オールインクレジットが支払い遅延 | 一般社団法人 日本医療・美容研究協会 (JMB)

 ◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇多数のエステサロンに被害が拡大中◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

 銀行クレジットカード決済サービスの「オールインクレジット」が資金繰りに行き詰まり契約していたサロンへの

支払い遅延を続けている。年末を控え、より忙しく何かとお金が必要になる時期に被害に遭っているサロンは

怒り心頭で、何としてでも売上代金を支払ってほしいとしているパンチ!

 オールインクレジットの支払い遅延は、本年9月頃より脱毛専門サロン等から「振り込まれていない」という声が

上がり徐々に噂が拡大していった。それでも早く支払ってほしいと電話したサロンには入金があった等と言う

話しもあり情報が錯綜した。10月を過ぎて多数のサロンから支払いが無いと言う声が上がり現実にとんでもない事態になっているということが分かった頃、10月24日付で「支払い遅延のお詫びと返済計画のご連絡」という

文書が加盟サロンにメール等で通達された。その通達は、考えられないほど手前勝手で有り得ないような

内容だったことから加盟サロンが更に腹を立て、やりきれない状態となっている。

その通達文書の内容の概要は次のようなものである・・・

 ●支払いが遅れて申し訳ない。                 ●度々電話をいただきながら対応できていない。 

 ●海外からの決済金が遅延して資金繰りに行き詰った。 ●自社に「債権管理委員会」を設置した。 

 ●各加盟店に返済計画を相談したい。            ●資金が無くて一括返済できない。 

 ●平成29年2月から返済を行い最大24ヵ月の返済を視野に入れている。

 ●新たに資金調達できれば早期返済も視野に入れている。 ●今しばらく猶予をいただきたい。

 ●詳細については11月中旬に債権が確定次第改めて案内する。

 ●返済計画確定後は、必ず期日通りに決済したい。

 海外の決済金が遅延し、資金繰りが行き詰ったのでサロンの支払いができない等という言い訳はクレジット

決済サービス会社が絶対にやってはいけないことだ。サロンは高い手数料を払ってクレジット決済サービス

を利用しており必ず支払ってもらわなくては困る。支払いを受けないとタダで商品を渡しタダで施術を続け

なければならず、サロン営業継続に大きな負担となり最悪な場合はサロンが潰れてしまう。そうなると被害が

二重・三重に広がってしまうメラメラ 

 オールインクレジットは、自社の都合で「債権管理委員会」を作り一括返済できないので来年2月から分割

返済を開始し、最大24ヵ月の分割返済を視野に入れている等、どこまでも手前勝手な理屈で返済を遅らせよ

うとしている、こんな理不尽に誰が納得するというのか。

 また、文書の差出人は㈱AICとなっているがオールインクレジットの運営会社は、㈱オールインクレジット

だったはずである。調べてみると㈱オールインクレジットホールディング・㈱インターベイ等が出てきたりして

どれが本当の運営会社なのか分からなくなる叫び

 

 【海外決済だが大手のカードが使用できて手数料が安いとエステサロンの加盟を募る】

 ㈱オールインクレジットは「安心と強さのクレジット決済ラインをあらゆる業種に供給し、パートナーの

ビジネスの成功と消費サイクルの向上で社会に貢献するという理念で設立した」となっている。その特徴は

1.新しい形の決済ライン 2.請求表示名を自由に決められる 3.安心できるサポートシステムでCAT端末を

使わずパソコンをそのまま決済機器として使用する対面式リアル決済をうたっている。サロンは通常の大手

カードが使用できなくなってしまった。そこで海外決済だが大手のカードが使用でき手数料が他のクレジット

決済会社より安いという理由などでオールインクレジットとの取引をするようになったという。

 オールインクレジットは㈱デジックスのグループとして大きく関係しながらクレジット決済サービスを行って

いたようでオールインクレジット加盟のサロン関係者がデジックスの社長に面会を求めるも、いつも不在で

会えないのだという。

 これまでサロンは何回もクレジット決済サービスの会社に倒産され、売上代金を払ってもらえないという被害

に遭っており今回のケースもまたやられてしまったという印象だ青ざめるまだオールインクレジットは倒産していない

ので、是非とも全額を返金してもらいたい。「一括返済できないので来年の2月から分割で支払いたい」等という勝手な提案をされても困るのだむかっ

 

 【クレジットの利用はお客様ファーストで本当に信用できるクレジット業者との取引を】

 クレジットカードを利用していただき、せっかく確保したサロンの売上を代行している決済サービスの会社が

入金してくれない。こんなことをされたのでは、たまったものではない。クレジット決済サービスのオールインクレジットはサロンへの入金を遅延し取引していたサロンが被害を被っている。オールインクレジット側は「資金

不足で一括返済できないので来年の2月から分割で返金させてほしい」等と手前勝手な連絡をしているようだが

冗談ではない、こんなことが許されるはずがない。オールインクレジットがサロンへの支払いを先延ばしにして

会社を存続させて支払いを受けなかったサロンが倒産するという悲劇だって起こり得る。そんな理不尽が

現実となっている汗

 サロンとクレジットの関係はお互いの利益となり大きく発展してきた。しかし、契約や返金等にまつわる

トラブルが発生し特定商取引法・改正割賦販売法の施行により、その取引が大きく規制されエステ業界から

手を引くクレジット業者が相次いだ。また大手サロンの倒産をはじめ、多数のサロンの閉鎖・倒産が起因して

クレジット業者がサロンとの取引を大幅に縮小するようになった。

 そんな状況下で台頭してきたのが、クレジットカード決済代行の会社であった。そこではサロンでの売上を

海外で決済するという常識外れの手法が使われるのだがサロン側も背に腹は代えられず利用を高めて

いったという経緯になる。クレジット決済代行会社の不履行で思い出されるのは、㈱ケー・ティー・トラストの

倒産がある。ケー・ティー・トラストも海外決済のクレジットカード代行を行っていた。同社が倒産したのは

2014年4月だが、そのだいぶ前からサロンへの支払いを遅延させ大問題となった。その時も全国の多数の

サロンが被害に遭ったおじさんエステ業界では、ケー・ティー・トラストは計画的に倒産をしたのではないかとみる

向きが多かった。というのも、ケー・ティー・トラスト倒産後すぐ新しいクレジット決済代行会社を立ち上げ、

サロンへの営業を開始するという笑えない話があったからだ。

 サロンはクレジットが必要とされるが、いい話しにはくれぐれも気を付けて、是非お客様ファーストの利用を

心掛けてほしい注意                                     (BELLEZZa抜粋)