2016年4月1日より電力・2017年4月1日よりガスの小売全面自由化が始まりました。新たな事業者の参入もあり様々な事業者が料金プランを提示しているなか、国民生活センター及び各地の消費生活センターなど並びに経済産業省電力・ガス取引監視など委員会には、電気・ガスの契約の切替に関するトラブルなどの相談が寄せられています
【相談事例】
*契約している電力会社名を名乗って業者が訪問してきた。安い電気プランの話があり契約会社のプラン変更のつもりで話を聞き申し込んだところ、後で別業者と契約したことに気づいた。クーリング・オフしたい。
*電気が安くなると言われアパート全体で電力会社を切り替えると勘違いし検針票を見せ、契約書を書いた。後で契約を断ったが心配だ。
*突然事業者がやってきて「安くなるので賃貸アパートの他の住人全員が契約した」と都市ガスの契約先の変更を勧められたので契約することにしたが、後から契約書の控えなどを受取っていないことを不審に思った、クーリング・オフしたい。
【消費者へのアドバイス】
*検針票の記載情報は慎重に取り扱い、情報を聞かれてもすぐ教えないようにしましょう。
*大手電力・ガス会社を名乗って勧誘をするケースもみられます。勧誘してきた会社と新たに契約する電力・ガス会社の社名や連絡先を明確に確認しましょう。
*電気・ガスの料金プランや算定方法をよく説明してもらい、メリット・デメリットを把握したうえで契約をしましょう。また、検針票などの料金の明細書は必ず確認しましょう。
*契約を変更してしまってもクーリング・オフなどができる場合がありますので、慌てずに対処しましょう。(国民生活センター抜粋)