分電盤の交換工事に関する相談が急増! | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 5日前、「分電盤の点検をする」と突然事業者が訪ねてきた。契約中の電気事業者だと思い応じたところ「古くなっているので新しい分電盤にした方がいい」と言われたので、約16万円の交換工事を契約してしまった。明日工事予定だが契約中の電気事業者に連絡したところ、無関係な事業者と分かり交換は必要ないと言われた、どうしたらよいか?(80歳代/女性)
 

 注意ここに注意・・・

 <無料点検を装った契約トラブルが増えています>

 無料点検と称して事業者が訪問し特に使用に問題はないのに古くなっているなどと言われ、高額な分電盤交換工事を勧められ
契約してしまったというトラブルが急増しています。電気設備については電力会社の委託事業者が4年に1度、無料で安全検査を実施しています。その場合、事前に調査日時と訪問調査員の氏名等が記載された「お知らせ」が届き調査員は必ず身分証を携行しています。電気設備の点検について訪問があった場合は事業者名を必ず確認し、身分証を見せてもらいましょう。 
 

 <停電などの緊急時にも注意が必要です>

 停電をきっかけに電気が点かなくなったため慌ててインターネットで検索し安価な事業者に依頼したところ、来訪後に広告の数倍にもなる高額な請求をされたという相談も増えています。事業者から契約を勧められた際は見積書をもらい、作業内容と代金を確認しその場では一旦保留にして、家族や信頼できる人に相談するなど慎重に判断しましょう。交換を検討する際も複数の事業者に見積もりを依頼し、工事内容や代金を検討してから依頼しましょう。また、日頃から停電や分電盤の不具合に備え、信頼できる専門業者の連絡先を調べておきましょう
 

 <トラブルが生じたら最寄りの消費生活センターに相談を>

 突然訪問を受け無料点検と言われて契約した場合や、自分で依頼したものの来訪後に事前に想定していた金額とかけ離れた代金を請求された場合などは訪問販売に該当し、クーリング・オフができる可能性もあります。トラブルが生じたり困った場合は、すぐに最寄りの消費生活センターに相談しましょう。

 (東京くらしWEB抜粋)