■ま〜た、くだらない事を
今年はEsがだらしない感じです。アマも辛いので、つい"powwwweeeerrrr!"とツマミに手が伸びそうになりますが、Power is evreything. More is better.…では無いので、Towards higher frequencies.…となってます。
とは言え、アマも高い周波数程少なくなります。いっそのこと10G以上にシフトしても良いかも、なんて最近は思ってます。
さて、愚痴はこんなところで。
ちょっと気になっていたNTS115Aの実験をしてみました。
■電圧を高くしても変わらないけど、変わること
NTS115は流石の設計で、昔ながらに高耐圧の部品にコレクタ電圧を上げて突っ込む様な変調方式ではありません。
なので、いくら外部電源を高くしても、壊れるリスクは高くなりますが、残念ながら出力が高くなる訳ではありません。
その実験結果については、以前に公言してます。
さて、では外部電源を使ったら何か良いことがあるのでしょうか?
まず最初は、内蔵電源に三脚の組合せ。
これは西無線さんが当初考えていたスタイル?です。
この状態で、RFIを測定してみます。我が家はハイセイリングなのでアンテナは目一杯延ばしても十分余裕がありますが、軽量鉄骨造で躯体の影響を受けてしまいます。その点はご了承を。
この吊るしの状態で、検出電圧値は500mV。低っ!
(高周波電流検出特性を検証していないので、混乱を招かぬ様に電流換算はしてません)
次は、外部にシールドバッテリーと、ちょっと長めの電源ペア線で電源供給した時を測ります。
値は1065mV。
跳ね上がりましたね〜。
では今度は電源ケーブルに載るコモンモード電流を測定してみます。
すると、1,106mV。かなり流れています。
次は、コードを少し丸めて短くします。物理長は変わりませんが、電気長は変化します。
すると、522mV。激減しました。
その時のアンテナ電流は、378mV。こちらもえらく低下しました。
■波長チョッキリがベストじゃ無いけど…
と言うことで、三脚直付け運用する時は
・内部抵抗が低い外部電源で、
・ソコソコの長さのケーブルで、
・地面からソコソコ浮かせた状態
が良い(一部記載の実験結果は、本記事には記載してません)
となりました。
ですが、ちょっと"ややこしい"事にお気付きの方がいらっしゃるかもしれません。
そう、1枚目のアンテナ電流とリグのインジケータ表示、2枚目のアンテナ電流とリグのインジケータ表示が逆転しています。
これが、単純にインジケータだけでは評価出来ないと言っていた部分になります。
インジケータが振れば良い、というわけでもないのが、ややこしい所です。