2年前に全米公開され、日本ではDVDスルーにもなっていない低予算コメディ映画
ま、その理由は言わずもがななんですが
今になって日本公開された理由は
現在、全米公開中の"ピッチ・パーフェクト２"がアベンジャーズ２を抜いて爆発的にヒットしているから
低予算コメディ映画が渾身のマーベル作品を捲るんですから、映画ってほんとバジェット(予算)だけじゃないってことですよね
お話はね単純明快
結末は誰でもわかるし
とにかく下品で下ネタ満載のコメディ映画
ストーリーだけでも十分に楽しめる映画だと思います
それでもね
多少はこの映画に出てくる楽曲や映画は知っていた方がより楽しめると思います
(年代問わず)
最低限抑えておきたい代表的な印象的なものをいくつか貼り付けます
日本ではバブル時代に流行った曲
僕は今でもたまに聴いているんですが
この映画を観るとちょっと嫌いになりますよ(笑)
あんなダサいリミックスは中々ないと思います
これを鼻歌で歌えたらもしかしてあなたも、、、
ピット・ブルは知って（聴いて）いた方が盛り上がれると思います
物語のキーとなるのでこの曲はマストです
そしてこの曲が使われている映画
『ブレックファスト・クラブ』
この作品を知らないとクライマックスでの展開の意味はわからないと思います
(この映画がなければ『桐島、部活やめるってよ』もなかったかも知れない)
これらはほんとにごく一部です
劇中で使用されている曲は年代、ジャンル問わず様々あります
主人公はデヴィッド・ゲッタなのに
なぜ父親はP.ディディなのか？
なぜあそこでヒラリー・スワンクの名前が出てくるのか？
メーカーズのリーダーはなぜシスコを最高だと言うのか？
なぜバスで会場へと向かう途中でアノ曲を歌うのか？
なぜメーカーズのラストはアノ曲なのか？
なぜ"ブレックファスト・クラブ"なのか？
少しでも理由がわかるともっともっと楽しい作品になると思います
日本人の若者の洋楽離れは深刻だそうです
いまの人たちは洋楽を聴かないし、コンサートチケットも売れないそうです
これも映画における洋画離れ同様にテレビ等が原因ではないかと思っています
僕らが子供の頃は
地上波で深夜～朝まで洋楽のミュージックビデオが延々と放送されていたり
現在はBSになってしまいましたが、ベストヒットUSAなんかも地上波で放送していました
ラジオも昔は喋りのAM、音楽のFMなイメージでしたが、今はFMもお喋りが圧倒的に多いような気がします
いまって洋楽を解説してくれるモノや人がが不足してるんですよね
だからみんな興味を持たなくなる
手軽に異国文化や言語に触れるのに映画や音楽は欠かせないツールだと思います
だからこそ観て、聴いてほしいのに、、、
このまま日本はガラパゴスになって行くんでしょうか？
微力だけどなんとかしたいですね
ちなみに
劇場は女性客がひじょーに多かったです
恐らく大半の方は"Cups"を楽しみにしていたんでしょうが
劇中では結構なあっさり感で
物語的にもさほど重要なシーンでもありませんでした
おそらくこのミュージックビデオの方が存分に楽しめると思います