体質改善! | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 ダンベル体質改善のためによく「規則正しい生活」と言われますが、具体的にはどんな事に気をつけるのでしょうか?

 

 【そもそも体質とは何?】

 体質とは文字通り「体の持つ性質」の事を言います。虚弱体質やアレルギー体質等「身体の癖」のようなものです。その体質はいつ決まるのでしょう・・・

 体質は遺伝的素因と環境要因との相互作用によって形成されるものです。生まれながらに持っている

体質と生まれた後の生活において身についた体質の2つの要素が作り出すわけですね。その割合は

先天的要因3:後天的要因7です。遺伝以上に日頃の生活集案が体質を決めているといっても過言ではありません。「私は太りやすい体質だから」という台詞を女性の多くが口にしています。確かに日本人はおよそ3~4人に1人の割合で倹約遺伝子、俗にいう肥満遺伝子を持っているため肥満になりやすい体質ということになります。しかし世界保健機構の報告によると、日本は全世界で比べてみると肥満率が低い国、その肥満率は4%でフランス人の11%やアメリカの32%に比べると大変低い数字ですスマイル

 

 【体質改善とは具体的にどんなことを行うの?】

 ① 食事の質とリズム

 私達の細胞は日頃食べている物でできています。髪・皮膚・筋肉・ホルモン・血液に至るまで毎日の

食事を元に作られています。よって必要なものが必要な時に十分に体内に無いと当然身体に不都合が

表れます。体質改善を行う際に、自身の食事の傾向をチェックすることは大切な行為です。エネルギー源となる糖質や脂質の摂取量は多すぎないか少なすぎないか?身体の材料になったりホルモンや脳内伝達物質の元になるタンパク質や脂質は足りているか?身体の調子を整えるビタミン・ミネラル・繊維はバランスよく摂取できているか?また食事の質だけでなく、いつ・どんな順序で食べるといった時間の要素も、不規則な生活を送る現代人にとって重要な意味をもちます。食事の質が良くても食事を食べたり食べなかったり、食べる時間がバラバラだったりすると問題ですドーン

 ② 睡眠の質とリズム

 睡眠には疲れた肉体を休めることは勿論ですが、起きている間休むことなく働いている脳の疲労を

取るためにも重要な働きがあります。その他、寝ている時に骨髄では白血球・赤血球・リンパ液等が

生成され、免疫に関係する細胞が寝ている時にできるという訳です。よって睡眠は体質改善に重要な

要素なのです。日本人は世界的にも睡眠時間が短い国民と言われています。7時間睡眠は出来ているか?朝目覚めた時にスッキリと起きられる質の良い睡眠がとれているか?常に睡眠不足状態だったり

途中で目が覚める・なかなか寝付けない・お酒を呑んでる習慣がある等の、眠りの悪い習慣は自律神経の乱れを招き体質の悪化に繋がりますドーン

 ③ 1日の生活のリズム

 人間に限らずほとんどの生物は概日リズムを持っています。これは約24時間11分周期で変動する生理現象で、細胞の持つ体内時計で管理されているものです。正しく体内時計が動いていると睡眠や食事にも自然と、この概日リズムに従っていきます。しかし気になるのは、地球の1日の周期が24時間なのに

対して概日リズムは24時間11分と少しズレているという点。このズレを、人間は勿論全ての生物は日光・

食事・生活リズム等の刺激を受けることで修正しています。その為できるだけ同じリズムで1日を過ごす

ことが重要です。徹夜をしたり食事を抜いたりといった生活をしていると1日のリセットができなくなり身体の不調が表れます。生活リズムを考える際に、参考にするといいのが人間に近いチンパンジー・ゴリラ・

オランウータンといった大型人類の生活リズム。夜間に働くようになったの現代人の生活パターンは身体にとってストレスになることが多く、少しずつ体内時計が乱れてくる可能性があるのですドーン

 

 【体質改善と食事】

 体質改善において食事の改善は大変重要です。遺伝のリスクが高いと言われる「ガン」においても食事が原因になる確率は4割と言われています。体質は一人一人違い、その人の体質によって必要とする

栄養素は変わってきます。では私は何を積極的に食べれば良いの?と悩まされると思いますが、栄養素を補う前に大切なのは、身体が嫌がっている食材を見つけ控えることも忘れてはいけません。体質改善の食事はまずは引き算の食事から始めることが重要です。身体にいらないものを食べないこと。ご自身は好きで美味しくいただいているものでも、身体は負担に感じている食材があるのです。身体が食の

ストレスから解放されると必要な栄養素を吸収しやすくなり身体の隅々までめぐります矢印

 <では、いらないものとは?>

 点塩分や添加物の多い加工肉→ハム・ソーセージ・ベーコン

 点トランス脂肪酸の入った食品→マーガリン・ショートニング・インスタント食品・パン・冷凍食品・スナッ

                      ク菓子

 点精白された砂糖の入った飲食品→清涼飲料水・菓子類・パン・ケーキ

 

 【体質改善と睡眠】

 生きている中で約1/3~1/4は寝ていると言われます。そう考えると日本人女性の平均寿命が86歳とすると21~28年は寝ていることになります。なんだか人生を無駄にしているように感じますが、この睡眠は私達にとって欠かすことのできない重要な行為なのです。睡眠は1日の身体の疲労回復のためだけで

なく、起きている間休むことがない脳の休息のためには欠かせないのです。睡眠中は体温が下がり、

昼間フル活動していた脳を冷やすのです。よく眠ることによってクールダウンされた脳は休息を取りながら機能を調整し、起きると同時に身体の隅々に正常な指令を送るよう準備をするので体質の改善には

重要な要素となります。睡眠不足が続き、大脳が疲労したままの状態での体質改善は大変難しいわけ

です矢印

 睡眠の効果1:脳と身体の疲れを取る 睡眠の効果2:ストレスの浄化 睡眠の効果:記憶の整理

 睡眠の効果4:身体の成長や老化の防止 睡眠の効果5:免疫力アップ

 

 <質の良い睡眠をとるために・・・>

 点朝起きたら窓を開けてしっかり部屋に太陽光を入れましょう!

  自然に太陽の光が浴びられる部屋で支度することで、メラトニンの分泌を抑制し目覚めが良くなりま

  す。

 点毎朝必ず食事をする!

  毎日、一定の決まった時間に朝食は食べましょう。特に3つのバランスが取れる食事が効果的です。

  ① エネルギーになるもの・・・オレンジジュース・ヨーグルト・果物等ジュースR-1ラベルめろん

  ② お昼までお腹に溜まるもの・・・ソーセージ・ベーコン・卵・焼き魚・納豆等ソーセージベーコン目玉焼き魚なっとぅー

  ③ その中間のもの・・・パン・ご飯等食パンごはん

 点夜の9時頃から間接照明にする!

  まずは夜に強い光を浴びないことが大切。強い光を浴びるとメラトニン分泌が抑制され眠りづらくなっ

  てしまうからです。夜9時以降は、強い光を浴びないためにも部屋を間接照明に切り替えましょう。

  天井の照明は消して、スタンド等の照明を壁に当てることで簡単に間接照明に切り替えることが可能

  です。                                             (エステティックジャーナル抜粋)