今日2025年(昭和100年)6月27日は、親愛なる初代『スケバン刑事』第9話「いじめの根を断て」が放映されてから丁度40年目を迎えた日だ。


   私にとって“リアルタイム”初代『スケバン刑事』体験は第7話「愛と憎しみのアーチェリー」のみなんで、本回「いじめの根を断て」は、後に改めてDVDで観賞して、一番“心に刺さった”回だったびっくりラブびっくりラブ。だから本回観賞時の興奮は、以前ブログ記事にしたためたくらいだ口笛 

 

 もし“リアルタイム”初代『スケバン刑事』体験」が本回「いじめの根を断て」だったならば、未完の『スケバン刑事広島版』も、その“換骨奪胎”であった『天使諜報★神宮寺真琴』第一話も、全く違った内容になっていたかもしれない。そう思えるくらい凄まじい……否、素晴らしい回だった。

 

 本回で象徴的なのは、一部“お約束破り”がある点だ。『スケバン刑事』シリーズに限らず、その派生形の『セーラー服反逆同盟』、更に言うならば、そのルーツである志穂美の悦ちゃんの『華麗なる追跡』、永井豪御大の『キューティーハニー』、果てはそれら全ての“プロトタイプ”である『多羅尾伴内』に至るまで、敵からの「お前一体何者だ?」の言葉を待ちかねたように、ヒロイン(ヒーロー)は自らの素性を口上する。しかし本回の麻宮サキ(斉藤由貴)は、怒りが頂点に達した設定からか、高校生を陰で操っていたチンピラ(田浦智之)の「何だ、テメェは」の言葉に対し、嬉々として自らの素性(「~スケバンまで張ったこの麻宮サキも、何の因果か落ちぶれて~云々」)を述べる従来の姿は鳴りを潜め、ただ一言「何だっていいよ!」と嘯くのである。もちろんその後いつもの口上を延べはするが、ドラマ展開上貴重な"きっかけ"である「何だ、テメェは(お前いったい何者だ)」にその時敢えて答えないのは、10話まで続く初代スケバン刑事の”一話完結(「悪魔の三姉妹編」以前)”路線でも唯一ではないか。そう考えると本回は異色だ。それ故愛すべき回である。

 

 いずれにしても、上述の通り、その次の回(第10話)「狙われたアタッカー」(1985年7月4日放映)を以て、初代『スケバン刑事』“一話完結”路線は終了する。視聴率的にはその後の「悪魔の三姉妹編」の方が好調だったので、この路線変更は局的には成功だったろうが、毎回危機にさらされてボロボロになる麻宮サキを観るよりも、完全無欠に強かった“一話完結”路線の方が個人的にはとっても良かったし、もし仮に初めて観た初代『スケバン刑事』回が件の「悪魔の三姉妹編」だったらならば、『スケバン刑事』に対する思い入れはもちろん、後に“広島発ヒロインアクションムービー”を20年にわたって監督・プロデュースすることもなかったろう。

 

 来週の7月4日(金)が“一話完結”路線最後の40周年となるので、その時にもう一度“一話完結”路線を振り返ってみようか……そういえば『スケバン刑事』って毎週木曜日19:30の放映だったよね?

 

 

 

ちらし寿司の好きな具材は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 

 今日のAmebaブログの“お題”は「雷記念日」だそうだが、今日の広島市は早朝に、タイミングがいいというか悪いというか、久々に地面が揺れるほどの激しい雷雨に見舞われたよびっくり それで明け方目覚めた人も多かったようだショボーン

 しかし、今日の日付である「626」でいえば、やはりイメージするのは「スティッチ」。彼のコードネームが「626」だ。まあこのことも去年のブログに書いたが、今年に至っては、例年と趣が違う。何故なら、現在実写版(と言っても主人公はCG)『リロ&スティッチ』が絶賛上映中のその真っ只中の「626」だからだ。昨年のブログにある通り、娘は大の「スティッチ」ファンなんで、この日に本作を観賞で来たら言うまでもなかっただろうが、あいにく今日は考査の方が“真っ只中”だったんで、それも叶わず。おそらくこの週末の観賞になるだろう。
 
 それにしても、本当に昨今のCG技術の向上は目覚ましい。あのスティッチがあたかもその場に実在する動物のように、実に生き生きと動き回る。これなら数多のディズニー作品の実写映画も可能だろう(実際に『美女と野獣』の実写版でもCGは“アニメキャラの実写化”に見事に成功している)。否、ディスニーのみならず日本のアニメでも、とりわけ実写では絶対不可能だと思われる『ゲッターロボ』の合体だって可能だろう。
 
 かつては、モノクロかオール方―かで作品の新旧を計ったものだが、今や作品中にCG技術が用いられているか否かが、作品の新旧を計る新たな“ものさし”になりそうだ。そうなると、昭和40年代に後先も考えず最新合成機器のオプティカルプリンターを購入するくらい“新しモノ好き”だった、“特撮の神様”と呼ばれた故円谷英二氏は、CG全盛の現在特撮業界に何思うだろう……?
 
 
 

落雷の瞬間を見たことある?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 本日、一組の芸能人&プロサッカー選手との入籍が発表された。

 

 芸能人とサッカー選手との結婚なんて別に珍しくもないが、特筆すべきは上記の記事にあるように、新婦の泉里香が、かつて実写版『美少女戦士セーラームーン』においてセーラーマーキュリーを演じた浜千咲(当時)であるということだ。あいにく平成の作品なんで、『スケバン刑事』を筆頭にする「昭和60年代ヒロインアクションドラマ」のカテゴリーには属さないものの、テレ東で放映された“こっち側の”原幹恵主演による『キューティーハニーTHE LOVE』と並び、「平成変身ヒロインアクションドラマ」シリーズの一本と呼んでいい、ある種エポックメイキングな作品に出演した女優の吉報だ。大いに祝福したい。それにしても当時実に初々しかった浜千咲も早や36歳かぁ……時の流れを感じてしまう……

 

 そういえば少し前、共に昭和40年代の特撮ドラマ界をリードしたひし美ゆり子(『ウルトラセブン』友里アンヌ隊員)と岡崎徹(『仮面ライダーアマゾン』主役)との結婚報道があって、仰天したものだった。

 

「ウルトラ」・「仮面ライダー」という、昭和特撮の両雄として当時しのぎを削った「円谷プロ」と「東映(特撮)」出自のキャラクター同士の結婚なんて、NPBでいえば讀賣と阪神との交流くらいびっくりな話だ。しかし昭和世代にとっては実に夢のある話。しかもこのニュース報道によると、二人の馴れ初めは今を遡ること53年前の1972年(『アマゾン』放映の2年前?!)だそうなんで、この関係は深い。もっとも岡崎徹は初婚ながら、ひし美ゆり子は再婚なんで、かつての彼女の旦那さんはこの記事を読んで何を思うだろうか……

 

 

 

我が家のお気に入りの場所は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 

 先月来より探している「新版東宝特撮映画DVDコレクション」創刊号だが、その後も主要な書店を巡ったものの、一向に見つからないえーん ネット上では本誌の販売は既成事実のように報じられているのに、いったい何が起こっているのか? もしかしたら広島だけ“弾かれて”いるのか?

 

 しかし先週、午前中に『リライト』を観賞後、家族を連れて某大型複合スーパーの書店に足を運んだ際、以前はなかった件の「新版東宝特撮映画DVDコレクション」創刊号が、一冊だけポツンと書棚に置いてあったのだ!びっくり 速攻でレジに向かったのは言うまでもないウインク

 

 この度購入した「新版東宝特撮映画DVDコレクション」創刊号の表紙をよく見ると、販売日が「2025/6/17」となっている。それで納得(理解)した。要は、ネットに書かれていた本誌の既販売は、先行販売地域に限ったことで、広島を含む他の地域の販売は6月に入ってのことだったんだ、と。

 

 そういえば、広島・山口で先行販売だったという、同じディアゴスティーニの「キーハンターDVD COLECTION」も、実際表紙には「2025/7/1」と表記されている。

 

 

「キーハンターDVD COLLECTION」に関しては、もう全国各地でも創刊されていると思うが、この手の“先行発売”は徒に購入希望者を惑わすのみだと思うので、出来れはやめてもらいたい。全国平等の販売でいいじゃないか?

 

 ちなみにその後、同じ書店に足を運んだが、もう創刊号の姿は跡形もなくなかった。同じ創刊号でも『西部警察』や『あぶない刑事』のそれは、未だに何冊もストックされているのに……

 

 

 

 

 

 

 

宇宙人はいると思う?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 今年が「昭和100年」ということは、先の大戦(太平洋戦争)終結(敗戦)から丁度80年目ということになる。当然、全国各地の大空襲からも、ヒロシマ・ナガサキの原爆禍からも、そして凄惨を極めた唯一の“本土戦”であった沖縄戦からも80年が経過したこととなる。

 

 

 この「80年」という年月が重要で、これでいうと終戦の年に出生した世代でさえ今年80歳を迎える、ということである。そうなると物心ついた時に戦争中だった世代はそれ以上の年齢を迎えるというわけだ。ちなみに一昨年、側夫婦は奇しくも同時に母親を失ったが、共に80代だった。巷を見ても80代で鬼門を迎えた人は有名人をはじめとても多い。それもあって私も「生きても80代まで」と思っている。裏を返せば、これから数年のうちに先の大戦を体験した、よって戦争の悲惨さを現在に継承する方々が、被曝者を含め軒並みこの世を去ってしまう可能性があるということだ。勿論中には100歳を超えても生き続ける人もいようが、いずれにしても、我々をはじめとする「戦争を知らない」世代に戦争の貴重な体験を継承することが今まで以上に困難になってしまう。

 

 ただでさえ、戦争の悲惨さも知らず徒に賛美する(そのくせ自分が戦場に行くことを全くイメージしていない)“究極の「お花畑」”な輩が増えているというのに……

 

 これじゃあ、また歴史は繰り返す?

 

最近お墓参りした?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 もうとっくの昔に“時効は成立”しているだろうが、小学校の低学年の頃までは「サンタクロースはいる」ことにしていて、イブにはプレゼントをねだったものだった。そんな小2の年に「無心」したのが「怪獣ボウリング」というゲーム。何もこの年だけがクリスマスイブではなかったのに、なぜか“クリスマスプレゼント”で覚えているのは、この「怪獣ボウリング」くらいしかない。

 もっとも「その年のイブの夜、布団の中で私が実は薄目を空けていたことにも気づかず、父親が『怪獣ボウリング』を枕元に置くその姿をシルエットで見た」ぐらいしか記憶がなく、実際の「怪獣ボウリング」で遊んだ記憶は殆ど残っていない。「怪獣ボウリング」という言葉だけが、未だに脳裏で渦巻いているだけだ。まあ、当時の爆発的なボウリングブームの余波で誕生した、今覚えはやけに長くてかさばるレーンが特徴の“ボウリング版「野球盤」”とも言うべきおもちゃの一つだったってことは容易に想像できるが……、

 そんなわけで、以前ブログに書いた「ラテカセ」の時のように、ものは試しと「怪獣ボウリング」というキーワードで検索してみた。もしそれで見つからなければ、きっと昔の記憶が複合的に混ざり合って生じた“幻想”ということで片づけようとして。そしたら……あった!

 

 

 

 

 名称は確かに「怪獣ボウリング」。何とかのソフビ怪獣で名だたる「ブルマァク」が販売していたゲーム(玩具)で、形状は当時流行した数多のボウリングゲームと一緒。違う点はボウラーが「帰ってきたウルトラマン」で、10本のピンに『帰マン』登場の怪獣のイラストがあしらわれているくらい。ただ当時としても画期的な「一度にピン10本を並べられる」装置が付いていたのは特筆すべきか。

 

 


 それにしても、こんなプレゼントをもらっておきながら、殆ど遊んだ記憶が残っていないなんて、何たる“糞ガキ”だったんだろう。おそらく当時としても結構高価だったろうに。そういえば、今自分が逆の立場で、娘のためにその頃稀少だった「Nintendo Switch」をやっとこさ手に入れて、クリスマスプレゼントにと枕元に置いたのに、一向に開封しようとしないのでヤキモキしたこともあったな

 ちなみにこの玩具が発売されたのもプレゼントとしてもらったのも、昭和46(1971)年。『帰ってきたウルトラマン』が放映された年だ。当時はこれまた空前の第2期怪獣ブーム。そうなるとこの玩具は、「怪獣」「ボウリング」という当時の一大ブームをない交ぜにしたような商品といえる。まさに昭和40年代(1970年代?)の“徒花”だったんだなぁ……

 

 

 

 

 

 

 

ボウリングの思い出教えて!

上記の如く!

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 今日のAmebaブログの“お題”は「スナックの日」。「スナック」なんて言葉を観ると、勢い“スタンド”の方の「スナック」を連想してしまうが口笛、残念ながら「スナック菓子」の方らしい。それにしても“スタンド”の方の「スナック」なんて、最後に行ってから何十年たっただろうか?ウインク

 

 私がスナック菓子を購入する基準は、「100円以内で買えるもの」だ。普段からスーパーでも、2割引き3割引き程度では我が”割引センサー”が反応しない程の“倹約家”なんでてへぺろ、たまにスナック菓子を買う時も「上限98円」と決めている。しかしながら昨今の物価高で、昔は重宝したカルビー(地元企業!)の「ポテトチップス」も明治の「カール」も軒並み価格が高騰して、もはや手に入らない。

 

 カルビーに至っては「プロ野球チップス」もスーパーでさえ100円越えしてしまって、もう手が届かない。おまけのカードは1枚でいいから、何とか価格が下げられないものか。いくら2枚と言っても「中日中日」とか「横浜西武」とか「オリックスヤクルト」とかの“青物組み合わせ”が何故か多い。たまに「お、赤じゃん」て思ったら「楽天」だったり……要は「広島」と「千葉ロッテ」がなかなか出ないってことなんだ。カープのおひざ元のカルビーなんだから、もっとカープのカード増やしてよ。せめて広島地域では口笛

 

お気に入りのスナック菓子教えて!

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

身近にできる難民支援を考えよう

イスラエルの自制!ムキー

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 
 ここに来て、イスラエルの「自己防衛」に名を借りた中東各国への“マルチ(?)”な攻撃には心が痛む。かつてナチスによる大量かつ計画的な大虐殺という“痛み”を体験した国(民族)が、今や中東各国を凌駕する軍事力を有したにも関わらずである。昭和の「中東戦争」の頃ならばいざ知らず、中東各国が和平もしくは軍事力の弱体化が進む中、自国は圧倒的な防空システムを確立している中でのこの攻撃。武装勢力「ハマス」への報復と言いながら、民間人(特に女子供)が暮らす地域への空爆。まるで自分たちが晒された「『民族浄化』に名を借りた民族根絶やし虐殺」を。それもドイツではなく明らかに軍事力に劣る(ほぼ無きに等しい)パレスチナ人に行っているといっても過言ではない。人海戦術でぜっせと大量虐殺を行ったナチスと、近代兵器によって一撃のもとに多数の民族を虐殺するイスラエルと、どこに差があるのか? 「辛い思いをした人はその分人に優しくなれる」なんて言葉が、絵空事に感じられる今の状況である。イスラエル国民は今一度、「ハマス」とは別に、貴方たちが投下した爆弾で人体を生きながら破壊される非戦闘員の子供たちに思いを馳せてほしい。でないともはや「ホロコースト」を“錦の御旗”に出k無くなるだろう。
 
 翻って広島・原爆慰霊碑の碑文「安らかに眠って下さい 過ちは繰返しませぬから」である。何かにつけて右翼の輩から攻撃される補文だが、要は「もう人間はおろかな戦争なんて、増して核攻撃なんてしませんから、安心して眠っていいよ」って意味だろう。当然この主語には原爆投下したアメリカも含まれるし、もっと広義にいえば、現在生きている人類全員がその対象だ。尤もこの誓いは、「核攻撃」はかろうじて防げているが、全然守られていないのは周知の事実だ。
 
 ところで、イスラエルの論法が通用するならば、核被害に遭ったヒロシマ・ナガサキこそが、世界で唯一核兵器の保有が許される(といっても決して「日本国が」ではない!」ことになり、自分たちの受けた被害を他者に与えても許される、ってことになる。勿論その矛先は他国のみならず、先の戦争責任をうやむやにして、A級戦犯がいつの間にか国家元首になるような日本国にさえも向けられるであろう。
 
 しかし広島が選んだのは、そんな「核兵器による大量虐殺を被った市民がそれを盾に世界に牙をむく」のではなく、「もうこんなひどいことは我々で最後にしよう」という精神であり、それを明文化したのがかの碑文であるといっていい。
 
 先のロシアによるウクライナ侵攻に端を発した、「自国の防衛のために核武装を」なんて“お花畑”の輩が吠えているが、そんなの愚の骨頂。「血を吐きながら続ける、悲しいマラソン」(by「ウルトラセブン」)だ。戦争反対、それだけでいい。

 去る15日のブログ記事で、週末の土曜日が職場都合で出勤日になったえーんことを書いたが、今回は珍しく“代休”がもらえた飛び出すハート。そこでこの一日ズレの週末は“映画三昧”してやろうと、その15日の“劇場映画ハシゴ”のみならず、代休の16日も連続して映画館に足を運んだ。現在7年目に突入した「月に一度は劇場で映画観賞」のうち、2021年度の7月に月5本観賞したのが最高記録だが、週末の2日間で3本も観たのは初めてだったびっくり。まあ、前の“ハシゴ”から11年も経っていたからねウインク

 

 『ドールハウス』『見える子ちゃん』と来て、この日チョイスした作品は『リライト』。実は今回の観賞作品での一番の“本命”で、当初は“今月の一本”に選んでいた作品だった。それというのも、本作が尾道周辺でロケされ、かの思い入れ深い往年の邦画との関連性もあり、更に言うならば、山本舞香と並び当代きっての“ロングブーツ好き”若手注目女優の池田エライザが主演の一人を務めているからだウインクラブウインクラブ

 

 

 劇場にあった看板によると、本作は広島県先行上映らしい。さすが尾道ロケ作品!

 

 このようなロケ地マップさえ存在する(ネットでも電子データを入手可能) “尾道三部作”以来ではなかろうか?

 

 本作は「タイムリープ」をテーマにした映画だ。そして大林宣彦監督による“尾道ファンタジー3部作”の1本『時をかける少女』にオマージュを捧げた作品ということになっている。それで、原作の舞台は静岡ながら、敢えてこの広島県尾道市周辺でのロケを敢行したんだそうだ。だから主人公らの通う高校近辺は瀬戸田で撮ったものの、尾道市役所付近や、『転校生』に登場した千光寺公園(そしてロープウェイ)、『時かけ』の印象的な舞台となった艮(うしとら)神社でもロケが行われている(ちなみに「千光寺ロープウェイ」は艮神社上空を通過する!)。艮神社に至っては、あの細長い敷地内で祭り屋台をぎっしりと配するなど大胆な撮影がされていた。しかも‟尾道3部作”共通のキーパーソンを演じた尾美としのりと‟新尾道3部作”の『ふたり』に主演した石田ひかりが、主人公の元担任と母親役で出演しているのも象徴的だった。だからといって、この地が尾道や瀬戸田、増してや広島県であることを示す言動はなく、広島弁も会話には登場しなかった(と私は記憶している)。そこら辺も”3部作”の中で唯一”広島らしさ”がない『時かけ』との共通点だ。まあ、『時かけ』だって、別に原作の舞台が尾道(竹原)だった訳でもないしね。

 

 そんな訳で、本作の冒頭は、未来からやってきた青年・保彦(阿達慶)と高3の女子高生・美雪(池田エライザ)との時空を超えた甘く切ない出会いと別れが、あたかも『時かけ』のダイジェスト版を観ているの如く展開する(その過程で「ラベンダーの香り」まで登場する!)。保彦は、300年後の自分がこの時代(2019年)のこの地にタイムリープするきっかけとなった、この時の出来事を綴った古典小説を、美雪が将来作家となって書き上げ出版することを告げると、彼女に一瞬10年後にタイムリープ出来る薬を与え、その10年後の美雪と面会させる。そして保彦はいつか彼女と再会することを誓って未来に戻り、美雪は出会った10年後の自分になるために文芸活動に勤しむ。やがて”予定通り”作家になった美雪は、満を持して保彦との思い出を「少女は時を翔ける」という本にしたためて、その試作品の単行本を手に故郷に戻り、運命の日を迎える。しかし10年前の自分がやってくるはずのその日その時間に何も起こらず、彼女の”歴史の回収”は思いもよらぬ方向に展開していく。

 

 上記のように、物語は当初ファンタジーの様相を呈しながら、いつの間にか時空を超えたミステリーにシフトしていく。そこで特筆すべきは、ストーリーが進んでいく過程で、主人公だった美雪がいつの間にか脇役の一人と化してしまう点である。もっと言うならば、未来から保彦が訪れた、美雪のクラスメート全員が、みな主役且つ脇役になってしまうのである。この過程を説明してしまうと思いっきり‟ネタバレ”になってしまうし、このミステリーの謎解きこそが、本作の最大の“肝”となるので、ここから先は、とにかく本作をご覧下さいとしか書けない。この斬新なる‟どんでん返し”は見事の一言に尽きるのだが、本作の惹句にある「史上最悪のパラドックス」も殊美雪の境遇を慮ったら、まさに言い得て妙である。強いて言うならば、この10年間に美雪は既に優しい伴侶を得ていて、結果的にはこのことが美雪にとって救いとなる。そして本作の観賞者は、真の主人公が、実はこの映画のオフィシャルサイトで“クラスのまとめ役”と称されている茂(倉悠貴)であることに気づくだろう。

 

 実は今まで名前を挙げていない本作の重要なキーパーゾンが存在するのだが、敢えて記載すまい。ラスト近くにはそのキーパーソンの凄まじい情念(そして誤解)が“信じられない結末”と共に吐露されて、そこら辺りも「史上最悪のパラドックス」だったりする。ある種理不尽でほろ苦く、観ていて爽快感や感動を呼ぶ結末ではないが、『見える子ちゃん』同様、伏線の妙にはきっと恐れ入ると思う。本当に昨今の邦画の伏線の張り方は秀逸すぎる! 脚本段階から綿密なる計算の許に、丁寧にそしてさりげなく伏線を張り巡らしているからこそ、まさに“卓袱台返し”のような結末でさえ破綻せず、観る者を納得させるのである。

 

 当方はすっかり「予定調和」の世界観になれてしまって、“お約束”に充ちた映画ばかり撮ってきたが、このような斬新で緻密な計算による作品を拝見すると、いろいろと考えさせられるし、自らの闘志も焚きつけられる。今更ながら、今一度映画の企画・台本について学び直したい衝動に駆られるよえーえー

 

 

 

朗読してほしい人物は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう

 

 

 最近、映画館で原菜乃華を観ることが多い。最初は『すずめの戸締まり』で、これは声優だったが、次に“広島っ娘”をたどたどしい広島弁で演じた『ミステリと言う勿れ』、当方の作品にも多大な影響を与えてくれた“妄想娘”の『恋わずらいのエリー』と、立て続けに観賞した。確かに近年の原菜乃華は永野芽郁や浜辺美波とまではいかないものの、比較的主演作品に恵まれているが、悉く我が琴線に触れる作品に主演しているとは驚きである。彼女のフィルモグラフィーを拝見すると、子役ながらかの『地獄でなぜ悪い』にも出演してるんだねびっくり

 

 だが今までの“たまたま”と異なり、今回、彼女の主演作である『見える子ちゃん』を、余り得意ではないホラーながら観賞するに至ったのは、この日“劇場ハシゴ”したもう一本の『ドースハウス』と同様、チラシ(ポスター)のビジュアル、とりわけその中央で不安げな表情を浮かべる制服姿の原菜乃華に惹かれたからであるキューンキューン

 

 

 物語は『ドールハウス』のような“直球ど真ん中”なオカルトホラーではなく、「ある日突然、霊が“見える”ようになった女子高生の四谷みこ(これも凄いネーミング!ガーン)が、“見えないフリ”で霊をかわそうと決心する」ことから始まる、どちらかと言えばコメディー的要素の濃い設定だった。それ故、今までの原菜乃華主演の映画同様、“主人公が過剰に反応しつつストイックなまでに自分を押し殺す”パターンを面白おかしく描く作品だと高をくくっていた。しかし、のっけから登場する霊たちは、その特殊効果も相まって、半端なく不気味で恐ろしく、主人公ならずとも目を見開いて驚愕の表情を浮かべざるを得ない存在として登場する。しかもみこが通う高校はかつて文化祭の日に土砂崩れに遭い多くの死者を出した因縁があって、その地縛霊が校内に多数存在し、さらにはみこのクラスの文化祭の出し物が「お化け屋敷」になってしまうと言う、主人公にとっては八方塞がりの事態が彼女を襲う。

 

 そんな中、みこは親友のカナ(久間田琳加)や、産休に入った担任(堀田茜)の代わりに赴任した教師・遠野(京本大我)に取り憑いている霊の存在に気づくが、“見えないフリ”を貫いているために中々手が出せない。やがてこの二つの取り憑いた霊に何やら関連性があることに分かって来始め、物語はクライマックスを迎えるわけだが、ここから先は“ネタバレ”になるので控えておこうウインク

 

 みこのクラスは女子生徒ばかりだが、生徒会長は男で、行事の折には男子生徒の姿も見受けられるから、昔の慶応高校のように男女別々クラスの“いかにも昭和な”学校らしい。その生徒会長(山下幸輝)にはどうも霊能力があるようで、同じく霊能力を持つみこと同学年の写真部員・ユリア(なえなの)と共に、いつのまにかみこを支える存在となっていく。この二人のちぐはぐなやりとりも実に面白い。うちユリアはみことともに“エクソシスト”の役割を果たすこととなる。

 

 そんなこんなで物語は展開していくのだけれど、最終的には(少なくとも私は)思いもよらなかった結末を迎える。ホント、言葉を失うくらい。しかしそれまでにさりげなく張り巡らせた伏線が何とも秀逸なんで、それでも「ウッソゥ!びっくり(でも)なるほど!!ニヤリ」って気持ちにさせられる。ここら辺は見事としか言い様がない。まさに脚本(もしくは原作)の妙だ。だからなおさら“ネタバレ”は許されない作品である。

 

 ところで。原菜乃華に関して言えば、『ミステリと言う勿れ』の頃の“健気な娘”という雰囲気から比べると、設定女子高生ながら、エラく大人びてきたなぁって感じた。それはチラシのビジュアルを観た時から感じていたが、劇中あのサラサラとした長い黒髪をなびかせながら右往左往する姿には、何とも惚れ惚れしてしまったラブ 『恋わずらいのエリー』の頃からその片鱗を感じてはいたが、いい意味で「身体は大人、心は子供」な役柄にふさわしい女優になったと思う。そう考えると、彼女には思い詰めたようなストイックな役柄よりも、「真面目だけれどどこか抜けてる」様なキャラクターが似合う様な気がする。近く公開される『ババンババンバンバンパイア』における役柄もそんな雰囲気のようだし、今から期待大だ!ニコニコニコニコ

 

 

好きなおにぎりの具材は?

▼本日限定!ブログスタンプ

あなたもスタンプをGETしよう