■ハンディー機の新技適化
いや〜、凄いですよね。またフクオカ局が新技適にチャレンジされ、無事認証合格されました。
勝手ながら、盛大に祝福してます。
おめでとうございます。
何が凄いって、680にノイズブランカとアンテナチューナー、ゲイン調整をぶち込んだ様です。(Xの写真からの勝手な推測)
しかも、私の好きな、
・見た目は限りなくノーマル
・性能重視
です。
マイコン使った機能追加は、ぶっちゃけ超楽です。ヤフブロ時代に散々くだらないマイコン特権乱用の記事を上げていましたので、一部の方はご存知かと。
でもそうでは無く、「交信する為の基本的性能を上げる機能」であるのは素晴らしいの一言。
もう尊敬です。
全く、栃技研は何やってんだ?と怒られそうです…
■目玉のアンテナチューナー
これ、欲しい方って沢山いらっしゃると思います。
アンテナチューナーは、簡単な様で、小さいサイズでロスを低く作るのは結構難しいんです。
現に、バリコンとコアの並列共振を使ったものは、実測して驚きましたが、電力の半分くらいはロスになってしまいます。
まぁ、雑な作りだったというのもありますが…
何れにせよ、共役回路を上手く作るのがとても重要になります。
■アンテナチューナー有りと戦うには?
NTS115は、アンテナマッチングが簡易的に見られる様になっており、それが手頃な故に気にされる方が多いと聞きます。
振れば良い、と言うわけでは無いですが、そこそこは振らせ、アンテナチューナー搭載機と戦いたい!(?)のが当たり前の性です。
しかし、上手くマッチングが出せない場所や個体もあるわけです。
そこで、合法的にやれるとすれば…
ということで、アイデアをひとつ紹介します。
■いざ、トライ
使ったものは
・87Rロッドアンテナ
・アルミ板(筐体代わり)
・お手製ローディングコイル(私の一部技適機で使用したものを実験の為にちょっとずらしたもの)
コレを使って、先ずはSWRを測ります。
すると、SWRはちょい上に来ます。
気に入らないですよね?(笑)
するとどうでしょ?バッチリどセンターに来ます。
さて、次はNTS115でやってみます。
鉄骨造の部屋の中なので、だいぶイマイチですがご容赦を。
こんな感じで、クリップを挟むとマッチングが改善方向へずらす事が出来ます。
メカニズムは単純で、ローディングコイル近くにキャパシティハットを付けると、アンテナ共振点を比較的大きく下げる事が出来ます。
また、アンテナ全長を変える事無く、しかもアンテナ型式も単一型から変更になる訳でも無く、外部アンテナに接続される訳でも無いので、法規上も問題ないと思います。
共振周波数を上げるにはアンテナを縮めれば良いですが、共振周波数を下げるには有効な手段になります。
要は、ロス無しの外付けアンテナチューナーと言うわけです。