SWRでどれだけ変わるのか? | JL7KHN/ミヤギKI529のブログ

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飛んでけ しょぼ波 どこまでも~

■例のリグは?

勝手に「SR01X発売記念」として書いた先日の記事。そう言えばですが、肝心なSR01Xのメーカーwebページが無くなっちゃったんですね…商品詳細ページまで削除する必要は無く、寧ろ変な憶測を呼んでしまうので、残された方が良かったのでは?


なんてね。


裏ではプロトタイプのテストをしているとかしてないとか、噂は色々ある様です。


今買うなら、私ならNTS115Aの中古の一択かな?とは思います。あくまでも個人的な意見ですが。



■アンテナチューナーの続き

さて、前回はSWRとロスについて理論値を出しました。

今日は「SWRと実際の感度変化量」について実証試験をやってみました。


↓適当に荷物を積んで出発


■実証試験条件

・場所

鬼怒川河川敷で、地面の抵抗率が非常に良い所です。


・アンテナ
自作のフルサイズVダイポール(バラン入)です
これを27MHzに調整。
(今思えば、アマチュア無線バンドの方が良かった)
アンテナアナライザーは同軸先端が校正端面。スミスチャートがわかり易いのですが、話を簡単にする為にSWRで行きます。

・アンテナチューナー
コメットのCAT-10。10Wまでですが、挿入ロスが少なくCLCC型で整合範囲が広い事が特徴です。
良く出来ていますので、購入するならオススメでも有ります。

・発信器
そこそこの出力が要るので、リグエキスパートのアンテナアナライザーを流用します。
こんな感じで、受信用ロッドアンテナを付け、場所や置き方が変わらない様に注意します。、
これを1波長以上離れた場所に置きます。(写真の関係でちょっと近いが、実際はも〜っと離れた場所へ置いた)


こんな状態で、IC-705にてアナライザーのRFを受信し、SWRとの関係を見ていきます。


■測定結果
・SWR=1.0 いわゆる理想状態

受信レベルはS6.0といった所

・SWR=2.0 気にする人は気にしてしまうレベル
これはアンテナチューナーでズラしている

受信レベルはS6.5、上がった?(笑)

・SWR=4.0 ポーダブルCB機で運用されている方の様子を見ていると、大体このくらい以下でセッティングされている方が多いと思う(虚部が少しキャパシティブ)

受信レベルはS6.0

纏めると
受信での確認実験でしたが、見事に変わらないという結果になりました。


■結論
結局のところ、アンテナと整合回路の共役状態が性能に殆ど影響を与えない事が分かりました。
故にアンテナチューナーを無理くり内蔵せずとも、吊るしで何とかなるのは確かです。

しかしながら、CBは短縮される事もあり、帯域が少し狭くなります。
ですので、普段運用する状態でアンテナマッチング回路や出力段、フロントエンドの調整をする事が結構大事になります。

ただ、CBはそんな事が出来ませんので、車体と上手く結合させて接地抵抗を下げ、極端な帯域外で使う事を避けてやるだけでも、結構飛び受けが良くなってくれます。