エナジードリンクで急性肝炎例 | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 栄養ドリンクエナジードリンクによる急性肝炎の報告が「BMJ Case Reports」オンライン版に掲載された。日本では

自動販売機での購入も可能なエナジードリンクだが、カフェインと砂糖の含有量の高さなどで海外では未成年に

有害であるとして禁止を訴える声もある。短期的な興奮性の増強による不眠・イライラ等の症状・興奮性反応が

収まった後の疲労感や倦怠感等を訴える人も多いふきだし

 今回はレアケースとしながらエナジードリンクによるものと思われる急性肝炎の症例が報告された!!患者は

50歳男性、既往症なしの健康体。診察で倦怠感・食欲不振・腹痛・吐き気・嘔吐・黄疸・暗色尿が報告された。

患者は当初、インフルエンザの症状と考えており全身の黄疸と暗色尿を見て受診したという。建設会社の労働として肉体労働による疲労回復の為にエナジードリンクを服用。その期間の食事・飲酒・喫煙状況に以前と変更点はなかった。診察以前の3週間毎日4~5本のエナジードリンクを飲用。摂取量は毎日約160~200mgで、毒性を引き起すと予想される閾値を下回っていたが以前に報告されたエネルギー飲料に関連する肝炎と同様の摂取量であった。しかし蓄積効果により毒性が悪化する可能性も考えらえる。患者が飲用していたエナジードリンクにはボトル1本につきナイアシン40mgが含まれており、これは毎日の推奨値の200%だった。検査により黄疸と右上腹部圧痛・慢性C型肝炎感染によるトランスアミナーゼ上昇を確認した。この患者の急性肝炎の原因は過剰なエナジードリンクの摂取、特にビタミンB3の大量摂取によるものと考えられた。エナジードリンクだけでなく、他のハーブ系飲料や店頭販売のサプリメントは特に急性肝炎の患者の原因として考慮すべきとされたふきだし

 米国での肝不全の約50%は、薬物誘発性の肝臓障害によるものである。この件と関連する薬物および毒素の

リストは栄養補助食品市場が急速な拡大と共に増加しているふきだし

                                                    (ビューティートリビューン抜粋)