…」

>寺院の封印が解かれた。
中に入りますか?

統魔「ああ、もちろんだ」

>中に入ると、ビシャモンテンが現れる。

ビシャモンテン「誰かと思えば…統魔ではないか」

統魔「まさかお前に名指しで呼ばれるとは、なかなかいい気分だな」

ビシャモンテン「お主の武勇は、かねてより聞き及んでおるぞ…ただ、お主の気から何か違うものを感じるというのが、今の素直な感覚」

ランダ「コイツに会ってどうすんだい?」

統魔「戦うのさ…もちろんな!」

ビシャモンテン「お主、ただの悪魔ではないな?我との組手を所望するか?」

統魔「ああ」

ビシャモンテン「いい返事だ。我とて仲間たちとかつての東京を守護したくらいの力はある…お主の力、試させてもらうとしよう!」

>ビシャモンテンと戦闘開始!

統魔「まさかビシャモンテンとも戦えるとはな…このシリーズ、上杉謙信が知ったら絶対に怒り狂うだろうな」

ランダ「ケンシンって、尽くすってことかい?」

統魔「そりゃ献身…字が違うぞ。人の名前だよ」

シキオウジ「シックス・ヘル…」

統魔「どうした?」

シキオウジ「マサカトハ 思ウガ コノ者ハ…」

統魔「ああ、実は火炎が得意だ」

シキオウジ「ヤッパリ… 我ハ 相変ワラズ 報ワレヌ…」

統魔「心配すんな。コイツはスルトほどスペシャリストじゃない。メインは物理攻撃だから、お前も活躍できるぞ!」

シキオウジ「ソウナノカ? ソレナラ 安心ダ」

統魔「ただ、その分俺やヴァルキリーが気を付けないといけないんだがな…おい、ヴァルキリー!」

ヴァルキリー「何だ」

統魔「しっかり頼むぜ」

ヴァルキリー「ああ…鬼神といえど、我がデスバウンドの前には膝を折るしかないことを、お前にも見せてやるさ」

統魔「静かに燃えてる…って感じだな」

ランダ「そっとしといておやり。さあ、行くよ!」

>シックス・ヘルたちは戦う!
特にピンチにもならずにビシャモンテンを倒した…

ビシャモンテン「さすがだな、統魔。我との組手に勝利した記念として、これをとらそう」

>シックス・ヘルはマガタマ「グンダリ」を手に入れた!

統魔「よし!これが欲しかったんだよ!」

ビシャモンテン「いずれ、もう一度お主と戦うことになるやもしれん…その時は本気で行くぞ!覚悟しておくのだな」

ランダ「なんだい、負け惜しみかい?男らしくないねェ」

統魔「いや、ビシャモンテンの場合はマジだ。本気で来られてたら、俺たちもやられてたかもしれない…少なくとも、今回みたいなゆるい戦い方はしない」

ランダ「そんなもんなのかねェ」

統魔「ま、マガタマを全部集める気もないから、もう会うこともないんだけどな」

ランダ「なんでだい?あとちょっとじゃないか」

統魔「最強のマガタマを手に入れる試練として、もう一度戦うことになるんだが…そのマガタマを手に入れてしまうと、俺が強くなりすぎてつまらなくなるんだよ」

シキオウジ「ホウ… 強ク ナリスギル トナ?」

統魔「万能属性以外、何も効かなくなるからな。確かに楽だが、それじゃおもしろくない」

ランダ「最強のパートナーに続いて、最強のマガタマまでいらないってかい!いいじゃないか…そういうの、アタシは好きだねェ」

統魔「ほめても何も出ないぞ。じゃ、議事堂に戻ろう…そこでセーブして今回は中断だ」



★4/4話 ほろ苦い★

>トウキョウ議事堂へ戻り、ターミナルでセーブした。

統魔「今回はかなり進めたが、クライマックスまではあと少しだ…しんどいかもしれないが、よろしく付き合ってやってくれ!」

ランダ「あいよ!お前さんもしっかりねェ!」

シキオウジ「コレデ モウ少シ 優シク接シテ クレレバ 文句ハ ナイ」

ヴァルキリー「…気を付けてな」

統魔「ずいぶんつれない返事だな、ヴァルキリー」

ヴァルキリー「放っていてくれ…今はまだ、気持ちの整理がつかないのだ」

統魔「そうか。次回までには元気になっといてくれよ」

ランダ「アタシがちゃんと言っとくから心配ないよ!お前さんは先に進むことだけ考えてりゃいいのさ」

統魔「わかった。それじゃな、みんな!」

>シックス・ヘルは去った。

ランダ「さて…と。シキオウジ、まだコーヒーあるだろ?」

シキオウジ「アルニハ アルガ…マダ 飲ムノカ?」

ランダ「ああ、頼むよ」

>コーヒーがいれられた。

ランダ「ヴァルキリー、降りてきな」

ヴァルキリー「…」

ランダ「別に説教するつもりはないよ。コーヒーだけ飲みな。そこで飲んで、馬にこぼしたら大変だろ?」

ヴァルキリー「…」

>ヴァルキリーは馬から降りた。

シキオウジ「オイ ソレハ ソナタノタメニ イレタモノ…」

ランダ「細かいこと言うんじゃないよ。ほら、飲みな」

ヴァルキリー「…いいのか?」

ランダ「ダメなんて言わないよ、この子は…ねェ?」

>ランダは『絶対子どもに見せてはいけない顔』でシキオウジを見た!

>シキオウジはペラペラになった!

シキオウジ「ドウゾ オ召シ上ガリ クダサイ…」

ヴァルキリー「すまないな…では」

>ヴァルキリーは、コーヒーを飲んだ。

ヴァルキリー「…うまいな」

ランダ「とりあえず、それだけ飲んだらアンタも休みな。確かに今回は、キツい旅だったからねェ」

ヴァルキリー「私を叱りはしないのか」

ランダ「もう充分だろ。それに、アンタだって子どもじゃないんだ…アタシが言いたいことくらい、軍神サマならわかるだろ?」

ヴァルキリー「…ああ」

ランダ「落ち着いたら、ちゃんともらった鏡で笑顔の練習しとくんだね。これからあの子は、人間相手に戦うことになるんだ…アタシたちが励ましてやらないで、一体誰が励ますんだって話だからね」

ヴァルキリー「自分と近しい者と、対立して戦う…アイツは、一体どんな気持ちなのだろうか…」

ランダ「それはあの子にしかわかんないさ。アタシたち…いや、アンタはただそれを包み込んであげな。それだけでいいんだよ」

ヴァルキリー「そうしたくても、今は何も…」

ランダ「…いいさ。今はゆっくり…おやすみ」

>シックス・ヘルたちの旅は続く…


というわけで、まさかの3連続とは俺も予想できませんでした。
かなり進めたんですねぇ…ま、俺が進め過ぎたことに問題があるんですけども(笑)

ボス戦をかなり簡単にはしょってますが、レベルが上がりすぎて本当に楽でした。
なので、特に書くこともないかなって思って、こういう形で書かせてもらってます。


そんなわけで、ステータス表記。
しばらく書かなかったのもあって、かなり変動してます。


神霊 六道 統魔(シックス・ヘル)
Lv97 グンダリ装備(力+4 魔+1 体+2 速+9 運+3)
HP 720/MP 381
力28 魔30 体23 速31 運27
フォッグブレス
火炎高揚
気合い
マグマ・アクシス
破邪の光弾
デスカウンター
ゼロス・ビート
天罰

天罰を覚えたんですけど、これは最終ダンジョンでのレベル上げ用です。
この場所ではスルトとかがザコとして出てくるので、HPが多いアイツを叩きのめすために使うわけですね。

ついにグンダリを手に入れられました。
これから螺旋の蛇を覚えたら、至高の魔弾は封印です。

どうなることやら…ドキドキですね。

ちなみに天罰も、もしかしたら入れ替えるかもしれません。
この枠は、ちょっと自由に使おうかなと考えてます。


鬼女 ランダ
Lv99
HP 834/MP 417
力40 魔40 体40 速39 運38
ランダマイザ
マヒひっかき
リベラマ
勝利の雄叫び
マカラカーン
メギドラオン
絶対零度
地獄の業火

もうすぐパラメータ全MAXです。
御霊ドーピングをしまくった結果とはいえ、なかなか壮観ですね。

レベル表記は99でストップするので、これ以上レベルアップするともう正確なレベルはわからなくなります。

もしかしたらもう100以上になっちゃってるのかもわかりませんが…別にきっちり確認せんでもえぇかなと(笑)

だって、強いオカンには変わりないですから★


妖鬼 シキオウジ
Lv86
HP 756/MP 378
力40 魔40 体40 速37 運25
メディアラハン
マハムドオン
デカジャ
勝利の雄叫び
メギドラオン
洗脳
クロスアイ
マハンマオン

こちらもパラメータが結構真っ赤です。
運だけえらく低いですが…まあ、いずれここも赤く染まって(つまりは上がって)いくことでしょう。

やはり、仲魔が回復魔法を使えるというのは大きいですね!
レベルが高いのもあって、ボス戦も全く心配ありません。

惜しむらくは「これ!」という攻撃手段がないことですが…そこまで求めるのも酷かなと。
作ったのは俺ですしね。受け入れなさいということです(笑)

でも、役立ってくれてるのは間違いないので、彼?にもしっかり感謝です!


軍神 ヴァルキリー
Lv76
HP 696/MP 342
力40 魔38 体40 速40 運28
テトラジャ
デスバウンド
勝利の雄叫び
貫通
ショックウェーブ
ペトラアイ
ギロチンカット
会心

彼女もシキオウジと同じく、運だけが低いです。
低いっつってもこの数字ですが(笑)

あとLv50分くらいはデスバウンドも強くなり続けてくれるんで、強くなっていくプロセスを最も楽しめる仲魔だと言えるでしょうね。

何気に残ってるペトラアイも、天使たちが出てくればまだまだ使えますし★
ギロチンカットもしっかり使えます。単体でもデスバウンドが主ではありますが。


というわけで、次回はトウキョウ議事堂突破、そして最終ダンジョンというところでしょうか。

シジマエンドまでもう少し!
どうなることやら、楽しみです。

ではまた次回!
今回も長々と申し訳ない!


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