SONY-ハンディーCB機用パワープロテクターの開発状況について | JL7KHN/ミヤギKI529のブログ

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■SONY製ハンディーCB機の”あるある”

CB界において、圧倒的な人気を画したSONY製のハンディー機。CB無線をやっている方ならば、必ず一度は手にしたことがあるのでは?と思うくらいです。

 

そんなSONYのハンディーCB機、例えばICB-87Rや、ICB-870T、ICB-880T等、比較的昭和後半の機種に使われていたロッドアンテナの根本についている、あの”赤いフンドシ”。

運用を終え、アンテナを畳んだ時にメカ的に電源スイッチが切れると言う、如何にも日本人らしい配慮がたまらないのですのが、あるあるとしては、折れたアンテナを取り替えた時に付け替えようとすると外れないくせに、あの赤いプロテクターがポロリと外れいつの間にかどっかに行っちゃう事。

 

 

■無いなら作ってみよう

世の中便利になったもので、3Dプリンターという物が普及してきております。CADソフトが使えれば、図面を書いてポイッとプリンタに投げれば樹脂成形されたものが出来上がります。

今回はその3Dプリンタを使ってこのパワープロテクターを作ってみました。

3Dプリンタを使うことで、このプロテクターの色も自在に作ることが出来るのです。

 

 

■簡単な様で、実は簡単では無い3Dプリンタ

別に3Dプリンタネタを書きたいわけでは無いので詳細はチョキチョキしますが、実は3Dプリンタも意外とノウハウがあり、そうそう簡単にうまく出来るものでもありません。

このパワープロテクターはちょっと前からローカル局にも見てもらったりしていましたが、今回の3試作目でだいぶ良い形になるようになってきました。

 

▲トライ2の外観。ほとんど問題無い出来ではありますが、スイッチを切るタブの部分が少し崩れてしまいます。

 

 

■3度目の正直

使っているプリンタは家庭用では無く、ちょっと良いやつを使っています。それの一番高精度でサポート材等を工夫しながら、積層痕を少なくしたり空中に浮く部分をキレイになるように修正を加えています。

3回目にして、だいぶ良くなって来ました。感覚的にはコレが限界かと思ってます。

 

 

■最終形態

思いの外、私以外にも必要とされている方がいらっしゃる様ですので、出来る限り頒布出来るように進めたいと思っています。

無論、3Dプリンタで作ったものがどういうものか?という事を知っていて、「それでも良いよ」と言っていただけるのが前提ですが。