私事で恐縮ですが、身内に不幸があって、今日まで喪に服しておりました。この事態が遠からず訪れることは覚悟していたものの、実際にその事態に遭遇すると自分の無力さを嘆くのみです。実はそんな不安な思いを数日前のブログにしたためていました。

 

 

 病院で療養中だったとはいえ、事態の急変は、家族さえ駆け付けられない程、急に訪れました。間の悪いことに、その1日前から私は職場の出張で鹿児島・種子島を巡っており、奇しくも種子島に上陸した直後に訃報を知りました。その日は船の便の都合もあって島を離れられず、ようやく翌日の昼前に旅行団を離れて、一人高速船に乗り、急遽一路広島に向かいました。

 

 人生初めて上陸した種子島で、初めて‟生”で観た東シナ海。そんな折に、訃報を聞くことになるとは……

 

 

 歳はとっても世間ズレしている私と違って、社会人としてはよっぽど立派な弟の尽力もあって、何とか無事「送る」ことが出来ましたが、この現実を受け入れざるを得ないことが、日を追う度にわが胸にズシンズシンと響いてきます。いくら歳を取ったからといって、この現実は重いです。

 

 前回のブログは10月11日で途絶えていますが、これは旅行前に不在に備えて、Amebaブログの期日指定で事前に書いたものがUPされただけで、現実には、生前最期にあった10月9日以降、ずっとブログには手つかずでした。どうしても面白おかしい記事を書く気が起こらなくて……

 

 

 ただ、幾分気持ちも落ち着いてきた今日あたりから、またブログを再開したいと考えました。ここ最近、件の「アレ」以降、どうも自分が自分でないような捉えどころのない感覚に包まれてきたので、いろんな意味でそろそろ「心のネジ」を巻いて、私にとっても残り少ないであろう人生を、もう少し有意義なものにしていきたいですね。故人のためにも……