▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲監修無しのずさんなコンテンツ▽▲▽▲▽▲▽▲▽▲
【無断転載・薬機法に抵触、医学知識の乏しさ】
「WELQ」はココロとカラダの教科書をキャッチフレーズに医療・健康・美容情報をまとめた記事を公開しており
月間閲覧数は2.000万件。記事は編集部や外部のライター・ネットユーザーからの投稿記事で作成されている
ことを標榜していましたが、医学知識に乏しい感覚的な執筆ソースがそのまま使われ、そのため多くの記事が
薬機法に抵触しています
同社は「餃子の王将メニューでアレルギーは起きるの/蕁麻疹やかゆみと嘔吐や下痢の症状は注意/吉野家
アレルギーって何?/アナフィラキシーショックが起こる?」等、科学的根拠が無いにも関わらず、特定企業を
名指しした記事をそのまま公開していました。肩こりの原因を探る記事で「幽霊が原因」と非科学的な根拠を
紹介したり妊婦用の風邪薬として葛根湯を推奨。これに対し漢方専門薬局が「主成分の麻黄は妊婦に良くない
のでは?」と心配する等「これで医療メディアと言えるのか」と問題視する声もありました
同社は記事製作者に他媒体や他サイト記事の流用を推奨するマニュアルを渡していました。元記事から「です
ます」や名詞を他の類語に置き換えて表現の一部を書き換えることで著作権に触れないように指導。記事末尾
には「情報を用いる利用者について正確性・完全性・有益性。特定目的への適合性、その他一切について責任
を負うものではありません」と免責を宣言したクレジットを表記して自己完結する仕様となっていました。エステ
業界がお客様へ確かな情報を提供するために消費者への効果効能を言うにはエビデンスの明示、またそもそも
薬機法をはじめ薬事三法を順守しなければならない厳しい制約があるなか、大手メディアの不特定多数の閲覧
可能なインターネット広告サイトで大量の怪しげな情報を流布させていたのです。記事を読んだネット閲覧者
達が内容を無批判に信じてしまう可能性を考えれば、同社は悪徳の構図にあることが明白です
【目的はネット広告収入】
インターネットBOTで大量の元記事を収集、自動リライトソフトで著作権をかわしつつキュレーションメディア
を構築していた目的は文字通りSEO対策です。検索されやすいキーワード候補を残すためにこのような
大掛かりな仕掛けを作ったのです。全ては広告収入を上げるための行為です
12月5日現在、同社が運営するキュレーションメディアは「WELQ」の他に「CAFY」「iemo」「Find Travel」
「JOOY」「cute」「PULL」「Upin」「GOIN」を一時非公開にすると発表。唯一運営を続けると発表していた女性
ファッションサイト「MERY」からも無断転用が発覚し8割以上の記事が削除され12月7日から全記事が非公開
になりました
同社の代表は記事の内容について「後から監修を付ければ良いと考えていた。認識が甘かった、東京都
福祉保健局から記事の内容についてヒアリングをしたい連絡を受けている」とインタビューに答えています。
まさに敗軍の将、兵を語るというオチです
(BELLEZZa抜粋)