腫瘍内科医の話では・・・ | 声が出なくなって見えたもの

声が出なくなって見えたもの

甲状腺腫瘍の手術をしたら声出なくなったおじさんの回復過程とその後の再発記録です。

先週のCT検査結果(腫瘍内科編) 前回の耳鼻科につづき、腫瘍内科医からも検査結果の説明を受けてきました

 

外は曇り空。雪道の交通事情を考慮し、いつもより30分早く家を出る。昨夜から積もった車の雪を払い落しH大学病院へ向かう。車の流れは予想以上に順調だ。

 

予約は10時30分。少し早く着いたので写真を撮ってみる。

イチョウ並木は雪並木へと変わり、すっかり冬景色。

 

寒い・・・ 程々にして病院へ向かう。

 

自動受付を済ませ、腫瘍内科外来待合で待機。5分後くらいに呼ばれて体温と血圧、体重を測定する。更に待つ・・この診療科の待合の人達の表情は暗く感じる。単なる思い込みなのだろうが、段々不安になってくる。まだ呼ばれない・・・

 

25分遅れで呼ばれました。

 

★★★★

ここに記載していることは、私の症状について通院している腫瘍内科の担当医の話を聞き、私の解釈でまとめたものです。

すべての病院、医師が同じ考え方という事ではなく、治療に関する考え方、私の聞き違いや解釈違いもあることを前提でお読みください。

 

まずは、尿検査の結果から

「全く問題なし」

分子標的薬「レンビマ」の副作用に尿蛋白があるため確認が必要なのだろう。

 

血液検査

「問題なし」

肝臓の数値が8月のヨード治療時の検査と比較し大きく改善していると説明された。恐らくスポーツクラブへ通った成果! 過去、人間ドックの結果からも運動をすると改善されるのは解っていた。分子標的薬「レンビマ」の副作用に肝機能障害があるため確認が必要なのだろう。

 

造影剤CT検査結果

耳鼻科医師の説明と同じく肺転移は2月から変わらず小さいまま。頸部リンパ節は、若干大きくなっているが現状では血管に近い場所ではなく気にするほどではない。

 

以上の診断結果から腫瘍内科は経過観察継続。次回の血液・CT検査は6か月後となりました。

 

<以下、私からの質問>

ゲノム検査の結果から、効果が期待できる分子標的薬を複数の中から選ぶことができる癌があるが、甲状腺癌はそうならないのか?と聞いたところ、日本では癌腫ごとに安全性と有効性が確認されていなければならない。日本では使えず海外では使えている薬もあるので、そういう意味では日本は遅れている。(ゲノム検査で、効果ある薬が解っているのに、それが使えないのは医者もおかしいと言っていた)企業も頑張っていて治験も進んでいるので、その結果が出れば国も認めてくれるかもしれない。

※現状、甲状腺では、RET遺伝子とBRAF遺伝子。

 

BRAF遺伝子に効果がある薬(ビラフトビ・メクトビ)とレンビマの副作用の違いは?副作用の出方が違う。レンビマと比較すると高血圧、蛋白尿、下痢は少ない。多いのは網膜剥離みたいなものが出ることあがある。薬の量を減らして対応できるものもある。

 

腫瘍内科医の診察時間は約10分でした。

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私は分子標的薬を否定している訳ではなく、いつのタイミングで使うのが最善なのか?を考えています。見極めを間違え使えなくなってしまったら、そのときです。

 

QOLを下げない生活をできるだけ長くするのが願い・・・何をすれば良いという事はありませんが、身体を鍛え続けれるためにも今年は雪道で転倒して骨折などしないよう注意しなければなりません。

 

暖かくなったら「赤の1号」でまた旅人ができそうです。

 

いつも励ましのメッセージやコメント頂きありがとうございます。

 

病院帰りに行ったパン屋の話はこちらです。